2/12(水)、採用ブランディングをテーマにLinkedInイベントを開催。メドレー社の加藤氏にご登壇いただき、ノウハウを共有いただきました。
採用市場の売り手化が加速。そして採用チャネル・採用手法が乱立する中で、何をどう活用して自社の“採用ブランディング”をあげていくかに課題感を覚えてる企業が増えています。イベントには100名近くの参加応募があり抽選となりました。当日はメドレー社の加藤氏から“採用ブランディング”のノウハウを学ぼうと、たくさんの経営者や人事関係者がご来場され、盛況のイベントとなりました。
全ての情報はお伝えできませんが、イベント内容のハイライトをレポーティングします。
登壇者ご紹介
株式会社メドレー 執行役員 加藤 恭輔氏
採用実務は未経験でメドレー社に中途入社した加藤氏だったが、採用ブランディングを重視した採用戦略を次々と実行し年間100名採用を実現。入社から約3年半で、入社当時約90人だった社員が今は約400名に。昨年12月には上場を果たす。
採用ブランディングの真髄を知る~メドレー社の事例に学ぶ~
■採用ブランディングは“ゴールイメージの設定と共有”からはじまる
採用ブランディングの真髄を知る~メドレー社の事例に学ぶ~と題した本イベントは加藤氏の講演からスタートしました。メドレー社での採用を牽引して採用ブランドを作り上げてきた加藤氏は、様々な会社から採用の相談が入るとのことです。その相談は、「noteに効果的な記事をあげたい」「wantedlyにあげる記事をどうしたらいいのか」等コンテンツ企画の相談が多いそうです。しかし、このHOWの部分から取り組んでいくと失敗しやすい、と加藤氏。
“目的から先に入ってしまったり、他社の真似をしようとしても上手くはいきません。自分たちの欲しい人材を採用できない悪循環に陥ってしまいます。”
誰に向けて発信するのかをしっかりイメージすること。それを経営層だけではなく、採用に関わる現場にも伝え、ブランディングに関するゴールイメージの共通認識を持つ事が大切というお話でした。
■届けたい人に届く“魅力あるストーリー作り”
採用ブランディングとして、会社の魅力が伝わるストーリーを作ろうとしたとき重要なのは、現状の話だけではなく「将来の話」もするところにあると言います。そして今後の会社としての伸びしろ、市場の伸びしろを伝えること、そしてその市場内での競合優位性を明確にすることが重要だと語る加藤氏。具体的にどのような流れでストーリーを作成するべきかも、共有頂きました。
■採用のための“会社紹介資料”
次に、魅力あるストーリーを実際の資料に落とし込んだ、『採用のための会社資料』を作ることの重要性について、お話されました。通常の会社概要はあくまで企業紹介。よって候補者へのメッセージ性が強くないため、候補者にとっては自分ごとにならないまま面接が終わってしまいます。そのため、採用シーン向けに「候補者が主人公になる資料」を作ることが重要だと加藤氏は言います。どんな資料が理想的なのかという点もお話頂きました。
■自社のフェーズに合わせた”戦略的なPRロードマップ”
PRロードマップを作り、半年単位で見直すことが基本行動になるとのこと。コンテンツ設計においては、採用情報・企業情報が偏りすぎないよう意識し、また記事内容にも緩急つけ、バランス良く混ぜているそうです。そしてメドレー社においては上場のタイミングでブランディングメッセージをアップデートされたとのこと。自社のフェーズに合わせて露出できるよう、露出する媒体や内容を戦略的に計画することが大切であると、お話いただきました。
LinkedIn上での採用活動
最後に、LinkedInの活用についても共有頂きました。メドレー社では去年秋ごろから開発職やコンサル職の採用を目指し、LinkedInの活用をスタート。現在、顧問の採用に成功されています。
加藤氏の登壇の後はLeIN, LinkedInから、LinkedInを活用した採用活動について共有しました。LinkedInビジネスパートナーであるLeIN(レイン)からは、実際にHRコンサルとして担当しているお客様のLinkedIn活用事例を共有しました。LinkedIn(リンクトイン)からは、会社ページなど採用ブランディングに活用できる機能について共有しました。
LinkedIn上の会社ページを使った採用広報活動については、無料でもできる事が沢山あります。活用方法についてはこちらの記事にまとめてありますので、是非ご覧ください。
—–最後に加藤氏への質疑応答の時間となり、質問に対して丁寧にお答えていただきました。
その後交流会を行い大変盛り上がり、加藤氏に個別に質問される方や、採用ブランディングに意欲をもつ方々同士が交流を深めるなど、熱気に満ちた会場でした。
次回予告 3月12日(木) LinkedInを使った採用広報勉強会
最後に・・・ご来場頂いた皆様、ありがとうございました。次回のイベントもご期待ください!
LinkedIn/LeIN一同
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