【初心者向け リンクトイン解説】リンクトイン(LinkedIn)とは?

【初心者向け リンクトイン解説】リンクトイン(LinkedIn)とは? リンクトイン活用

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「リンクトイン(LinkedIn)」という名前は聞いたことがあるものの、いまいちよく分からないという方、あるいはリンクトイン(LinkedIn)には興味を持っていても、利用するまでには至っていないという方も多いのではないでしょうか。

そこで今回はリンクトイン(LinkedIn)について、詳しく解説します。

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リンクトイン(LinkedIn)とは

実は「リンクトイン(LinkedIn)」には、2つの意味があることをご存知でしょうか。具体的には下記のとおりです。

  • ビジネスSNSサービスとしてのリンクトイン(LinkedIn)
  • 企業としてのリンクトイン(LinkedIn)

ひと昔前までは、個人が情報を発信するというのは、非常にハードルが高いものでした。情報を発信する手段としては、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌といったメディアなどがありましたが、費用などの面を考慮すると万人に開放されているとはいい難いものだったのです。

その後、2000年代以降にインターネットやスマートフォンが爆発的な普及を遂げると同時に、それらを活用したSNS(ソーシャルネットワークサービス)の登場により、誰もが簡単に無料で情報を発信できるようになりました。

こちらをお読みいただいている方の中にも、Facebook、Twitter、またはInstagramなどのSNSを利用している、あるいは過去に利用していたことがある方も多いことと思います。

では、リンクトイン(LinkedIn)はそれらのSNSとどのような点が異なるのでしょうか。そして、リンクトイン(LinkedIn)とはどのような企業なのでしょうか。

1つずつ解説します。

ビジネスSNSとしてのリンクトイン(LinkedIn)

リンクトイン(LinkedIn)は、世界でもトップクラスの規模を誇るビジネスSNSの1つです。

2022年4月現在、24言語・200以上の国に展開しており、そのユーザー数は世界で7億7,400万人以上にも上ります。ちなみに日本のリンクトイン(LinkedIn)ユーザー数については公表されていませんが、約280〜300万人といわれています。

SNSということで、Facebook、Twitter、またはInstagramなどと同一のカテゴリといえます。ただし、最も大きな違いが1つあります。それはリンクトイン(LinkedIn)が「ビジネスに特化している」という点です。

もちろん、Facebookなども、ビジネスに関する投稿をアップする方、仕事関係の人をフォローしているという方もいます。ただ、投稿の大部分は、趣味や日常といったプライベートに関するもので構成されています。ただ、ビジネスをメインとしたい方には、ノイズとなる情報が多くなってしまいます。

そこで登場したのがリンクトイン(LinkedIn)です。

リンクトイン(LinkedIn)は、基本的に本名による登録や、アイコン画像には自身の顔がわかる画像を使用するのが基本となっています。また、学歴や職務経歴なども詳細に登録できます。

つまり、リンクトイン(LinkedIn)をみるだけで、その人がこれまでどのようなキャリアを重ね、どのような経験を積み、どのようなスキルを有しているかが、一目でわかるのです。

リンクトイン(LinkedIn)発祥の地であるアメリカでは、名刺や職務経歴書の代わりに、リンクトイン(LinkedIn)を利用するのがスタンダードとなっています。

企業としてのリンクトイン(LinkedIn)

ビジネスSNSとしての「リンクトイン(LinkedIn)」については先ほど紹介したとおりですが、企業としての「リンクトイン(LinkedIn)」についても説明します。

リンクトイン(LinkedIn)社は、2002年にリード・ホフマンという人物を中心として創業されました。現在、彼は起業家兼投資家として「シリコンバレーの良心」と呼ばれるほど、シリコンバレーに大きな影響を与えています。

同社は、翌年の2003年5月にはビジネスSNSである「リンクトイン(LinkedIn)」を正式にリリースしました。以降、現在に至るまで、リンクトイン(LinkedIn)社は「リンクトイン(LinkedIn)」の開発・運営を事業を中心に、広告ソリューションや採用ソリューションの提供などを手掛けています。

リンクトイン(LinkedIn)社にとって最も大きな転機となったのは、2016年12月のMicrosoft社による買収です。創業から約14年の間、急激に拡大してきた同社は、Microsoft社によって2016年12月に約262億ドル(約2兆7,700億円)で買収されました。

