Ruby on Rails

この記事はRuby on Railsについて解説した記事です。会話形式のやさしい文章で「Ruby on Rails」の用語のイメージを紹介した後に、採用に役立つRuby on Railsの知識を解説しています。

1分で分かる!Ruby on Railsとは?

ジャバ―ド先生~!!ちょっといいですか??

ことりん君、おはよう!なんだい??

この前、キリンさんがWebアプリケーションをどのプログラミング言語で開発すればいいか悩んでたとき、ジャバ―ド先生にRubyっていうやつを教えてもらったよね??

そうだったね。もちろん覚えているよ!キリンさん、Rubyの学習は順調に進んでいるかな?

それなんだけど、キリンさんすっごいやる気でさ、Rubyについてはもう一通りマスターしちゃったみたいなんだよね!で、この前ジャバ―ド先生からRubyについて教えてもらったとき、フレームワークがあるっていってたでしょ?えっと…。なんだっけ…。

Rubyのフレームワークといえば、Ruby on Rails(ルビー オン レイルズ)だね。

あ、そうそう!そのRuby on Railsってどんなものか教えてくれないかな?キリンさんにもRuby on Railsのことを教えてあげたいなーと思ってさ!

じゃあ今日はRuby on Railsについて説明するね!まず、繰り返しになっちゃうけど、Ruby on Railsは、Rubyの強力なWebアプリケーションフレームワークなんだ。Ruby on Railsのことを省略して「レイルズ」と呼ばれることもあるよ。

ふむふむ。レイルズね…。ちなみにRubyのフレームワークってRuby on Railsだけなの??

もちろんRubyにもSinatra、Padrinoといったフレームワークは存在するんだ。でも数あるフレームワークの中で最も人気があるのがRuby on Railsってわけだよ。

あぁ、他にもあるんだね。でも、なんでそんなにRuby on Railsの人気が高いの??

やっぱり一番大きいのは、Ruby on Railsを使う事でWebアプリケーションを開発する際の生産性がアップするっていうところだね。エンジニアは基本的に少しでも楽をしたい人たちが多いからね。

なるほど!そう言われれば、フレームワークっていうもの自体が、開発の生産性をアップするためのものだもんね。

そうだね。Ruby on Railsはそのフレームワークの中でも、コード量が少なくシンプルにやりたいことが実現できるところであったり、機能追加などの変更に強い仕組みであったり、ライブラリが充実していて実装したい機能が既に存在していることなどが、高い人気を集めている理由なんだ。

ちょっと細かいところはよくわからないけど、キリンさんにRubyのフレームワークを1つオススメするとしたら、やっぱりRuby on Railsで間違いなさそうだね!

うん!それで良いと思うよ!

ありがとう!ジャバ―ド先生!ちょっとキリンさんのところにいってくる!

気を付けてね!

Ruby on Railsとは?採用に役立つ基礎知識

Ruby on Railsは、日本で生まれ海外にも広く愛されているRubyというプログラミング言語のWebアプリケーションフレームワークです。なお、Ruby on Railsはデンマークのエンジニアによって開発されました。

Ruby on Railsは、基本理念として「DRY原則(同じことを繰り返さない)」「CoC(設定よりも規約・決まり事を重視する)」などを掲げています。このようなしっかりとした基本理念が細部にまで浸透しているため、Ruby on Railsは洗練されたプログラミング言語という評価を受けており、日本のみならず海外の多くのエンジニアからの支持を集めています。

Ruby on Railsを使うエンジニア

Ruby on RailsはWebアプリケーションを開発するためのフレームワークです。そのため、主にサーバーサイド(バックエンド)エンジニアが使用します。

Ruby on Railsを使うエンジニアの特徴と在籍業界

Ruby on Railsを使うエンジニアは、Web業界に多く在籍しています。ただし、RubyやRuby on Rails自体のエンジニア数は、JavaPHPなどと比較すると絶対数は多くありません。

採用する時に知っておくとよいこと

Ruby on Railsの習熟度です。一言でRuby on Railsを用いた開発経験があるといっても、その程度は様々です。具体的にはRuby on Railsの導入から実際の製造にいたるまでを経験しているエンジニアもいれば、すでに他メンバーが導入し、ある程度「型」ができあがった状態から製造のみを経験したというエンジニアもいます。どちらも「Ruby on Railsの経験がある」といえますが、その差は大きいものがあります。

後述する関連資格の有無やエンジニアとしての経歴などを確認して、Ruby on Railsに関するスキルがどの程度のものであるか確認するようにしましょう。

求人のポイント

求人を作成する時は、下記の内容を求人に入れるとよいです。

1システム(サービス)の詳細
※特にそのシステム(サービス)をなぜ作っているのかを熱量をもって記載する。
2開発環境
3現在のエンジニア組織の体制
4現行システムの課題と募集の背景
5求められる業務と期待値
6エンジニアとしてのスキルアップ支援制度の有無と詳細
7エンジニアチーム内での相互成長のための仕組み(勉強会やLT会など)の有無と詳細
8選考フロー
9待遇
10キャリアパス

Ruby on Railsの豆知識

Ruby on Railsを使った有名なサービス

クックパッド株式会社 COOKPAD

約360万の料理レシピが掲載されているクックパッドは、Ruby on Railsで構築されたWebアプリケーションです。月間約5,800万人が利用しており、かなり大規模なWebサイトです。このような規模のWebアプリケーションであっても、Ruby on Railsで問題なく実現できる証といえるでしょう。

https://cookpad.com/

スタディプラス株式会社 Studyplus

Studyplusは個人の学習を管理するSNSサービスです。Google Play2年連続ベストアプリや日本e-Learning大賞(最優秀賞)などの受賞経験を持っており、約400万人以上のユーザーが利用しています。こちらもRuby on Railsで開発されたWebアプリケーションです。

https://info.studyplus.co.jp/

株式会社アンドパッド ANDPAD

ANDPADはクラウドベースの建設プロジェクト管理サービスです。利用企業数10万社、累計ユーザー数26万人ということで、建設業界では大きな注目を集めているWebアプリケーションです。Ruby on Railsのコミッターが在籍しており、テックブログ等を通じて情報発信を行っています。

https://lp.andpad.jp/

Ruby on Rails関連の資格

Ruby on Railsの資格としては以下のようなものがあります。

  • Rails5 技術者認定ベーシック試験
  • Rails4 技術者認定シルバー試験
  • Rails4 技術者認定ブロンズ

何れの資格試験についても、Rails技術者認定試験運営委員会が主催しています。

Ruby on Rails関連のイベント 

Ruby on Rails関連のイベントとしては、Kaigi on Railsが有名です。Kaigi on Rails 2021では、以下のような企業がスポンサーをつとめていることからも、イベントに対する規模の大きさが伺えます。

  • 株式会社ディー・エヌ・エー
  • ウォンテッドリー株式会社
  • 株式会社マネーフォワード
  • GMOペパボ株式会社

https://kaigionrails.org/2021/sponsors/

 

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