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会社HP・無料相談はこちらからLinkedInでダイレクトリクルーティングを成功させるために、欠かせない要素となるのがInMail機能を用いたスカウトメールです。
ただ、InMail機能がどのようなものなのか、あるいはどう使えば良いのか、いまいち分からないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回はLinkedInにおけるスカウトメールについて、メリット・デメリットや使い方のポイントなどを解説します。
この記事を読めば、LinkedInにおけるスカウトメールのコツを身につけることができます。ぜひ最後までお読みください。
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目次
スカウトメールを利用した採用の使い方・始め方
LinkedInでスカウトメールを送るためにはInMailという機能を使います。このInMailを使用するには、Premiumアカウントへの加入が必要となります。
Premiumアカウントは以下の4つからなります。
- Career
- Business
- Sales Navigator Core
- Recruiter Lite
採用担当者は、Recruiter Liteへの加入、または法人向けソリューションであるLinkedIn Recruiterの利用を検討するとよいでしょう。
なお、InMailを使えば簡単にメッセージを送信可能です。具体的な手順は以下の通りです。
- LinkedIn上で候補者のプロフィールに移動する
- 紹介セクションの[その他]をクリックする
- ドロップダウンより、[xxxさんにメッセージ]を選択する
- 新規メッセージの件名および本文を入力する
- [送信]をクリックする
このようにLinkedInのInMail機能を使えば、すぐに候補者にスカウトメールを送信できます。
スカウトメールのメリット
LinkedInのスカウトメールを使えば、転職サイトなどでは見つけられない優秀な人材を獲得することが可能です。また、そのほかにも企業がLinkedInを使うべき理由があります。
そこで、ここではLinkedInにおけるスカウトメールについて、以下のメリットを解説します。
- メリット1.約300万人の日本ユーザーにコンタクトできる
- メリット2.転職潜在層にコンタクトできる
- メリット3.希望する人材にピンポイントでアプローチできる
- メリット4.返信率が高い
- メリット5.採用コストを抑えることができる
メリット1.約300万人の日本ユーザーにコンタクトできる
1つ目のメリットは、LinkedInが持つユーザーにコンタクトできるという点です。
日本のLinkedInユーザー数は正式に公開されていませんが、およそ280万人〜300万人といわれています。また、世界に目を向けるとそのユーザー数は7億7,400万人以上にも上ります。LinkedInのInMailメッセージを使えば、そのようなLinkedInのユーザーに対して、簡単にコンタクトできます。
もちろん、FacebookやTwitterなどのSNSにもメッセージを送信できる機能はあります。ただし、日本において、それらのSNSはプライベートのイメージが強く、あまりビジネスシーンで活用されることはありません。
LinkedInというビジネスSNS上でのやり取りだからこそ、相手にもこちらの本気度が伝わる可能性が高くなります。
どんなに優秀な人材がいても、まずは接点をつくらないと何も始まりません。日本にいる約300万人のLinkedInユーザーにアプローチ可能なLinkedInのInMailメッセージ機能は、大きなメリットの1つといえるでしょう。
メリット2.転職潜在層にコンタクトできる
2つ目のメリットは、転職潜在層にコンタクトできるという点です。
一般的な転職サイトでは、「すぐにでも転職したい」という転職顕在層のユーザーが多く、人材を獲得するまでには熾烈な競争に勝ち残る必要があります。特にIT系人材は求人倍率が高く、いわゆるレッドオーシャンの状態が続いています。
採用担当者の方も、転職サイトを利用して採用活動を行っているものの、あまり良い結果が残せていないという方も少なくないのではないでしょうか。
実は人材全体からみると、転職顕在層はわずか10%以下といわれています。つまり10人の人材がいるのに、その中で転職サイトに登録している1人の人材を、多くの企業が奪い合っているということになります。
自社がどんなに魅力的であっても、このような状態では採用活動が上手く進まないのも無理はありません。
一方、LinkedInはビジネスSNSであり、転職サイトではありません。そのため、現時点では転職を考えていない方、機会があれば転職をしてみても良いと考えている方などを含めた「転職潜在層」と呼ばれるユーザーが多く登録しています。