なお、Microsoft社の2021年第4Qの決算発表によれば、リンクトイン(LinkedIn)社は過去3年間に渡って、年間売上高が100億ドルを超えたことを明らかにしています。

リンクトイン(LinkedIn)と転職サイトの違い

リンクトイン(LinkedIn)に対して「外資系企業が中心の転職サイトでしょ?」というイメージをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

たしかに、リンクトイン(LinkedIn)を活用して外資系企業に転職する方が多くいるのは事実です。ただし、リンクトイン(LinkedIn)と転職サイトは大きな違いがあります。それは両者の「目的」です。

当たり前ではありますが、転職サイトを利用する目的はあくまでも「転職」です。

転職サイト利用者は、時期に違いはあれど少なからず「転職したい」という意思を持っている転職顕在層が中心となります。

また、企業から転職希望者へコンタクトが可能な「スカウト機能」がある転職サイトが多いものの、昨今では自動送信しているようなメールも多く、あまり機能しているとは言い難い状況です。そのため、転職サイトは「転職希望者が企業の募集に応募する」ケースが圧倒的に多いメディアといえます。

一方、リンクトイン(LinkedIn)は前述したとおりビジネスSNSであり「転職」を目的としたメディアではありません。ユーザーは以下のような理由でリンクトイン(LinkedIn)を利用しているという調査結果もあります。

  • リーダーや専門家から学びたい
  • 人生をよりよくしたい
  • キャリアを伸ばしたい
  • 新しい機会を探したい

つまり、リンクトイン(LinkedIn)は自身のビジネスに関する情報発信を行うこと、あるいは他者の情報をキャッチすることで、人とのつながりを深めることが目的なのです。

そして、そのアクションの延長線上に「新たなビジネス機会の創出」や「転職などのキャリア形成およびスキルアップ」という結果が待っているのです。

以上のようなリンクトイン(LinkedIn)と転職サイトの「目的」の違いは、企業の採用活動にも大きな違いをもたらします。

一説によれば、労働者に対する転職顕在層の割合は10%以下といわれています。そのため、転職サイトなどに代表される「顕在層をターゲットにした採用活動」は、すでにレッドオーシャン化しています。

一方、リンクトイン(LinkedIn)のユーザーは転職顕在層だけではなく転職潜在層も多いため、採用活動におけるターゲットを圧倒的に拡大することができます。

リンクトイン(LinkedIn)とWantedlyの違い

リンクトイン(LinkedIn)と同じビジネスSNSのカテゴリに、Wantedlyというサービスがあります。

Wantedlyは日本発のビジネスSNSであり、ユーザー数は300万人、利用企業数は3万7,000社を超えています。日本のユーザー数だけを比較すると、リンクトイン(LinkedIn)とWantedlyは同程度の規模ということになります。

時に「日本版リンクトイン(LinkedIn)」とも評されるWantedlyは、リンクトイン(LinkedIn)とどのような違いがあるのでしょうか。両者はさまざまな違いがありますが、最も大きな違いは「ターゲットとしているユーザー層」でしょう。

リンクトイン(LinkedIn)・ハイクラスを中心に全年齢層

・英語ができる人材/バイリンガル人材が豊富

Wantedly・「共感」や「やりがい」を中心とした採用向き

・20~30代のユーザー層がメイン

Wantedlyは、ビジョンや想いへの「共感」や「やりがい」に重きをおいています。そのため、企業はWantedlyに給与条件、福利厚生、あるいは待遇などを掲載することはできません。

これは20〜30代の人は、仕事の対価として必ずしも「お金」を求めているわけではないというWantedlyの考え方が反映されています。事実として、Wantedlyは20代のユーザーが全体の約4割を占めているそうです。

一方、リンクトイン(LinkedIn)は大手企業やプロフェッショナルを中心としたハイクラスな層が多いという特徴を持っています。ただし、最近では20〜30代のユーザー層も増加しており、企業規模も零細企業および中小企業から大企業に至るまで、幅広い層に拡大しているようです。

また、リンクトイン(LinkedIn)は元々アメリカ発のサービスということもあり、英語ができる人材やバイリンガル人材が圧倒的に多いという点も、Wantedlyとの違いといえます。

