今更だけど改めて!面談と面接の違い

採用ノウハウ

こんにちは!LeINの廣田です。
カジュアル面談という単語を、採用界隈にいらっしゃる方なら一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
最近では候補者の方から、「面談ですか?面接ですか?」といった確認があることすらあります。そこで今回、改めてにはなりますが、そもそも面談と面接ってどう違うの?ということを書いていこうと思います。

面談と面接の違いを知り、正しい面談のお作法が広がる事で、日本の採用現場から悲しいすれ違いをなくしましょう!

■面談はいつごろから普及してきたのか
私の体感値ですが、面談もしくはカジュアル面談という単語が普通に使われるようになってきたのは、ダイレクトリクルーティングリファラル採用が、アーリーマジョリティ層に受け入れられはじめた5-6年前頃です。
ダイレクトリクルーティングやリファラル採用は、まだ転職するかも分からない方に対して、自社の特徴やポジションをお伝えし、興味を持ってもらってはじめて応募につながります。その為まずは、候補者に対して自社を知ってもらう場が必要となります。この場として面談を用います。

最近だと面談もオンラインでしょうね。

ちなみに、人材紹介経由の方に対して企業がいきなり面接できるのは、すでに人材紹介会社にて、企業の説明、要件の確認を行い、応募意思を獲得しているからです。つまり、人材紹介会社は、候補者との面談を何回も重ねて各社の企業説明を代行してくれているのです。(人材紹介会社に、正しく自社を知ってもらっているか、自社や当該ポジションの魅力をPRできているかが大事なのがわかりますね!)

 

■面談と面接の違い
1)「合否の判定」の有無
さて、ではこの面談と面接についての違いですが、ずばり最大の違いは、その場を通じて合格/不合格の判定が下るかどうかです。先に記載した通り、面談は、まずは会社と候補者の相互理解を目的として設定しているため、合否は伴いません。ここの認識が間違っていると、ともすると「面談と言われて行ったのに、不合格通知が来た」とクレームにつながることすらあります。
企業側の皆様は、無用なクレームを生まないためにも「今日は面談だっけ?面接だっけ?」と事前に人事に確認をするなど、ご留意いただきたいポイントです。

2)面談の目的は、自社を知ってもらう事
面接に臨む候補者は、既に志望動機を持っていますので、事前に会社をリサーチした状態で臨んでいます。よって面接の場では、会社説明とスキルチェックの時間配分は1:9の割合で十分です。面接官は、候補者のスキルの確認や、募集ポジションへのフィットの確認に時間を割き、正しい情報を持って合否判定を出すことが求められます。
一方で面談は、お互いに初めましての状態ですので、候補者も企業の情報を十分持ってはいません。そのため、まずは企業側から現在のリアルな情報を候補者に伝え、自社や当該ポジションに興味を持ってもらうことが重要になります。
私は、面談はマンツーマンの広報活動だと捉えています。自社が興味を持った候補者に対して自社の現状を伝え、その候補者が活躍できるポジションを推察し、応募意思を獲得する、30分から1時間でこれらをうまく進められたときには、ちょっとしたガッツポーズが出ますよ。

この方はBポジションですね、という合意形成ができると気持ちいい~

 

■面談の上手な終わらせ方
企業の方に面談の方法をお伝えすると、「とはいえ、話してみた結果、あ、違ったなって思った場合、もう一度面接にお越しいただくのも申し訳ないですよね。」というご質問をいただくことがよくあります。
結論からお伝えすると、たとえそう思っても、応募が来た場合にはきちんとご対応いただく必要があります。
手間がかかる、工数がもったいないとおっしゃる企業様の気持ちもよーーーくわかります。一日に何回も面談を行っていると、なるべく効率的に進めたいですよね。

が、そこで面談のルールを破り、合否のジャッジをしてしまうのはルール違反なのです。個人的には、このひと手間が無駄だと主張する前に、面談時にお互いに違ったねという合意がとれるような質問力なり問いかけをする努力をするべきかと思います。
「今の話に出てくるような事業は、正直、現状は考えていない。」「この会社の課題としてはまさにそこで、正直、転職されてきても状況は変わらないと思う」というように、企業側も言いにくい現実をきちんと伝え、候補者としても判断できる情報提供を心掛けましょう。

候補者が判断できるような情報を伝えるのも面接官の役目です

 

■カジュアル面談のメリット
ちなみに私はカジュアル面談が大好きです。工数的には大変な面もありますが、それを上回るメリットがあると思っています。
私は人事という立場でカジュアル面談を実施していましたが、面談前に、「私には合否のジャッジ権はない」とはっきり明言していました。(実際に、内容の申し送りはしますが、ジャッジ権はありませんでした。)そうすることで、気軽に、対個人で話を聞くことができます。対個人で話を聞くと、その方がなぜ自社に興味を持ってくれたのか、今後何をしていきたいのか、転職で何を変えたいのか、月並みな質問ですが、割とざっくばらんに本音を話してくださいます。
そして、その本音を聞くことにより、入社後のパフォーマンスが変わってくるのです。ちなみに、私自身も転職経験がありますが、初めての転職は、子供が1歳の時でした。両家からはもう少し待ってもいいのではと疑問の声が上がりましたが笑、私としては、子供を預けて働くのであれば100%納得して働きたいという想いが強く、転職を決めました。
自身の転職経験上でも、きちんと自分の置かれている環境を企業に説明し、マイナスポイントだろうなと思いつつも、恒久的な深夜残業は厳しいことなど、企業の了承を得た上で入社をしたので、この状況の私を入社させてくれたのだから、入ってみてから話が違う!ということは言わないようにしようと決めました。
面談で、お互い本音を打ち明けて、その上で合意が取れた企業に入社するならば、候補者の覚悟の決め方も違ってくるのではないでしょうか。

覚悟を決めて、晴れやかに入社しよう!

 

いかがでしたでしょうか。今回は、面談と面接の違い、面談のやり方、面談のメリットなどについてお伝えさせていただきました。面談は工数がかかり一見手間に思えますが、巡り巡って、パフォーマンス向上や愛社精神に繋がると思います。なにより、お互いきちんと状況を理解した上で働けるって気持ちがいいですよね。ダイバーシティを育む第一歩だと思います。

それではまた!