このような転職潜在層にコンタクトできるのは、LinkedInのスカウトメールのメリットといえます。
メリット3.希望する候補者にピンポイントでアプローチできる
3つ目のメリットは、希望する人材にピンポイントでアプローチできるという点です。
日本でもようやく認知度が向上してきたLinkedInですが、海外では名刺代わりといっても過言ではなく、ビジネスシーンに欠かせないツールとなっています。
では、日本で働いているビジネスパーソンは、名刺に噓偽りを記載するでしょうか。企業名はもちろん、役職や保持資格を「盛って」記載する人はいないはずです。
それと同じ様にLinkedInのユーザーも自身の学歴、職歴、保有しているスキルなどを噓偽りなく登録しています。これはビジネスSNSという特性上、候補者とつながっているユーザーが、その候補者の信頼性を担保してくれているともいえます。
いわば、フォロワーのお墨付きを得た「履歴書」や「業務経歴書」などが公開されている状態なのです。
LinkedInのスカウトメールを使えば、上記のような信頼性が高い情報を元に、自社が希望する候補者にピンポイントでアプローチできます。
これは採用活動を効率化する上で大きなメリットになるでしょう。
メリット4.返信率が高い
4つ目のメリットは、LinkedInのスカウトメールは返信率が高いという点です。
メディアにもよりますが、一般的にスカウトメールの返信率は、5%もあれば良い方だといわれています。また、転職サイトなどでしばしば利用されるテンプレート形式のスカウトメールは、さらに返信率が下がり約1〜2%というデータもあります。
つまり、候補者に100通のスカウトメールを送っても、返信はわずか1通というのが当たり前に起こり得ます。このような返信率では、コストをかけてスカウトメールを送ってもあまり費用対効果があるとは言い難い状況です。
一方、LinkedInのスカウトメールは、返信率の高さに定評があります。弊社で独自に調査した結果によれば、IT系人材の平均返信率は下記のようになりました。なお、「平均受託率」とは、「お断りメッセージ」を除いた有効な返信とお考え下さい。
職種 | 平均返信率 | 平均受託率 |
アプリケーション開発 | 23.2% | 13.5% |
ネイティブアプリ開発 | 14.7% | 7.5% |
ITコンサル | 17.9% | 9.2% |
インフラエンジニア | 29.1% | 21.1% |
DBエンジニア | 18.0% | 9.0% |
データサイエンティスト | 17.4% | 8.7% |
デザイン | 11.7% | 5.8% |
組込ソフト | 16.7% | 6.7% |
IT ALL | 20.2% | 11.6% |
このように、職種によってややばらつきはありますが、平均返信率は20%を上回っています。また、次のアクションにつながった方も11.6%ということで、かなり良い結果を得られていることが分かります。
できるだけ返信率、さらには受託率が高いメディアを活用したほうが、より効率的に採用活動を進められます。
LinkedInの返信率の高さは、採用担当者にとって大きなメリットといえそうです。
メリット5.トータルの採用コストを抑えることができる
5つ目のメリットは採用コストを抑えることができるという点です。
採用担当者の多くは、採用にかかるコストの大きさにいつも悩まされているのではないでしょうか。
一般的な転職サイトに求人を掲載するためには、決して安くない金額を支払う必要があります。また、転職が決定した場合に報酬を支払うタイプの転職サイト(エージェント)もあります。この報酬は年収の約30%が相場となっています。
これらをトータルで考えると、かなり大きなコストになります。
一方、LinkedInをみてみましょう。LinkedInのInMailメッセージも有料ですが、最上位プランであるRecruiter Liteでも、月々わずか約16,000円で利用できます。
このようにLinkedInのスカウトメールを活用することにより、トータルの採用コストを大幅に削減できるのは、企業にとっても大きなメリットといえるでしょう。
スカウトメールを利用した採用のデメリット・リスク
LinkedInのスカウトメールは採用担当者にとって強い味方になることはご理解いただけたかと思います。ただし、いくつかのデメリットがあるのも事実です。
ここでは、LinkedInのスカウトメールに関するデメリットについて解説します。
- デメリット1.InMailの送信数に上限がある
- デメリット2.採用担当者の業務が増える
- デメリット3.ノウハウがないと成果に結びつかない
デメリット1.InMailの送信数に上限がある
1つ目のデメリットは、InMailの送信数に上限があるということです。