【採用担当者向け】リンクトイン(LinkedIn)の機能と使い方

これまでリンクトイン(LinkedIn)についての概要を説明してきました。ただ、リンクトイン(LinkedIn)の使い方が分からないという方もいらっしゃると思います。

ここでは、リンクトイン(LinkedIn)の機能や使い方を、採用担当者と転職希望者にわけて解説します。

「リンクトイン(LinkedIn)はビジネスSNSである」と前述してきましたが、厳密にはただのSNSではありません。なぜならば、リンクトイン(LinkedIn)は採用担当者向けの機能を有しているからです。

リンクトイン(LinkedIn)における採用担当者向けの主な機能は、以下のとおりです。

  • 採用活動
  • 広告機能

それぞれについて、解説していきます。

リンクトイン(LinkedIn)の採用活動機能

企業の採用担当者は、リンクトイン(LinkedIn)上でさまざまな採用活動を無料で実施できます。しかも、驚くべきことに、それらは一切の費用をかけることなく、無料で実現できます。

採用活動に関する主な機能は以下の3つです。

1.メッセージを送る (スカウト活動)

2.会社ページの作成 (採用広報活動)

3.イベントの作成 (イベント集客活動)

また、有料にはなりますが、無料機能に加えて以下のような機能が用意されています。

  1. より詳細な検索、より多くのメッセージを送る(InMail機能: スカウトメール
  2. 自社の求人を掲載する(JobSlot機能: 求人掲載
  3. 動画や画像をふくめながら自社のリッチな情報を発信する(カルチャーページ機能

メッセージを送る (スカウト活動)

リンクトイン(LinkedIn)はSNSのため、他のSNSと同様に他人をフォローできる「つながる」という機能を持っています。

まず、リンクトイン(LinkedIn)では相手に「つながり」を申請するときに一度だけメッセージを送れます。また、相手とつながったあとは、直接自由にメッセージを送受信可能です。

この機能を活用すれば、気になる転職希望者や人材がいた場合に、つながりを申請しつつ、スカウトメッセージを送ることができます。もちろん、最初はカジュアルなやり取りをしつつ、ある程度の時間をかけてナーチャリングしていくことも可能です。

スカウトメール機能の詳細に関してはこちらの記事で紹介しています。

スカウトメール(Inmail機能)とは?【LinkedIn 法人活用①】

会社ページの作成 (採用広報活動)

「なぜウチは応募数が少ないんだろう」とお悩みになっている企業も多いのではないでしょうか。当然ではありますが、どれだけ良い企業でも、転職希望者の目に止まらなければ、良い人材を確保することはできません。

これを解決するためには、採用広報活動を行い、会社の認知度をアップしていくことが必要です。

リンクトイン(LinkedIn)では、会社ページというものを作成可能です。会社ページでは、社名やコーポレートサイトのURLといった基本的な情報はもちろん、業種、社員数などの詳細情報などを登録できます。

作成した会社ページは、社員にフォロー・リツイートで拡散してもらったり、自身がつながっているユーザーに対してフォローを依頼しても構いません。

また、会社ページでは記事を投稿可能です。投稿した記事に対しては、表示数やクリック数など詳細なデータの確認も可能です。

カルチャーページ機能の詳細に関してはこちらの記事で紹介しています。

カルチャーページとは?【LinkedIn 法人活用③】

イベントの作成 (イベント集客活動)

リンクトイン(LinkedIn)の会社ページでは、イベントというものを作成可能です。イベントを作成すると、その名前のとおり会社のイベントを告知することができます。

リンクトイン(LinkedIn)のイベントには、イベント名、イベントのタイプ (オンライン or オフライン)、イベントの形式 (LinkedIn Live or 外部)、開始・終了時刻などを登録可能です。

また、「つながり」をイベントに招待したり、リンクトイン(LinkedIn)上でイベントを宣伝することで、集客が可能です。

リンクトイン(LinkedIn)の広告機能

つぎにリンクトイン(LinkedIn)の広告機能について解説します。

リンクトイン(LinkedIn)では、さまざまな広告を掲載する機能を有しています。

広告機能では、当該広告の目的 (認知度 or 関心度 or コンバージョン)、ターゲット(場所やプロフィール言語)、ターゲットの属性 (会社情報、統計データ、学歴、職務経歴など)を指定可能です。また、広告の種類や予算に加えて、スケジュールなどを設定します。

