MySQL

MySQL
この記事はMySQLについて解説した記事です。会話形式のやさしい文章で「MySQL」の用語のイメージを紹介した後に,採用に役立つMySQLの知識を解説しています。

1分で分かる!MySQLとは?

ちょっと高すぎるなぁ…。こんなにするものなのか…

ことりん君、おはよう!何を見てるの??

あっ、ジャバ―ド先生!おはようございます!実はいまデータベースの価格を見てて…

ふむふむ。データベースね。

そうそう。このまえ、ロバさんがWebアプリケーションを開発したいって言ってたの覚えている?

覚えているよ!たしか、ことりん君がエンジニア探すの面倒くさがってたから、フロントエンドもバックエンドも実装できるNode.jsっていうのを教えてあげたよね。

それそれ!その件は片付いたんだけど、今度はロバさんがどのデータベースにすればいいか悩んでてさ…。で、ちょっとインターネットでOracleとかSQLServerの価格を見ていたんだ!

あぁ、そうだったんだね!ってことは高いのはデータベースのことかな?

そうなんだ…。ロバさんできるだけ予算は抑えたいっていってたんだけど、これじゃぁちょっと厳しいかなぁ…。誰かいいこと教えてくれないかなぁ…(チラッ)困ったなぁ…(チラッ)えっ、ジャバ―ド先生、名案があるって!?

ことりん君、先生まだ何もいってないよ。でも、そんなロバさんにはMySQL(マイエスキューエル)がおすすめだね!

キタキタ!!MySQLっていうのもデータベースなの??

そうだよ!MySQLっていうのはオープンソースソフトウェアのデータベースなんだ。だから、基本的に無料で使うことができるよ!

えっ、無料で使えるの??無料ってことはなんか使えない理由があるのかな??データ量に制限があるとか?個人向けとか?すぐ壊れるとか?

そんなことないよ!皆がつかってる有名なWebサービスもMySQLを使っているものが結構あるんだよ!だから何も心配することはないよ!

なんかいいことづくしだね…。うまい話には裏があるってばあちゃんが言ってたよ…。

先生、騙してないからね?まぁ確かに有料のデータベースとMySQLについて、細かい機能を見てみると少しずつ差があるんだ。やっぱり、有料のデータベースの方ができることも多いからね。でも、それがすべてのサービスやプロジェクトにとって必要なものかというと必ずしもそうじゃないからね。MySQLが持っている機能で十分ってことも多いから、シェアも結構たかいんだよ。

そっかぁ。じゃあロバさんにはMySQLをおすすめして間違いなさそうだね!ジャバ―ド先生今日もありがとう!ロバさんとこにいってきます!

またねー!

MySQLとは?MySQLの基礎知識

MySQLは、オープンソースソフトウェアのデータベースです。オープンソースソフトウェアということで、基本的に無料で使用することができます。ただし、条件によっては費用が発生するケースがあります。また、MySQLであってもサポートを受ける場合、あるいはより高機能版を使用する場合は、別途費用が発生します。

他の有料なデータベースソフトウェアと比較すると、細かい部分では機能差などに差異はあるものの、一般的なWebアプリケーションであれば十分な機能を有しています。まずはサービスをスモールスタートする場合、あるいはデータベースに求められる性能、制約がそれほど高くない場合は、MySQLが選択されることが多いです。

MySQLを使うエンジニア

MySQLはデータベースです。そのため、Webアプリケーションであればサーバーサイド(バックエンド)エンジニアやネイティブアプリエンジニアといったデータベース関連の処理を担当するエンジニアが使うことになります。また、MySQLのインストールや設定などは、データベースエンジニア、あるいはインフラエンジニアが担当します。

MySQLを使うエンジニアの特徴と在籍業界

世の中に存在するアプリケーションの多くはデータベースを使用しています。そのため、MySQLを使うエンジニアは、特定の業界だけではなく、さまざまな業界に在籍しています。強いていうのであれば、MySQLはWebアプリケーションと親和性が高いため、Web業界にはMySQLを使うエンジニアが多くいます。

MySQLに関わるエンジニアを採用する時に知っておくとよいこと

データベースとエンジニア

データベースにはさまざまな種類があります。MySQLはリレーショナルデータベース(RDB)と言われる種類のデータベースです。類似のデータベースとして、Oracle、SQLServer、PostgreSQLなどがあります。これらのデータベースについて、基本的な概念は共通しています。そのため、SQLなどを理解していれば、どのようなデータベースでも「ある程度は」対応可能です。

ただし、面倒なことにそれらのデータベースは細かいSQLの書き方に差分があります。また、差分はSQLだけではなく機能面も同様です。それらの差分は思わぬ不具合を引き起こす引き金になることもあります。

以上のような理由から、候補者が開発経験のあるデータベースについては確認しておくようにしましょう。

求人のポイント

求人を作成する時は、下記の内容を求人に入れるとよいです。

1システム(サービス)の詳細
※特にそのシステム(サービス)をなぜ作っているのかを熱量をもって記載する。
2開発環境
3現在のエンジニア組織の体制
4現行システムの課題と募集の背景
5求められる業務と期待値
6エンジニアとしてのスキルアップ支援制度の有無と詳細
7エンジニアチーム内での相互成長のための仕組み(勉強会やLT会など)の有無と詳細
8選考フロー
9待遇
10キャリアパス

よりよい採用のための予備知識

データベースのシェア

オーストリアでIT関連のコンサルティングやソフトウェア開発を事業としているSOLID IT社は、毎月データベースの人気度ランキングを発表しています。そちらによれば、MySQLはOracleに次いで2位にランクインしています。※ 下表は2021年8月のランキングの内、リレーショナルデータベースと呼ばれるもののみピックアップしています。

順位 データベース名 スコア
1位 Oracle 1269.26
2位 MySQL 1238.22
3位 Microsoft SQL Server 973.35
4位 PostgreSQL 577.05
7位 IBM Db2 165.46

引用:https://db-engines.com/en/ranking

引用:https://db-engines.com/en/ranking

ランキングの指標となっているスコア的にもOracleと肉薄していることが分かります。このような点からもMySQLが多くの支持を集めているデータベースであることが分かります。

MySQLはOracle社のもの 

先ほどご覧いただいたランキングですが、MySQLはOracleと激しい1位争いをしていることがお分かり頂けたかと思います。ですが、実はこの2つのデータベースは、どちらもOracle社が所有するデータベースソフトウェアです。そのため、実質的にデータベースソフトウェアシェアの大きな部分をOracle社が占めていることになります。

MySQLはかつてMySQL AB社という企業が開発をしていました。この企業は、2008年にコンピュータの製造などを手がけていたサン・マイクロシステムズに買収されます。その後、サン・マイクロシステムズは、2010年にOracle社に買収されることになります。このような経緯をたどり、MySQLもライバルであったOracleの傘下に入ることとなったのです。

なお、買収当初、MySQLは競合製品を持つOracle社に潰されるというのが業界の見立てでした。ところが、現在もMySQLは潰されることなく存続しています。Oracle社はオープンソースソフトウェアであるMySQLを潰すのではなく支配下に置くことで、Oracleの脅威を無くし、うまくコントロールすることに成功したといえるでしょう。

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