LinkedInのInMailメッセージは、Premiumプランの種類によって上限送信回数 (クレジット数)が決まっています。具体的には以下の通りです。
Career | 求職者向け | 5件/月 |
Business | ビジネスパーソン向け | 15件/月 |
Sales Navigator Core | 営業担当者向け | 50件/月 |
Recruiter Lite | 採用担当者向け | 30件/月 |
LinkedIn Recruiter | 法人向け | 150件/月 |
採用担当者向けの「Recruiter Liteプラン」では、1ヵ月に30件のInMailメッセージを送信可能です。この送信回数は月をまたいで繰越すことも可能であり、同プランの場合は最大90件となっています。
また、送信相手から90日以内に受託、辞退、あるいは返信などのアクションがあった場合、クレジットは返却されます。
ただし、InMailのクレジット数は120日経過すると失効する点には注意が必要です。
なお、「1ヵ月30件では不足している」という採用担当者は、InMailクレジットを追加購入することも可能です。また、法人契約を行えば1ヵ月あたり150件のInMailクレジットを利用できます。
何れにしても、LinkedInのスカウトメールは無制限に送信できるわけではないという点はデメリットといえるでしょう。
デメリット2.採用担当者の業務が増える
2つ目のデメリットは、採用担当者の業務が増えるという点です。
転職サイトはコストこそかかるものの、基本的には待っていれば自動的に候補者が集まってきます。なぜなら、候補者自身(または転職エージェント)が希望する企業、マッチする企業を探し、応募してくるからです。
一方、今回ご紹介しているスカウトメールを中心としたダイレクトリクルーティングは、以下の流れで採用活動が進みます。
- 候補者の選定
- 候補者へスカウトメールの送信
- 受諾された場合は次アクション(面談・選考など)の調整
- 採用合否の決定
特に候補者の選定とスカウトメールの送信には、かなりの業務時間を割くことになるでしょう。
もちろん、「優秀な候補者を採用できるのであれば業務増加はいとわない」という方もいらっしゃるかもしれませんが、採用担当者の業務負荷が増えるのはデメリットの1つです。
デメリット3.ノウハウがないと成果に結びつかない
3つ目のデメリットは、スカウトメールに関するノウハウがないと、成果に結びつかないという点です。
スカウトメールの返答率が高いという点は、メリットの1つとして前述したとおりですが、ただ闇雲におくっても、相手から返答がかえってくることはほとんどありません。
良い成果を得るためには、LinkedInのスカウトメールにおけるノウハウを理解しておく必要があります。
なお、使い方のポイントについては後ほど説明しますのでぜひ参考にしてください。
無料版で出来ることと何が違うか
LinkedInでメッセージを送信する機能は2つあります。1つは「メッセージ」と呼ばれる機能で、もう1つはこれまでご説明してきた「InMail」という機能です。
前者はいわゆるチャットのようなイメージであり、後者はeメールをイメージしていただければ良いでしょう。
LinkedInを無料で利用できるBasicアカウントでは「メッセージ」のみ使用でき、有料の Premiumアカウントでは、「メッセージ」と「InMail」という2つの機能を利用可能です。
では、無料で利用可能な「メッセージ」と有料の「InMail」はどのような違いがあるのでしょうか。ここではその機能差について解説します。
つながりがないLinkedInメンバーにメッセージを送信できる
メッセージとInMailの最大の違いは、つながりがないLinkedInメンバーにメッセージを送信できるかどうかという点です。
無料版のメッセージでは、自身とつながりがある相手としかメッセージのやり取りができません。
スカウトメールという観点でみると、無料版の場合はまず候補者とつながり、その後にメッセージを送るという流れとなるでしょう。ただ、実際に候補者とつながるためには、自社を認識してもらうことが大前提となり、ハードルはかなり上がってしまいます。
一方、 有料のPremiumアカウントで利用できるInMailでは、自身とつながりがない相手であってもメッセージがやり取りできます。
そのため、LikendInで候補者を検索し、気になったユーザーにInMailでメッセージを送る…といったことが可能となるのです。
採用担当者にとって、InMailは無くてはならない機能といえるでしょう。
メッセージの送信文字数が異なる
無料で使用可能なチャットライクのメッセージ機能では、件名といった概念がなく、単純にメッセージをやり取りするのみです。こちらは文字数の上限なども決まっていません。