広告を掲載した後は、その広告に対するさまざまなデータを確認することができます。

これまで説明してきたようにリンクトイン(LinkedIn)はビジネスSNSということで、ビジネスに関心が高いユーザーが集まっています。そのため、あまりコストをかけずに効果が高い求人広告を打つことができます。

採用担当者のメリット

日本で徐々にユーザーが増えつつあるリンクトイン(LinkedIn)ですが、「なぜリンクトイン(LinkedIn)なの?」と感じている方も多いのではないでしょうか。

実はリンクトイン(LinkedIn)は、採用担当者にとってさまざまなメリットがあります。主なメリットは以下のとおりです。

  • 転職潜在層にアプローチできる
  • 採用コストを抑えることができる
  • 自身のパーソナルブランディングに利用できる

こちらも1つずつ解説していきます。

転職潜在層にアプローチできる

こちらは前述したとおりですが、リンクトイン(LinkedIn)は転職潜在層にアプローチできる数少ないツールです。

転職サイトのユーザーは転職顕在層がメインとなりますが、転職顕在層に対する採用活動はとても熾烈な状況が続いています。そのため、優秀な人材であれば、瞬く間に奪い合いがはじまってしまいます。

一方でリンクトイン(LinkedIn)は、「良い機会があれば転職してもよい」という転職顕在層にもしっかりとアプローチすることができます。

転職顕在層は労働者全体の1割以下という調査結果もありますが、リンクトイン(LinkedIn)を活用することでこれまで見つけることができなかった優秀な人材を獲得できる可能性を高められます。

これは採用担当者にとって最も大きいメリットといえるのではないでしょうか。

採用コストを抑えられる

「良い人材を獲得したいのはやまやまだけど、予算は限られている…」という採用担当者の方も多いですよね。

予算が青天井であれば良いのですが、企業である以上、与えられた予算の中で費用対効果が高いものから優先的に実施していくしかありません。

ただ、転職サイトにかかる採用コストの高さは採用担当者の方であればご存じのとおりです。課金モデルは転職サイトによりますが、代表的なものとしては自社の情報を転職サイトに掲載するための課金や、採用に成功した段階で発生する課金などがあります。中にはハイクラス人材の場合は、採用手数料がさらに高くなるというケースも。

一方、リンクトイン(LinkedIn)であれば、前述した機能をすべて無料で利用することができます。

このように、採用コストの抑制ができるという点は、担当者にとっても嬉しいポイントといえますよね。

自身のパーソナルブランディングに利用できる

リンクトイン(LinkedIn)は、自身のパーソナルブランディングにも利用できます。

多くの転職サイトは、あくまでも「企業の求人を紹介する場」であり、採用担当者にフォーカスがあたることはありません。どんなに採用担当者が頑張って活動しても、その頑張りは外部には見えず、すべて企業のものとなります。

ではリンクトイン(LinkedIn)はどうでしょうか。

リンクトイン(LinkedIn)は、頑張った活動は企業はもちろんのこと、採用担当者自身にもしっかりと還元されます。リンクトイン(LinkedIn)で地道に活動を続けることで得たつながりは、企業のものではなく、採用担当者個人のものです。

そのため、たとえば現在の企業を転職することになったとしても、リンクトイン(LinkedIn)の人脈は次の働き先へ持ち越すことができるのです。

日本では、個人より企業が重視される傾向が強く、転職した場合は人脈もゼロからのスタートとなるケースも少なくありません。リンクトイン(LinkedIn)を活用することで、自分自身で得た人脈や活動は、転職後も自分自身の財産として活かせるという点は、採用担当者にとっても見逃せないメリットといえそうです。

採用担当者がはじめにやるべきこと

では、採用担当者は何からスタートすればいいのでしょうか。

当然ではありますが、まずはアカウントをつくるところからはじめましょう。アカウントは煩わしい手順は不要で、簡単に登録できます。職歴などは徐々に充実させていくとして、リンクトイン(LinkedIn)が持つ可能性を肌で感じてみてください。

アカウント作成が完了したら会社ページをつくり、フォロワーを増やしていきましょう。フォロワーは、自身のアカウントのつながりや、同僚のつながりにフォローを依頼していくと良いです。

