はじめまして。レインエコノミックグラフ研究所の芦川です。
本日は7月3日(水)に開催された「ITエンジニア採用の秘訣公開イベント」の内容をお届けします。
第2回目を迎える本イベントでは、LinkedInを活用してITエンジニア採用を行っているオムロン様、Origami様にご登壇頂きました。今回は35社の企業人事ご担当者様にお越しいただきました!
LinkedInと、オフィシャルパートナーである当社(レインエコノミックグラフ研究所)の共同開催である当イベント。当社代表の芦川のご挨拶でいよいよイベントスタートです!
オムロン社 田那村様によるAI人材獲得方法のご紹介
はじめに健康医療機器でおなじみのオムロン社より田那村様にご登壇いただきました。
同社は技術を用いた社会的課題の解決を目指し、前例がなかったAIやIoT、ロボティクスなどの分野に力を入れるため、2年前からLinkedInを使ったエンジニア採用に取り組まれているようです。
AI人材は非常に希少で、採用の難易度は高いもの。また、高収入でこだわりが強い人材が多く、候補者も関東に集中しているため、関西に本社のあるオムロン様にとっては大変な課題だったようです。
そんな中で人材を獲得していくためには、自社のイメージを知ってもらうことが必要と感じ、人事部門と採用部門だけでなく、広報部門とも連携して採用活動を進められたようです。
一方でオムロン社は多くの人材エージェントを有する会社ですが、エージェント経由の採用だけでは、転職に積極的な「転職顕在層」にしかアプローチすることができません。
そこで、自社で採用を強化していくツールとしてLinkedInをご利用いただいております。特にLinkedInが持つ以下の特徴が、オムロン社のエンジニアの採用において重宝したようです。
●転職に積極的ではないが、良い会社があれば転職しても良い、と考える「転職潜在層」に対するアプローチが可能
●LinkedInには優秀なIT技術者が登録していること
■スカウトと広告機能
LinkedInでは、広告機能で企業をアピールをするだけでなく、登録者にスカウトを打つことが可能です。
スカウティングは採用担当者としては心理的なハードルが高いように思えますが、RPO会社にスカウティングを代行してもらいながら、LinkedInでの人材検索方法のハウツーや面談設定まで、丁寧に相談に乗ってもらいながら採用活動を行ったようです。
一方、広告機能では、広報部門との密な連携で同社がどんな会社か/どんな求人ポジションなのかということを中心に発信されたようです。会社の意識と技術者の意識を一致させるような発信を心がけたようです。実際、採用フローの中でも、技術者と候補者の面談機会を設けられたとのことでした。
最後に、LinkedInの登録者は経営に対する関心が高く、人格的にも良い人材が取れる、と太鼓判を押されて講演を締めていただきました。
Origami社 松本様によるLinkedIn活用法
続いては、決済アプリでおなじみのOrigami社より松本様にご登壇いただきました。
2012年の創業当時より急成長をされているOrigami社。
現在は決済以外のサービスに事業拡大していく変革期にあたるとのことで、腕の良いエンジニアの確保が急務となっていると教えていただきました。
また、昨今ではエンジニアの取合いが激化していることを肌で感じておられ、企業が直接求職者にアプローチする「ダイレクト採用」が重要だと考えを語っていただきました。
実は、松本氏本人も知人の紹介でOrigami社に転職されたとのこと。ダイレクト採用を可能にし、さらに転職潜在層へのアプローチができるツールとして、LinkedInを活用しているとのことでした。
ダイレクト採用にあたってOrigami社が目標としたのは、求職者に会社を知ってもらい、双方向のコミュニケーションから信頼関係を築くことでした。
そこでまずは、候補者に対して「まずはOrigamiのオフィスに遊びに来ませんか」とお声掛けをしていったとのことでした。
リクルーターと現場の社員による面談を通し、候補者の夢をOrigamiでどう実現するかを話し合われていると教えていただきました。候補者一人ひとりに丁寧かつフレンドリーなコミュニケーションを通じて、会社を好きになってもらうことを心がけているようです。
また課題のヒアリングや交渉も積極的に行うことで、今後の人材獲得のための戦略を立てることにも役立っているようです。
企業をフォローすることで常に最新情報をキャッチできるLinkedIn。また、情報感度の高い登録者が多く、人材の情報がリアルタイムに更新されるため、質の良い採用も期待できます。
良質なエンジニアをダイレクトに採用したいOrigami社にとってはぴったりなツールだったようです!
LinkedIn戦略ツールを用いた採用活動事例
本イベントの最後を締めくくる講演は、LinkedIn社の本村氏によるLinkedInの事例紹介です!
LinkedInの利用者は1秒に2人のペースで増えているとのこと。
また、LinkedInは人材の動きをトラッキングできるデータベースとしての活用方法もあるようです。
今回は特別に、昨年9月にリリースされたばかりのLinkedIn Talent Insightsをご紹介いただきました。
■LinkedIn Talent Insights
LinkedIn Talent Insights の企業レポートでは、会社内にどんな才能を持つ人材がいるのか、会社の人材が時間の経過とともにどのように変わっているかを知ることができます。
また、6億3千万人もの登録者の動きをデータとして見ることができるので、採用だけでなくブランディング戦略や競合分析などにも活用することができます。
例えば、競合の強い地域を分析してその地域への企業進出を避けたり、地域ごとの顧客の層を調べることでマーケティングに役立てたりと、さまざまな使い方が期待できるようです!
次に、実際の画面を見ながら「企業レポート」「人材レポート」の2つの機能を説明していただきました。
■企業レポート
「企業レポート」では企業の社員数、採用数、勤務年数、エリアのほか、人材がどこから転職してきてどこに転職するのかを見ることができます。会社ごとの分析だけでなくその会社の部署別の分析も可能で、離職率の高い部署なども視える化することができます。
■人材レポート
「人材レポート」ではLinkedInに登録している6億3千万人のデータを、役職やスキルレベル、ロケーションで検索可能です。また、検索の結果から自社に対するエンゲージ数も見ることが可能です!
抽選会と座談会
ご講演後は、お集まりいただいた皆様を抽選会と座談会にご案内いたしました!
抽選会は大盛況でした!
また、田那村氏、松本氏のもとにはご利用を検討されている方から多くの質問が飛び交ってました。
こちらは個別相談会の様子です。皆様実際のデモ機に触れながら、様々な質問が飛び交っていました。
お問合せはこちらまで
もっと詳しくサービスを知りたい。自社の採用状況にLinkedInが合うのか相談したい。など、LinkedInが気になる方は是非、ご相談ください。
【LinkedIN、LeINに関する問い合わせページ】
▼株式会社レインエコノミックグラフ研究所(HP: http://www.lein.co.jp/ )
『LeIN(レイン)』はLinkedInオフィシャルパートナーとしてLinkedIn製品とHRコンサルティングサービスを提供し、顧客の事業成長を支援する会社です。LinkedInをはじめダイレクトリクルーティング(DR)を活用する企業を増やすことで、日本の採用マーケットにDRを普及・浸透させることをミッションとしています。特にITエンジニアの採用支援を得意としています。