一方、InMail機能は、件名として200文字、本文には最大2,000文字という上限が設けられています。
なお、候補者へスカウトメールを送る際、長文は好ましくないといわれています。そのため、最大2,000文字という制限で困るケースはほぼないでしょう。
ただし、機能の差があるという点は理解しておきましょう。
メッセージの送信回数に上限がある
最後はメッセージの送信回数(クレジット数)に上限があるという点です。
InMailのクレジット数についてはデメリットに前述したとおりです。チャットライクのメッセージ機能は、つながっている相手とのコミュニケーションが中心であるため、特に送信回数などに制限はありません。
一方、InMail機能は、LinkedIn自身が採用活動はもちろん営業活動などさまざまなビジネスに活用できる重要な機能と位置付けていることもあり、送信回数が設定されています。
スカウトメールの使い方(コツ・ポイント・注意点)
前述したようにInMailによるスカウトメールの返信率をアップするためには、そしてより採用活動で成果を出すためには、いくつかのポイントを理解することが重要です。
このポイントを理解しておかないと、ただお金と時間をかけて送信したスカウトメールが、ほぼ無駄となってしまいます。
ここでは、InMailによるスカウトメールの成果をあげるために、以下の8つのポイントを解説します。
- ポイント1.メッセージは簡潔に
- ポイント2.候補者との共通点をシェアする
- ポイント3.不快感を与えない
- ポイント4.候補者が返答しやすいメッセージにする
- ポイント5.登録して間もないユーザーをターゲットにする
- ポイント6.メッセージ送信のタイミングに気を付ける
- ポイント7.再送メールを送る
- ポイント8.メッセージに心を込める
ポイント1.メッセージは簡潔に
候補者には自社の魅力を余すことなく伝えたい…
なぜ候補者に興味を持ったのか詳細な理由を説明したい…
このような思いから、ついスカウトメールの本文が長めになってしまう方も多いのではないでしょうか。InMailは送信上限もあるため、1通にかける思いが強くなるのも無理はありません。
ただ、スカウトメールとして、長文の送信はやってはいけないものの1つです。LikedInのRay Yang氏もスカウトメールの文字数と返信率の相関関係について述べており、「できるだけ手短にすべきだ」と主張しています。
驚くべきことに最も返信率が高いのは201〜400文字であり、長くなればなるほど返信率は悪化している様子がわかります。
また、LinkedInの黒原 悠理氏によれば、スカウトメールは以下の構成で送るとよいそうです。
- Why YOU?(なぜあなたか)
- Whe ME? (なぜ当社か)
- For Next Action (次のステップについて)
これらを意識して、簡潔なメッセージを心掛けましょう。
ポイント2.候補者との共通点を見つける
スカウトメールを送るときは、候補者との共通点を見つけるようにしましょう。
候補者がスカウトメールを受信したとき、まず感じるのは「なぜ自分なのだろう」というところです。候補者は日ごろからさまざまなInMailを受信しており、中にはスパムメールに近いような内容のものも存在します。
そのため、スカウトメールに対しても警戒してしまうというユーザーも少なくありません。また、警戒をせずとも、たくさん受信する中のありふれた1通としてスルーされる可能性もあります。
そのようなとき、スカウトメールに共通点が記載されているだけで、警戒心が薄れたり、メールに目を通してくれる可能性が高くなります。
共通点はなんでも構いません。出身地、出身校、さらには職歴やLinkedInのグループなどでも良いでしょう。何かしらの共通点を見つけ、スカウトメールに盛り込むようにしましょう。
ポイント3.不快感を与えない
LinkedInでスカウトメールを送信するときは、候補者に不快感を与えないように心がけましょう。
不快感を与える最も基本的なものは、誤字脱字です。採用担当者と候補者のファーストコンタクトは、InMailで受信するわずか数百文字のテキストです。そこで最初の印象が決まってしまいます。
そのわずかなテキストの中に、誤字や脱字があると「だらしない企業だな」「チェック体制がおろそかだ」という印象を抱かれてしまいかねません。
また、スカウトメール上の言葉使いはもちろん、初回のやり取りで履歴書などを求めるのもNGです。
企業の立場としては、書類を確認したいところですが、候補者にとっては「何やら得体がしれない企業から個人情報の提出を求められた」と感じてしまうリスクもあるためです。
ポイント4.候補者が返答しやすいメッセージにする
ポイント1にも前述したとおり、スカウトメールは候補者が返答しやすいメッセージにすることが重要です。