その後は、引き続き自身のつながりや会社ページのフォロワーを構築していくこと、そして記事やイベントを投稿するなどのアクションを定期的に行うことが大事です。

ターゲットとつながった状態で記事を投稿することで、直接つながっていないユーザーにも、その投稿が拡散されていきます。

ビジネスSNSだからといって難しく考える必要はなく、やるべきことはその他のSNSとまったく変わりません。

【転職希望者向け】リンクトイン(LinkedIn)の機能と使い方

ここまで、採用担当者に向けたリンクトイン(LinkedIn)の機能や使い方を説明してきました。では、転職希望者はどのようにリンクトイン(LinkedIn)を活用すればよいのでしょうか。

転職希望者向けの主な機能は以下のとおりです。

  • 転職活動
  • ラーニング

こちらも、1つずつ解説していきます。

転職活動機能

リンクトイン(LinkedIn)はビジネスSNSであると同時に、優秀な転職支援ツールでもあります。リンクトイン(LinkedIn)における代表的な転職活動機能は、以下のとおりです。

情報発信

ここまで説明してきたとおり、リンクトイン(LinkedIn)はビジネスSNSです。

そのため、自身がどのようなキャリアを重ねてきて、どのようなスキルを有しているのか、そしてどういった思考を持っており、どういったカルチャーを好むのか…といったさまざまな情報を発信することができます。

なお、それら1つひとつのアクションは、改めて転職活動の一環として行う必要はありません。他のSNSと同様に、人とのつながりを求めたり、自分を知ってもらうという目的で構わないのです。

継続的な情報発信を行っていると、自身に興味がある企業側からコンタクトが発生することがあります。そこからカジュアルなミーティングはもちろん、ダイレクトスカウトに発展することも珍しくありません。

会社ページのフォロー

会社ページについては、前述の「リンクトイン(LinkedIn)の採用活動機能」で紹介したとおりです。

転職希望者は、企業名で検索したり、投稿された情報などで、会社ページを探すことができます。その中で、気になる会社を見つけたら積極的にフォローしましょう。

フォローをすると、当該企業の投稿などをチェックできるため、より企業の情報を得やすくなります。

また、会社ページのフォローは「あなたの会社に興味がありますよ」という意思表示になります。また、フォローをすることで、企業側が転職希望者自身の存在を認知してくれるかもしれません。

意外かもしれませんが「会社ページをフォローをした」という何気ないアクションがきっかけとなり、最終的に転職が決まったというケースもあります。

求人検索

リンクトイン(LinkedIn)には、求人検索機能があります。求人検索機能を使用すれば、自身のスキルや資格にマッチする求人を見つけることができます。

また、リンクトイン(LinkedIn)自身がAIを活用して、それぞれのユーザーに合う求人をレコメンドしてくれたり、条件に合う求人が発生したら通知してくれる便利な機能も備えています。

ラーニング機能

リンクトイン(LinkedIn)には、ラーニング機能というものが実装されています。

このラーニング機能は、各分野のプロフェッショナルが解説する動画で学べるようになっています。

驚くべきはそのコンテンツのボリュームです。ビジネス、テクノロジー、クリエイティブといったカテゴリを中心に約17,600件以上のコースとラーニングパスが用意されており、現在もなお毎週追加されています。

ラーニング機能を活用すれば、好きな時に、好きな場所で、好きなものを学ぶことで、気軽にスキルアップやキャリアアップを実現できます。

転職希望者のメリット

リンクトイン(LinkedIn)は転職希望者にとって、どのような点がメリットなのでしょうか。代表的なメリットは以下のとおりです。

  • 自身のパーソナルブランディングに利用できる
  • ビジネス上の人脈が広がる

こちらも1つずつ解説していきます。

自身のパーソナルブランディングに利用できる

前述したとおり、海外ではリンクトイン(LinkedIn)が名刺や職務経歴書の代わりとして、当たり前に利用されています。

一般的なSNSは匿名であったり、リンクトイン(LinkedIn)でいう「つながり」もバーチャルなものが多いため、記載されていることが事実である保証はまったくありません。

