Java

この記事はJavaについて解説した記事です。会話形式のやさしい文章で「Java」の用語のイメージを紹介した後に、採用に役立つJavaの知識を解説しています。

1分で分かる!Java

ふむふむ…Javaは人気があるんだな…ふむふむ…

あ、ことりん君、こんにちは!何の本を読んでいるの??

「月刊 プログラミング言語人気ランキング」って本を読んでいたんだよ!Javaっていうプログラミング言語は人気があるんだね!

その通り!Javaが生まれたのは1996年で随分前になるんだけど、ずーっと人気があるプログラミング言語だね。

Javaってすごいんだね!でも、なんでそんなに人気があるの??

Javaの人気が高い理由は「なんでもつくることができる」「処理が速い」「セキュリティがしっかりしている」ってところかなぁ。

なるほど!難しくてよくわかんないや!

もう少しわかりやすく説明するね。プログラミング言語って得意なモノが決まっているんだ。普通、PHPならWebという感じで対応できるのは少ないんだけど、Javaは、Webアプリケーション、Webサービス、パソコンのデスクトップアプリケーション、スマートフォンアプリ、それに家電製品の組み込みとかいろいろ作れるんだ。こんなに対応できるのは、Javaくらいなんだよ!
参考: PHP

そんなにたくさん!Javaってすごいんだね!

そうなんだ。あと、システムにはいろんな種類があって、中にはとても速いスピードで処理しないといけなかったり、セキュリティをつよーくしておかないといけないものもあるんだ。そういったものには、安心して使えるJavaがぴったり というわけなんだ。

なるほど!金融系システム、例えば銀行の勘定系システム、さらに証券システムなんかもJavaが良さそうだね!そういえば、アルパカ銀行の新勘定システムもJavaが使われてるんだよね!

う、うん!そうだね!(急にスイッチが入ったみたいだけど、ことりん君って一体何者なんだろう…)

Javaとは?採用のための予備知識

Javaは、汎用性が高いプログラミング言語です。

WebページやWebアプリケーションを開発する際の利用者に見えない部分の開発(サーバサイドの開発)、スマートフォンアプリ(Android)の開発、さらには家電製品など、様々なものを作り出すことができます。これは他のプログラミング言語にはないJavaならではの特徴です。また、Javaが登場して25年たちますが、今でも頻繁にアップデートされている点も見逃してはいけません。このような改善を繰り返しているからこそ、機能、セキュリティ、パフォーマンスなど、様々な面で進化を続けているのです。

Javaを使うエンジニア

Javaは「サーバーサイドエンジニア(サーバサイドエンジニアの記事はこちら)」や「組み込み系(エンベデット)エンジニア」がよく使用する言語です。

サーバーサイドとは、Webアプリケーションのうち、私たちの目に見えないサーバー内の処理であり、データへのアクセスやデータの操作などを行います。WebサイトやWebアプリケーションにとっては重要な処理です。

組み込み系システムとは、家電製品などをはじめ、自動車、工場の機械、医療機器など、大小問わず様々なモノを動かす際に必要となるシステムを指します。組み込み系システムがないと、エアコンや冷蔵庫は温度管理がまったくできなくなるなど、それぞれの機器や機械において重要な役割を果たしています。

Javaエンジニアの特徴と在籍業界

JavaエンジニアはSIer業界、Web業界、ソフトウェア業界、組み込みソフト業界など、幅広く存在しています。

どちらかというとWebアプリケーションの中でも、業務系システム、官公庁のシステム、その他に前述した通り、処理のスピードやセキュリティが求められる場合に採用されるケースが多いです。

Javaエンジニアは非常に多いため、求人も集まりやすい傾向があります。

Javaエンジニアを採用する時に知っておくとよいこと

使用しているフレームワーク

Javaは様々なフレームワークがあります。人気が高いフレームワークは下記の通りです。

  • Spring Framework
  • Play Framework
  • Java EE
  • Struts 2

採用時はフレームワークの経験も確認するようにしておきましょう。

使用しているバージョン

前述でもお伝えしましたが、Javaは頻繁にアップデートされています。
アップデートされるとバージョンがあがります。例えば、 Java SE 14の14の部分がバージョンになり、1回アップデートされるとJava SE 15と数字の部分が変わります。(※ アップデート範囲により異なる場合あり)
使用しているバージョンと最新バージョンを把握しておくとよいでしょう。
フレームワークにもバージョンがあるので、合わせて聞いておくとよいと思います。

Javaエンジニア 求人のポイント

求人を作成する時は、下記の内容を求人に入れるとよいです。

1. システム(サービス)の詳細
2. 開発環境
 サーバサイドの言語のため、インフラ環境も細かく記載しておくとよいでしょう。
3. 現在のエンジニア組織の体制
4. 現行システムの課題と募集の背景
5. 求められる業務と期待値
6. エンジニアとしてのスキルアップ支援制度の有無と詳細
7. エンジニアチーム内での相互成長のための仕組み(勉強会やLT会など)の有無と詳細
8. 選考フロー
9. 待遇
10. キャリアパス

Javaエンジニア 豆知識 

JavaScriptとJavaの関係性

どちらもプログラミング言語でありながら、非常に似た名前であるため「何か関係があるのでは?」「もしかして互換性がある?」と思ってしまいますが、全く無関係です。
Javaはサーバサイドを開発する言語で、JavaScriptはフロントエンドを開発する言語になります。

親和性の高い言語

Java経験者が見つからない場合は、以下の言語経験者も参考にしてください。※ 現場に確認必要です。
Kotlin(コトリン) :Javaを元に開発されたプログラミング言語。Androidアプリ開発の推奨言語としてGoogleからお墨付きです。

C#(シーシャープ):C#はJava、C++といった様々なプログラミング言語の良いところを集めてつくられた言語。文法が似いるので、C#を使った経験があれば、少し学習しただけでJavaが習得できるため、学習コストが抑えられます。

初心者に立ちはだかるオブジェクト指向

Javaはオブジェクト指向を取り入れていたプログラミング言語。オブジェクト指向の概念は初心者にとって理解が難しいため、つまづきポイントとして有名です。
オブジェクト指向とは、開発者がプログラミングしやすいように予め定義したものになります。定義をすることで仕様変更などに対応しやすくなります。

例えば、ある2台の車を動かすプログラムがあるとします。

オブジェクト指向がない場合>
・A車は、ボタンを押すと走って、離すと止まる。
・B車は、ボタンを押すと走って、離すと止まる。

オブジェクト指向がある場合>
・A車、B車という車がある。
・車の動作は、ボタンを押すと走って、離すと止まる。

ここで、ボタンを2回連続で押すとドリフトするという仕様変更が入ったら、オブジェクト指向なしのプログラムは2か所変更する必要がありますね。
例は2台だったからよいものの、これが100台、1000台だったら、、、考えただけでぞっとしますね。
このようにオブジェクト指向だと修正が入ったときや、大人数で開発する際に便利です。

イベント

国内では「 JJUG CC」というイベントがあります。
こちらは例年2回、春と秋に開催する日本最大のJavaコミュニティイベントです。

 

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