転職活動の壁 ~元エンジニア採用担当が伝える職務経歴書のポイント~

転職活動の壁 ~元エンジニア採用担当が伝える職務経歴書のポイント~ 未分類

 

こんにちは!はじめまして!LeINの内田です。

 

最近よく、「転職はしたいけど、職務経歴書を書くのがめんどくさい、、」「そもそも職務経歴書の書き方がわからない。」などの声を聞きます。

 

前職がエンジニア採用担当だったこともあり、たくさんの職務経歴書を見てきました。
今回は、採用担当が見るポイントや書き方などを、私なりにまとめてみましたので、紹介していきたいと思います。

 

まずは、そもそものポイントを2点!

  1. 読みやすいように
  2. 誤字・脱字は絶対ダメ

以下に詳細を説明していきます。

 

  1. 会社の規模にもよりますが、大きい会社だと何百、何千の履歴書・職務経歴書と採用担当は向き合っています。
    採用担当の目に止まるためには、最初の見た目が本当に肝心です。
    字が小さい、フォントがバラバラ、変なところで文章が切れているなど、、、は、よい職務経歴書とは言いません。
    箇条書き出来るところは箇条書きをする、アピールポイントや見出しは太字にするなど、少しの工夫だけで見やすくなります。
    読み手の気持ちも考えて、作成するのがポイントです。
  2. 誤字・脱字があるから、不採用になるわけではありません。
    (実際、不採用にしている企業もあると聞いたことはあります。)
    ただ、仕事でもそういうミスをしてしまう人かもと思われるかもしれません。
    誤字・脱字が全くない職務経歴書がベストですね!

 

上記2点の最終チェックは、印刷をして一晩おいてから一度読んでみてもよいかもしれません。

 

 

ここからは、エンジニア向けの職務経歴書についてお話していきます。

 

採用担当が見るポイントは、

  1. スキルがマッチしているのか
  2. どのポジションで働いていたのか
  3. どういう働きかけをしてきたのか

になります。

 

まずは、1のスキルがマッチしているか。
基本、中途採用は即戦力のため、業務経験のある方を採用します。
よっぽどレアな技術でない限り、スキルマッチは必須です。
企業が求めるスキルは必ず記載するのはもちろんですが、エンジニアによっては幅広く経験がある方もいらっしゃると思います。
そんな方は、受ける会社によってマッチするスキルでの経験文を少し分厚くすると良いかもしれません。

また、たまに言語X年とだけ記載されている方がいます。
新規開発したのか、改修なのか、フレームワークを使用していたのか、設計のみなのか、、などなど、そのX年は全く違うものになります。
具体的にどういうことをしてきたかを求められるスキルだけでも記載しておくとよいと思います。

 

 

次に、2のどのポジションで働いていたのか。
メンバーなのかリーダーなのか管理職なのか、はたまたメンターをしていたのか、仕事の役割は様々です。
その人がどういうキャリアパスを描きたいのかも含め、確認するポイントになります。
また、何かの役職やポジションを経験してきた人は、その会社で信頼や人望があるのだと評価されます。

少しでもよいので、何かのポジションを経験したのであれば、記載した方がよいです。また、規模(携わっていた人数など)によってもポジションの役割も違ってくるので、そこも併せて記載すると更によいと思います。

 

 

最後は、3のどういう働きかけをしてきたのか。
これは、自己PRの部分でよく記載されている内容です。どう仕事に向き合っているか、ですね。
その人が企業で活躍できるか判断できるポイントにもなるので、すごく重要な部分になります。

よく、こういうことしました。や、これが得意です。と記載している方がいます。
面接でもそうですが、採用担当が知りたいのは、その背景や裏付けの部分です。
実施して結果どうなったのか、得意なもののエピソードなど、成果や実践したことが具体的に記載してあるとよいと思います。

また、業務以外などで自己研鑽している方は、それも記載すると評価に繋がります。
業務に関係することの方がよりよいですが、エンジニアという範囲であれば少しでも記載しておくとよいと思います。

 

 

このポイントに気を付けていても、書類選考で落ちてしまう方がもしかしたらいらっしゃるかもしれません。
そんな方は、書類選考で落ちた理由を企業に聞いてみるのもよいと思います。企業によっては、回答してくれます。
ダメだったポイントを修正して、ベストな職務経歴書を作っていきましょう。

 

 

職務経歴書は文字で自分のことを企業に伝えることができ、面接に繋げるための大事な道具です。
採用担当に、この人会ってみたいなと思わせることが重要です。なので、全てを記載するのではなく、面接で話すネタを残しながら記載するのもポイントです。
例えば、企業が抱えている課題を解決したことがある方は、成果として記載するのもよいと思います。採用担当は、それを見て面接でその成果で苦労したこと、工夫したこと、具体的に何をやったのか聞きたいと思うはずです。

また、職務経歴書の作成は、自らのキャリアを見直す良い機会にもなると思います。
自分が何をやってきて何が出来るようになったのか、それを踏まえ今後、自分のために何がしたいのか、明るい未来を描きながら職務経歴書を作成してみてください。