一方、リンクトイン(LinkedIn)は基本的に実名で登録を行い、ビジネス上でリアルな付き合いがある人たちとの「つながり」がメインです。

そのため、自身が記載したキャリアやスキルは、ある意味で「つながり」を持った人たちがその信頼性を担保してくれていることになります。

良い転職を実現するためには、より相手に自分のことを知ってもらう必要があります。リンクトイン(LinkedIn)を利用して、さまざまな情報を発信することは、転職希望者にとっても自身のパーソナルブランディングに活用できるツールといえます。

ビジネス上の人脈や機会が広がる

リンクトイン(LinkedIn)はビジネス上の人脈や機会を広げることができます。

リンクトイン(LinkedIn)に登録しているユーザー層は、ビジネスに対する感度が高い層です。そのため、リンクトイン(LinkedIn)を使えば、比較的容易に人脈形成が可能です。また、さまざまなビジネス上の機会を得ることもできます。

代表的な機会としては、「企業からのスカウト」です。

リンクトイン(LinkedIn)では、転職サイトで多く見られる自動送信を感じさせるスカウトメールではなく、転職希望者のキャリア、スキルを十分に理解した熱量があるスカウトメールが来る可能性が高いでしょう。

転職希望者がはじめにやるべきこと

転職希望者も、採用担当者とやるべきことは同じです。

まずはアカウントを作成し、職歴やスキルなどを充実させていきましょう。

その後は、同僚や取引先の知人と「つながり」を増やしていき、ビジネスに関する話題を投稿していくことが大事です。

また、気になる会社があれば積極的にフォローしましょう。フォローすることで、その会社の情報を得やすくなります。

繰り返しになりますが、難しく構える必要はまったくありません。ビジネスSNSといえど、本質はその他のSNSと変わらないので、まずは気軽に利用してみるところからはじめましょう。

リンクトイン(LinkedIn)を利用する際の注意点

これまでの説明で、リンクトイン(LinkedIn)は大きな可能性を秘めているビジネスSNSであることを、おわかり頂けたかと思います。

では、リンクトイン(LinkedIn)を利用する際に注意すべきことはあるのでしょうか。ここでは採用担当者、転職希望者別の注意点を解説します。

採用担当者としての注意点

採用担当者は、リンクトイン(LinkedIn)が転職ツールではなく、ビジネスSNSであることは忘れてはなりません。

自身の会社についての情報発信が疎かな状態で、転職希望者にコンタクトをとっても、採用に至る可能性は限りなく低いでしょう。

なぜならば、相手からみると「なぜか自分のことを調べている気持ち悪い企業」というネガティブな印象を抱かれてしまうリスクが高いからです。

自社の情報を適度に発信することで、転職希望者に対しても安心感を与え、自社を知ってもらうことにもつながるという点は念頭においておきましょう。

転職希望者としての注意点

転職希望者は、リンクトイン(LinkedIn)が転職の実現に時間がかかるケースがあるという点を注意しておきましょう。

当然ではありますが、リンクトイン(LinkedIn)に登録してすぐに転職が決まるということは、ほぼありません。

そのため、採用担当者と同様に、自身の情報を定期的に発信することが大事です。

むしろ、あまり自身の情報を発信しない段階のスカウトは、転職希望者自身を良く知った上でのスカウトではないので、スルーするほうが懸命といえるでしょう。

上記の注意点を考えると、転職することを決めてからリンクトイン(LinkedIn)に登録するよりも、あまり転職に意識していないとき、あるいはなんとなく将来は転職したいという段階で、リンクトイン(LinkedIn)に登録しておき、転職希望度が高くなったときには、本格的にリンクトイン(LinkedIn)で活動したほうが、良い結果が得られるはずです。

リンクトイン(LinkedIn)採用 まとめ

今回はリンクトイン(LinkedIn)について、機能、メリット、注意点などを中心に解説しました。

リンクトイン(LinkedIn)を使えば、採用担当者は、これまでアプローチが難しかった転職潜在層へのアプローチが可能となります。

また、転職希望者も自身をより理解した企業からのスカウトを獲得できたり、それらの企業へ転職できる確率が高まります。

もちろん、両者ともビジネスSNSとして、自身のパーソナルブランディングも可能です。

リンクトイン(LinkedIn)の利用は簡単です。まずは、アカウントの登録からはじめてみてはいかがでしょうか。

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