どれだけたくさんのスカウトメールを送っても、相手から返信がこなければ意味がありません。返信率を向上するためには、候補者が「返信してみようかな」と感じる文面にするとよいでしょう。
最も良いのは次のアクションについて記載することです。
「カジュアルな面談を行いたいのがいかがでしょうか?」
「一度お話しさせていただけないでしょうか?」
など、具体的なアクションが記載されていれば、こちらの思いも伝わりやすくなるでしょう。上記が難しい場合は、簡単な質問などでも構いません。
どのようなメッセージであれば候補者が返答したいという気持ちになるか考えると、より効果的なスカウトメールになります。
ポイント5.登録して間もないユーザーをターゲットにする
現在、日本のLinkedInユーザーは日々増加しています。その登録して間もないユーザーは、スカウトメールに対しても好意的なアクションを取ってくれる可能性が高いです。
これは、ご自身がLinkedInにユーザー登録した頃を思い返してみるとよく理解できるでしょう。
登録してかなりの時間が経過したユーザーは、多くの企業からスカウトメールを受信している可能性が高いです。そのようなユーザーは、企業側によほどの魅力がないと返答する気にならないでしょう。
一方、登録して間もないユーザーは、自身の市場価値に気付いていない可能性が高いです。そのユーザーが「あなたのスキルは素晴らしい」「ぜひ話をさせてほしい」というスカウトメールを受信した場合、ネガティブに受け取られることはないでしょう。
もちろん、候補者がスキルマッチしていることは大前提となりますが、このようなポイントもスカウトメールで返信率を上げるためには有効なテクニックの1つです。
ポイント6.メッセージ送信のタイミングに気を付ける
スカウトメールを送るときは、送信タイミングにも気を付けましょう。以下の調査結果もLikedInのRay Yang氏がLikedIn公式ブログ上で公開しているものです。
この調査結果からは、曜日によって返信率が全く異なることがわかります。
月曜日〜木曜日は一定の返信率があるのに対して、金曜日〜日曜日は平均よりも低い返信率となっています。特に土曜日の返信率の悪さは、群を抜いています。
考えてみると、やっと平日が終わった土曜日に、スカウトメールを確認して返信しようという方は少ないですよね。
このようにちょっとした違いではありますが、少しタイミングを工夫するだけで、返信率に大きな違いがでます。
少しでもスカウトメールの返信率をアップするために、送信タイミングも十分に気を付けましょう。
ポイント7.再送メールを送る
スカウトメールを候補者に送信してみたのは良いものの音沙汰がないので、そのままになっているという方もいらっしゃるかと思います。
たしかに「候補者にしつこいと思われるかもしれない」「自社に興味がなかったのかもしれない」という考えから、敢えてスカウトメール送信後のフォローをしないというケースもあるでしょう。
ただし、候補者も日々業務が忙しく、スカウトメールを見落としている、あるいは返信を忘れている可能性は十分にあります。優秀な人材であれば、忙しさも人一倍であることは容易に想像できます。
そのような方たちと関係性を築けないのは、とてももったないことです。
LinkedInでは、スカウトメールを送信して4日後に自動的にリマインドを目的とした再送メールが送信されます。そちらを加味すると、スカウトメール送信後、10日〜2週間を目途に再送メールをおくってみるとよいでしょう。
ポイント8.メッセージに心を込める
最後はメッセージに心を込めるという点です。
採用活動という業務として考えると、1通のスカウトメッセージ送信にかけられる時間は限られています。あまりにも一通に時間をかけすぎると、すべての候補者にスカウトメールを送ることが難しくなってしまいます。
そのため、効率性を追及することは大事なことです。
ただし、スカウトメールというわずか数百文字のテキストでも、言葉の選択や共通点など、採用担当者の思いを込めることはできます。
テンプレートメールの返信率が悪いのは、1人ひとりの候補者に対する心を込めにくいからともいえます。(テンプレートメールを否定するわけではなく、用途に応じて使い分けが必要です。)
時間の制約はあるものの、候補者に対する思いをきちんと言語化できれば、スカウトメールも良い成果がでるはずです。
採用活動の基本は人と人のつながりです。候補者に響く心を込めたスカウトメールの送信を心がけましょう。
スカウトメールのまとめ
今回はLinkedInのスカウトメール(InMail)について、メリット・デメリットや使い方のポイントを説明しました。
LinkedInのスカウトメールは採用担当者にとって強力な武器となります。ただし、その強力な武器も使いこなせなければ無用の長物になりかねません。
今回説明した使い方のポイントなどを参考にして、LinkedInのスカウトメールを採用活動に活用してみてはいかがでしょうか。