Swift

この記事はプログラミング言語のSwiftについて解説した記事です。会話形式のやさしい文章で「Swift」の用語のイメージを紹介した後に、採用に役立つSwiftの知識を解説しています。

1分で分かる!Swift

A:…ぐふふふふ…これで一攫千金だぞ…

B:こ、ことりん君、心の声が漏れてるみたいだけど、だいじょうぶ??

A:あ、ジャバード先生!良いところに来てくれたました!ちょっと聞きたいんだけど、iPhoneアプリってどうやってつくるの??

B:iPhoneアプリ?急にどうしたの?

A:ここだけの話なんだけど、タヌキさんがつくったiPhoneアプリが大ヒットしたんだって!だからボクもiPhoneアプリつくって一攫千金するんだっ!!

B:また、変な話にひっかかっちゃったみたいだね…。iPhoneアプリをつくるならSwiftっていうプログラミング言語でつくるのがおすすめだよ。

A:え、Swiftじゃないとだめなの?

B:ダメってわけじゃなんだけどね。Swiftは、AppleがiPhoneとかMacとかのアプリを開発するためにつくったプログラミング言語なんだ。つまり、Apple製品のためのプログラミング言語だね。

A:ふむふむ。でもSwiftじゃなくてもiPhoneのアプリはつくることができるんだよね?

B:そうだね。ひよこさんが言う通り、iPhoneアプリは必ずしもSwiftでプログラミングする必要はないんだ。でも、Swiftを使ったほうが簡単だし、サクサク動くものがつくりやすいんだよ。

A:なるほどなるほど。でも、今からSwiftを勉強するのって結構大変じゃないかなぁ。

B:そんなことないよ!Swiftはプログラミング初心者でも、比較的習得しやすいプログラミング言語だよ。ちょっと前まではiPhoneのアプリ開発にはObjective-Cっていうプログラミング言語が使われていたんだけど、プログラミング初心者にとってはなかなか習得するのが難しかったんだ。でも、それだと、なかなかアプリの開発者が増えないから、より簡単で誰でもアプリをつくることができるSwiftをつくったっていう話もあるんだよ。

A:そうなんだ!その話を聞いたらボクもできそうな気がしてきた!ありがとう!またね!

B:あ、でも一攫千金できるかはわかんないからね!!って、もうことりん君行っちゃった…

Swiftとは?Swiftの基礎知識

Swiftとは、Apple社が開発したプログラミング言語です。Swiftを使うことで、iOS、Mac、Apple TV、Apple Watch向けのアプリを開発することができます。また、Webアプリケーションなどの開発に使用することも可能です。このSwiftですが、オープンソースソフトウェアであるため、誰でも無料で使用することができます。

Swiftの特徴として、シンプルでわかりやすいため、プログラミング初心者であっても比較的習得しやすいという点があります。また、パフォーマンス(処理速度)もObjective-Cの約2.6倍、Python2.7の約8.4倍とうことで、他のプログラミング言語と比較してもかなり高速な点も特徴の1つです。

Swiftを使うエンジニア

Swiftは、ネイティブアプリエンジニアがよく使用する言語です。ネイティブアプリエンジニアの中でも、iPhoneやMacといったApple社製品のアプリを開発するネイティブアプリエンジニアが使用します。

なお、ネイティブアプリとは、PCやスマートフォンなどの端末へのインストールを必要とするようなアプリのことです。

WindowsやLinuxにインストールするアプリも定義上はネイティブアプリとなりますが、昨今ネイティブアプリと表記する際は「スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスにインストールして使用するアプリ」を指すことが多く、それに伴いネイティブアプリエンジニアも「スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスにインストールして使用するアプリを開発するエンジニア」を指す場合が多いです。

 

Swiftエンジニアの特徴と在籍業界

Swiftエンジニアは、Web業界やスマートフォンアプリを開発する企業に多くいます。また、SIer業界にも存在します。ただし、全体的にSwiftエンジニアはまだまだ多くないのが現状です。

技術面の特徴としては、Apple社がSwiftを推奨言語にしたことによって、Objective-CからSwiftに移行してきたエンジニアが多くいます。ここからは筆者の主観ですが、SwiftエンジニアはApple社の製品を愛している人が多く、新しい技術なども積極的に習得しようとする方が多いように見受けられます。

採用用する時に知っておくとよいこと

使用しているフレームワーク

Swiftにも、ほかのプログラミング言語と同様にフレームワークがあります。具体的にはサーバーサイドフレームワークのPerfect、WebアプリケーションフレームワークのVaporSwiftonなどが有名です。フレームワークによる開発経験はアピールポイントとなるため、候補者には確認するようにしましょう。

Swiftの資格

Swift関連の資格としてApp Development with Swiftがあります。この資格では、Appleが提供しているSwift、Xcode、App開発ツールなどの基礎知識を証明できます。

求人のポイント

求人を作成する時は、下記の内容を求人に入れるとよいです。

1.システム(サービス)の詳細
※特にそのシステム(サービス)をなぜ作っているのかを熱量をもって記載する。
2.開発環境
3.現在のエンジニア組織の体制
4.現行システムの課題と募集の背景
5.求められる業務と期待値
6.エンジニアとしてのスキルアップ支援制度の有無と詳細
7.エンジニアチーム内での相互成長のための仕組み(勉強会やLT会など)の有無と詳細
8.選考フロー
9.待遇
10.キャリアパス

Swiftの豆知識 

Swiftをビジュアルプログラミングで学ぶ

Swiftを学びたいという方にはSwift Playgroundsがおすすめです。Swift Playgroundsは、Apple社が開発した「ビジュアルプログラミングでSwiftを学べる」プログラミング教材です。こちらを使えばゲーム感覚で楽しみながら、Swiftを学ぶことができます。実際に、プログラミング教育の必修化がはじまった小学校などでも、プログラミング教育用の教材として活用されています。子どもはもちろん、これからSwiftを学ぼうと思っているプログラミング初心者にもおすすめしたいサービスです。

Swift関連のイベント

Apple社が毎年開催しているWWDC(世界開発者会議)では、Swiftの最新情報が公開されることがあります。

また、日本ではtry! Swift TokyoというSwiftに特化したイベントも開催されており、世界中から様々なスピーカーの方が登壇されています。※ 2020年は新型コロナの影響により、中止となりました。

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