PowerBI

この記事はPowerBIについて解説した記事です。会話形式のやさしい文章で「PowerBI」の用語のイメージを紹介した後に、採用に役立つPowerBIの知識を解説しています。

1分で分かる!PowerBIとは?

ねぇ、ジャバード先生。聞いてもいい?

どうしたんだい?

ジャバード先生が思う「良い企業」ってどんな企業?

いきなり難しい質問がきたね…。そうだなぁ。いろいろあると思うけど、データに基づいた経営をしている会社は良い会社といえるんじゃないかな?

データに基づく?

そうそう。経営者の独断や経営陣の根拠がない決断などに振り回されず、さまざまなデータを基にして、スピーディーに正しい決断ができる会社は、いい会社だと思うよ。

あぁ、たしかにそうだね。でもさ、「データを基にする」って具体的にどうやっているの?

データを収集、分析できるBIツールっていうソフトウェアを利用している企業が多いんだ。そのBIツールの中でも、Power BIっていうソフトウェアが有名だね。

Power BI?

そう。Power BIはMicrosoft社が開発、販売しているBIツールなんだ。

Power BIを使うと何ができるの??

まずはデータの収集だね。企業には、いろんな形のデータがいろんな場所に存在しているんだ。Power BIを使うと、そういった様々なデータを集めて、保管することができるんだ。

なるほど。たしかにいろんな場所にデータが散在していると、使いにくそうだもんね。

そのとおり!でも、データはただ集めるだけだと何の意味もないよね。大事なのは、集めたデータを分析することなんだ。

ふむふむ。

Power BIには、Microsoft AIという最新のAI技術が組み込まれているんだ。そのAIを使うと、誰でも簡単に高度なデータ分析ができるんだよ。

データ分析って、そんなに簡単にできるんだね。もっとハードルが高い作業だと思っていたよ。

技術は進歩している ということだろうね。

でも、それだけ高機能だと料金もかなり高そうだね…。

いやいや、そんなことはないよ。個人で利用するPower BI Desktopは無料だし、レポートをクラウド上で共有できるPower BI Proも1ユーザー月額数千円で利用できるんだ。

参考: Power BI の料金

そんなに安いんだ!それくらいなら、企業も負担なく利用できるね!

そうだね。BIツールは企業にとって無くてはならないものになっているからね。今後はデータを活用できない企業は淘汰されていくといっても過言ではないだろうね。

なんかすごい時代になってきたなぁ。とりあえずPower BIについてよくわかったよ!ジャバード先生ありがとう!

はーい!またいつでも聞いてね!

Power BIとは?採用に役立つ基礎知識

Power BIとは、Microsoft社が開発、提供しているBIツールの1つです。

BIツールとはBusiness Intelligenceツールの略で、企業や組織内に存在する膨大なデータを集め、保管し、様々な角度でレポートを作成できるものです。BIツールによって出力されたレポートは、経営層やビジネスパーソンがビジネスにおける意思決定のために使用します。

Power BIの特徴としては、さまざまな形式のサービス、あるいはファイルからデータを集めることができる点です。Microsoftによれば、その数は500以上にのぼるそうです。一例をあげると、ExcelやPDFはもちろん、AWSやGCPといった他社のクラウドにも対応しています。

もちろん、セキュリティ面も非常に強固なため、安心して利用できます。

Power BIに関連があるエンジニア

実際にPower BIを使用して、データの分析などを行うのは、データサイエンティストです。

Power BIは、基本的にノーコードあるいはローコードでレポートを作成することができます。ただし、それらで対応できない場合はカスタマイズなどは、BIエンジニアが開発します。

BIエンジニアは、そのほかにもPower BIの導入や運用なども行います。

Power BIに関連があるエンジニアの特徴と在籍業界

Power BIは、企業の経営やビジネスの意思決定に重要なソフトウェアです。そのため、Power BIの導入を行うエンジニアは、コンサルティングに近い業務も行うことがあります。

なお、Power BIに関連があるエンジニアは、さまざまな業界に広く在籍しています。

採用する時に知っておくとよいこと

Power BIの競合製品

データが重要視される現在、企業にとってBIツールは必要不可欠なソフトウェアとなっています。そのためPower BIの競合製品もたくさん販売されています。ここでは主な競合製品を紹介します。

  • SalesForce社 Tableau
  • Qlik社 Qlik Sense
  • Yellowfin社 Yellowfin

求人のポイント

求人を作成する時は、下記の内容を求人に入れるとよいです。

1システム(サービス)の詳細
※特にそのシステム(サービス)をなぜ作っているのかを熱量をもって記載する。
2開発環境
3現在のエンジニア組織の体制
4現行システムの課題と募集の背景
5求められる業務と期待値
6エンジニアとしてのスキルアップ支援制度の有無と詳細
7エンジニアチーム内での相互成長のための仕組み(勉強会やLT会など)の有無と詳細
8選考フロー
9待遇
10キャリアパス

Power BIの豆知識

Power BI関連の資格

Power BIに関連する資格としては、以下のようなものがあります。

Microsoft Certified: Power BI Data Analyst Associate

Power BI Data Analyst Associateは、Microsoft社が主催している「Microsoft認定」の1つです。

この認定試験では、データの分析やPowerBIを使用したデータの活用スキルが問われます。想定している職種としては、データアナリストやビジネスでデータ分析を行う人たちとなっています。

残念ながら、現時点で対応している言語は英語のみであり、日本語での受験はできません。

参考:Microsoft Certified: Power BI Data Analyst Associate

Power BI関連のイベント

Power BIに関連するイベントとしては、以下のようなものがあります。

Power BI Summit

Power BI Summitは、世界最大のPower BIに関するグローバルなカンファレンスです。このカンファレンスには、MicrosoftのPower BIチームや専門家など、Power BIのスペシャリストたちが登壇します。

毎年100を超えるセッションが開催されており、多くの参加者が集まります。参加料として約100ドルがかかりますが、十分にその価値があるイベントといえるでしょう。

参考:Power BI Summit

Microsoft Japan Digital Days

Microsoft Japan Digital Daysは、日本マイクロソフト社が主催している同社最大級のデジタルイベントです。

このイベントは数日間にわたって開催され、最新ソリューションや事例などが紹介されます。2021年のセッション数は130、事例セッションだけでも40社を超える規模となっています。

Power BIに特化したイベントではないものの、Power BIに関するセッションも多いカンファレンスです。

参考:Microsoft Japan Digital Days

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