カジュアル面談の成功パターン?私なりのコツを公開!

カジュアル面談の成功パターン?私なりのコツを公開! 採用ノウハウ

こんにちは!LeINの廣田です。

前回、面談と面接の違いについて書かせていただきました。

(前回の記事はこちら→今更だけど改めて!面談と面接の違い

今回は「ではその面談で、企業は何をするべきなのか」ということについて書いていきたいと思います。

 

■面談の真の目的

前回の記事で、面談の目的は、自社を知ってもらうこと、と書きました。これはこれで合っているのですが、もう少し正確にお伝えすると

1)今の自社にとって必要な人材に

2)自社に興味を持ってもらい

3)応募意思を獲得すること

になります。

では、それぞれのポイントを以下に書いていきます。

 

1)今の自社にとって必要な人材とは

面接時の確認項目として、多くの企業が、スキル、企業文化、考え方の3つのフィットを見ているのではないでしょうか。

スキルは職務経歴書である程度把握することが出来ます。一方で、企業文化へのフィット、考え方のフィットについては、実際に話してみて判断することになります。

大抵の場合、まずは書類を見て候補者を探すので、つまりスキルベースで探すことになりますね。

 

ここ数年、本当に業界のボーダレス化が進んでいるなと思うのですが、だいたいどの業界でも、〇〇スキル×〇〇スキルを持っている人、というように複数のスキルの掛け合わせを求めるうようになってきています。

例えば、製造業では、ハードスキル×ソフトスキル(AIなど)や、コンサル業では、コンサルスキル×事業の実務経験、などです。

スキルはね 複数もてると モテ人材 @人事 心の俳句

 

ところが、簡単に想像つくかと思うのですが、そんな複数のスキルを持つ人が都合よくいるはずもなく、だいたいが、どちらかのスキルを持っている人(大抵の場合、自社で身につけにくいスキルを持っている人)、かつ、もう一方のスキルを習得するのが短期間であろうとイメージできる人を探すことになります。

そうして探した候補者は、異業種の方だと「こんな会社あったんだ(知らなかった)」というケースがほとんどです。そこで、面談で、具体的にどのスキルに興味があって声をかけたのかどのような活躍ができるのか、ということをお互い話し合いながら探っていきます。

 

ここでポイントなのが、面談者は、自社に合ったスキルを持っている人がどれだけいるのかを予め把握しておくことも大事ですし、どこまでのスキルを持っている人を探すのか、というのを、予め面接官全員と共通認識を持っておくことが非常に重要です。

そうでないと、例えばスキル1はプロ級、スキル2は現状なし、ただ、スキル1を持っている人は稀!みたいな方と面談で出会って面接に進んだとしても、スキル2がないという理由で落とされてしまう、なんていう悲しいことになりかねません。

ミスった~!このスキルの人少ないのに~!

欲を言えば、その人材を欲しがっている競合先がどこになるのかも把握できるといいですね。数年前までは競合が同業者だったけれど、最近は異業種が多いな、なんていう体感値があると、ひょっとして母集団を広げられるのかも?という気づきを得られるかもしれません。

 

2)自社に興味を持ってもらう

私なりのコツとしては、面談は、面接以上に自分(企業)が話す時間が長くなりがちなので、意識的に、相手(候補者)に話してもらう時間を多く取るようにしています。

 

人は、相手の話を聞く時間は、自分が話している時間の3倍に感じると言います。

営業などの本にもありますが、売れる営業マンは相手の話をよく聞く、相手の立場になって想像する、などがありますが、面談も一緒です。

面談をするときには、まず、どのくらい自社を知っているか、今日の30-60分の面談で何を知りたいか、を冒頭に必ず確認します。(相手の知りたい情報を過不足無く伝えられることが、最もストレスなく「良い面談だったな」と思ってもらえるからです!)

そして、意識的に相手の話を聞き、なぜ今日この面談に時間を割いてくれたのか、どこが知りたくて話を聞きに来てくれたのか、仕事に対する考え方、仕事を通じて何を成し遂げたいのか、何を大事にしているのか・・・などを聞いていきます。

傾聴力を磨こう!

 

正直、面談ではスキルの確認はほとんどする必要がありません。

それは書類で確認し、面接の中で掘り下げれば良いことです。それよりももっと重要な、企業文化へのフィット、考え方のフィットにつながるような項目を確認すべきと思います。

 

こうして、対等な立場で対話をしていきながら、正直ベースで自社のことを伝えた結果、興味を持ってもらうことができればまずOKです。

話している姿が前向きであったり真摯であれば、言葉にしなくても良い企業なのだとアピールする事ができます。アピールしすぎると入社後のギャップに繋がってしまうので、盛り過ぎは禁止です笑。あくまで実態に即してで。

 

3)応募意思を獲得する

これはもう短いですが、超重要!

面談の終わりに必ず、「どうでしたか?ご興味わきましたか?応募されますか?」と応募意思の有無を確認してください。その場でYesを得たのであれば、そのまま面接を組む段取りをご案内してください。

もし「ちょっと考えます」という反応であれば、「わかりました、では1週間を目処にご返答願えますか」と、期限を設けてください。

ふわっと面談を終わらせて放置してしまうのが一番もったいないですので。

ネクストアクションは必ず伝えましょう!

 

いかがでしたでしょうか。

自社のファンを増やすも減らすも面談者の対応1つです。私なりに体感してきたコツは、相手に興味を持って対応する、に尽きるのかなと思います。

たくさん面談をしていると、中には、あ、ちょっと違ったかなーと思うような候補者さんももちろんいます。ですが、どんな候補者でも、いい会社だなと思ってもらえるような気持ち良い対応をしましょう。どこでどう繋がっているかわかりませんしね。

それではまた!