1分で分かる!perlとは?
ジャバ―ド先生さぁ、Pythonができるエンジニアのお友達、10人程度いないかな??
いつもながらに急な質問だね?何かあったの?
実はひまわりミュージックさんで新しいプロジェクトが立ち上がるらしいんだ。それでPythonのエンジニアが必要になりそうなんだよね。
※ 内部リンク:Python
なるほどね。ちなみにどんなプロジェクトか聞いてもいい??
ボクも詳しく把握しているわけではないんだけどね。聞いた話によるとPerl(パール)っていうプログラミング言語で開発したアプリケーションをPythonで作り変えるらしいんだ。
ふむふむ。PerlからPythonへのリプレイス案件というわけだね。
あ、そういえばジャバ―ド先生に質問があったのを思い出した!Pythonは前にジャバ―ド先生に教えてもらったんだけど、Perlってどんなプログラミング言語なの??
っていうプログラミング言語は1987年に誕生した歴史があるプログラミング言語なんだ。オープンソースだから無料で使用することができるよ。
ふーん。でもさ、なんでひまわりミュージックさんは、わざわざリプレイス?っていうやつをやるの?いま動いているならわざわざPythonでつくりかえる必要なんてないんじゃないのかな??
ことりん君、良い質問だね!たしかにPerlからPythonに書き換えるのって結構大変だし、当然リスクもあるんだ。ただ、ひまわりミュージックさんはそれらを考慮しても、いま書き換えないといけないと判断したんだと思うよ。
えーなんでなんで??
詳細は理由はジャバ―ド先生も分からないけど、残念ながらPerlは現在あんまり人気が高いプログラミング言語ではないんだよ。昔はとっても人気があったんだけどね。
そうなんだね。人気がないプログラミング言語はたしかに使いたくないね。
それにPerlはこれまで幾度もバージョンアップを続けてきたんだけど、当初Perl 6と呼ばれていたものがRakuという新たなプログラミング言語として誕生してしまったんだ。だから、Perl 5とPerl 6(Raku)は一切互換性がないんだよ。
Perl 5とPerl 6はまったく別のものってことかぁ。
そういうこと!そうなるとPerl 5はいずれ更新を辞めてしまう可能性が高いんだ。当然ながら、会社としては、そういうプログラミング言語を使い続けること自体がリスクと考えるのは自然なことだよね。
確かに…。
それにプログラミング言語としての人気も下降気味だから、Perlができるエンジニアも今後かなり減少していくはずだよね。こういったリスクを色々と考えると、ひまわりミュージックさんはPerlで有り続けることの方がリスクだと考えたんじゃないかな。
だから大変だけど、いま人気が高いPythonでつくりかえようとしているわけだね。
そうだね。1つ言っておきたいのは、Perlっていうプログラミング言語が全くダメだというわけではなくて、用途によって使い分けることが大事なんだ。ただ、実際にPerlからほかのプログラミング言語へのリプレイス案件は、実際に結構発生しているのは事実だね。
なるほどね。あ、待てよ…。そうするとさ、ひまわりミュージックさんの願いをかなえるためには、Pythonだけができてもあんまり意味がなくてPerlとPythonのスキルが必要になる?
実はそうなんだ。リプレイス案件なのであれば、可能であればリプレイス前とリプレイス後のプログラミング言語に関するスキルがあれば頼もしいね。
ジャバ―ド先生、PythonとPerlができるエンジニアのお友達、10人程度いないかな??
Perlとは?採用に役立つPerlの基礎知識
Perlは、長い歴史を持つプログラミング言語の1つです。オープンソースであり、LinuxやWindowsなどといった各種OSに対するサポートも行っています。C言語やシェルスクリプトなどの影響を受けて開発されており、Webアプリケーションをはじめ、さまざまなものを開発することができます。
Perlはこれまでに何度もアップデートを行ってきましたが、Perl 5とPerl 6は異なるプログラミング言語としてリリースされることになりました。そのような背景、さらにはPythonなどといった他のプログラミング言語の台頭もあり、昨今ではやや人気に陰りが見え始めています。
Perlを使うエンジニア
Perlは、Webアプリケーションの中でサーバーサイドを開発するためのプログラミング言語です。そのため、主にサーバーサイド(バックエンド)エンジニアが使用します。また、サーバーサイドを開発する可能性があるシステムエンジニア、プログラマーなども使用する可能性があります。
Perlを使うエンジニアの特徴と在籍業界
残念ながら、現在Perlはあまり需要がないプログラミング言語です。とはいえ、現状もPerlを使ったアプリケーションは稼働中です、そのため、それらのアプリケーションに対する保守開発などは今後も行う必要があります。なお、エンジニアの特徴としては、過去にPerlで開発を行ってきたベテランエンジニアが多いのが特徴といえるでしょう。
また、Perlエンジニアの在籍業界については、どちらかというとWeb業界になります。ただし、他のプログラミング言語への移行が進みつつあり、Perlをプログラミング言語として採用する数も減少しています。そのため、特に大きな偏りはないといえます。
採用する時に知っておくとよいこと
Perlエンジニアへ確認すること
一般的にエンジニアは複数のプログラミング言語を使用することができます。Perlができるエンジニアも、多くは他のプログラミング言語をマスターしているはずです。ただ、Perlしか対応できないエンジニアの場合は、やや注意が必要です。なぜならば、すでに下降気味のプログラミング言語しか扱えないというのは、自己研鑽の習慣や今後のキャリアプランを描けていない人材である可能性が高いためです。
求人のポイント
求人を作成する時は、下記の内容を求人に入れるとよいです。
1システム(サービス)の詳細
※特にそのシステム(サービス)をなぜ作っているのかを熱量をもって記載する。
2開発環境
3現在のエンジニア組織の体制
4現行システムの課題と募集の背景
5求められる業務と期待値
6エンジニアとしてのスキルアップ支援制度の有無と詳細
7エンジニアチーム内での相互成長のための仕組み(勉強会やLT会など)の有無と詳細
8選考フロー
9待遇
10キャリアパス
Perlの豆知識
Perlを使った有名な企業・サービス
Perlはさまざまなアプリケーションの開発に使用されています。以下では一例をご紹介します。
ただし、radikoではPerlからGo言語へリプレイスしようとしているようです。
Perl関連の資格
Perl関連の資格としては、CIWという団体が主催しているPerl Specialistというものがあります。
Perl関連のイベント
Perl関連のイベントとしてはYAPCというものがあります。これはPerlに関する日本最大級のイベントです。ただし、残念ながら2020年の大会は開催が見送られました。その他のカンファレンスとしてはYAPC::Japan等が有名です。