【直近1年のスカウトデータ公開】ITエンジニアを採用したい方へ。LinkedInで相性のよい職種は?

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こんにちは。LinkedIn(リンクトイン)のビジネスパートナーをしています。直近1年の LinkedIn(リンクトイン)での ITエンジニア返信率データがまとまりましたので、データを公開したいと思います。企業用のLinkedInスカウトライセンスを使用したスカウトの生データです。

 

そもそもLinkedInってなに?の方は、まずこちらをご覧ください。

目次

  1. LinkedInスカウトについて
  2. IT職種別返信率データ
  3. IT職種別 スカウト振り返り
  4. まとめ

LinkedInスカウトについて

LinkedInではデータベース上の登録者へスカウトメッセージを送ることができます。一次繋がりの相手には無料で送信できますし、繋がりリクエストをする際に短いメッセージを付けて送ることもできます(現在はPCからのみ可能)。法人契約版の有料機能スカウトを利用すると、繋がりがなくてもDB上のほぼ全ての方にスカウトメッセージを送ることができます。LinkedInの登録者は世界中で6億9千万人くらいで、日本は250万人位。この膨大な登録者がスカウト対象になります。1ライセンスで月に150通打つことができ、返信があればクレジットが返ってきます。

画面はこんな感じです。

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画面の左側にある検索フィルターを使ったり、ブーリアンと呼ばれる文字列検索を使って候補者を探します。転職に興味がある候補者に絞って検索することもできます。ちなみに私がよく使うフィルターTOP3は「場所」「卒業年」「言語(日本語や英語)」です。

IT職種別返信率データ

まず、日本国内でのLinkedInスカウト平均返信率は、平均15~20%です。対してIT職種のLinkedIn上での平均返信率は12~15%位と聞いていますので、全職種の中でも採用しにくいタイプの人材であることは間違いありません。しかしIT職種でひとくくりにせずに「ITのなかでもどの職種なのか?」という詳細をみてみると、返信率はずいぶんと異なります。

実際の直近1年 IT職種返信率データはこちらです。

無題

IT全体で返信率が20.2%,受諾率が11.6%という結果になりました。しかし職種によってだいぶ結果が異なっています。
—返信者の中には辞退者のお断りメッセージも含まれていますので、有効返信は「受諾率」で判断することになります。
※データは弊社実績で取得しています。LinkedIn社からは公式での細かい職種別のデータは提供されていません。参考値としてください。

IT職種別 スカウト振り返り

●登録者の数が多い職種–アプリ・インフラ・ITコン・ネイティブアプリ
アプリケーション(web、業務系)開発とインフラ(ネットワーク、サーバ中心)エンジニアはよい結果となり、相性の良さを感じました。候補者も多くサーチもスムーズです。ちなみにアプリケーションについてはSIerの方よりもweb業界の方が登録数が多いです。

一方で、ITコンサルとネイティブ(スマホやタブレットなど)アプリ開発エンジニアは苦戦を強いられました。LinkedInに限らず、どちらもレッドオーシャン人材で日常業務も忙しい方々なので、短いメッセージに魅力を詰め込む工夫をしました。

●登録者の数が少ない職種–DB・データサイエンティスト・デザイン・組込
DBエンジニア、データサイエンティストについては手ごたえがありました。ただ国内における就労人口が少ないため、スカウト数にすぐ限界がきてしまいます。量より質。1人1人に対してカスタマイズした、丁寧なスカウトを心掛けました。

デザインはざっくりwebUX/UI系とゲームデザインの方に分かれますが、どちらも日本語ネイティブの登録者が少ないです。元々リファラルでの転職が多い業界と聞きますので、LinkedInがビジネスSNSであることを活かし、企業情報をしっかり発信して候補者をエンゲージした状態でスカウトを打つか、リファラルの見える化をしてから繋がりを活かしてスカウトすることをお勧めします。

組込ソフトは返信率や受諾率が高くはないですが、他のチャネルと比較すると製造業企業の利用がまだ少ないからか、ブルーオーシャン寄りだと思います。カジュアル面談からの決定率は高かったです。手ごたえを感じたマーケットでしたので、お勧めします。

このデータは約9割が日本語ネイティブの方へのスカウトでしたが、日本語要件が外れるとスカウト成功率はあがります。私自身も返信率が60%を超えた経験もあります。

まとめ

今回、思い切ってLinkedInでのIT職種へのスカウト生データを公開させていただきました。参考になりましたでしょうか。どんなチャネルを使ってもIT採用の厳しさは変わりありません。ただIT人材も様々で、例えば経済産業省が策定したIT人材を体系立てて分類した「ITSS」というものがありますが、IT人材が11の職種・35の専門分野に分類されています。
▼ITSSキャリアフレームワーク(出展:IPA)

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35もの専門家に対してまとめて同じ対策を取っても成功しません。「ITエンジニアが採用できない」とお困りになったときは、まずは分野別に打ち手を変えることを考えてみてはいかがでしょうか。一方で今回公開したスカウトデータは、スカウト元の会社やスカウト担当者の工夫、候補者のターゲディングなど条件が変われば結果も変わってきます。ITコンサルタントやネイティブアプリエンジニアへのスカウトは激戦区とご紹介しましたが、もちろん採用できます。是非チャレンジしてください!

以上、LinkedInでのIT職種スカウトについて共有させていただきました。最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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~LinkedInをカジュアルに~
LinkedIn Official Business Partner レインエコノミックグラフ研究所
CEO 芦川 由香
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