ASP.NET

この記事はASP.NETについて解説した記事です。会話形式のやさしい文章で「ASP.NET」の用語のイメージを紹介した後に,採用に役立つASP.NETの知識を解説しています。

1分で分かる!ASP.NETとは

ジャバ―ド先生、この前イタチさんにVB.NETを教えてあげたの覚えている??

もちろん!社内システムをつくりたいって話だったよね?そういえば、あれからどうなったの?

バッチリ!!イタチさんとても喜んでたよ!

それはよかったね!

うん!でも、イタチさんから別のリクエストをもらっちゃってさぁ…。この前相談した社内システムはWindowsのデスクトップアプリで十分だったんだけど、どうやら次はWebアプリケーション化したい社内システムがあるらしんだよねぇ。どのプログラミング言語で開発すればいいかなぁ?

イタチさんとこのエンジニアさん、この前の社内システム開発でVB.NETのスキルがだいぶアップしたんじゃない?だったらASP.NET(エーエスピー ドットネット)を使ってWebアプリケーションを開発するのがいいんじゃないかな?

ASP.NETってプログラミング言語のこと??

ASP.NETはプログラミング言語じゃなくて、フレームワークなんだ。Microsoftが提供しているんだよ。ASP.NETを使えば、WebアプリケーションやWeb APIを開発することができるんだよ!

ふむふむ。ASP.NETはWeb開発が得意なフレームワークなんだね。ってことは、ASP.NETはVB.NETのフレームワークなのかな??

惜しい!ASP.NETは他のフレームワークと少し違った特徴を持っているんだ。フレームワークの多くは、どれか1つのプログラミング言語でしか使用できないケースが多いんだよ。もう少し具体的にいうと、LaravelPHPDjangoPythonのフレームワークだけど、LaravelをPythonで使うことはできないし、DjangoをPHPで使うこともできないんだ。

そうだよね!この前教えてもらったところだから覚えているよ!

でもASP.NETは、複数のプログラミング言語のフレームワークとして動作するんだ!具体的にはC#、F#、C++、そしてVB.NETなどといったプログラミング言語でフレームワークとして使うことができるんだよ!

たくさんのプログラミング言語のフレームワークとして使えるのはいいね!エンジニアさんを集めるのも楽そうだ!

そう!イタチさんとこのエンジニアさんはVB.NETのスキルが上がっているはずだから、ASP.NETを使ってWebアプリケーションを開発してみてもいいかなと思っているんだけどどうだろう?

たしかにそれは良い案だね!さすがジャバ―ド先生!早速イタチさんに伝えてみるよ!

はーい!がんばってね!

ASP.NETとは?採用に役立つASP.NETの基礎知識

ASP.NETはMicrosoftが提供しているWebアプリケーションあるいはWebサイト開発用のフレームワークであり、無料で利用することができます。

通常、Webアプリケーションのフロントエンドを開発するためには、HTMLCSSなどの知識が必要となります。ただし、MicrosoftのVisual Studioという統合開発環境とASP.NETを使えば、それらの知識を有していなくても簡単なGUIでWebのフォームを開発することができます。

また、前述したように多彩なプログラミング言語のフレームワークとして動作するため、比較的エンジニアを確保しやすいという点が特徴です。

ASP.NETを使うエンジニア

ASP.NETは、Web関連のアプリケーションを開発するためのフレームワークです。そのため、フロントエンドエンジニアサーバーサイド(バックエンド)エンジニアなどが使用します。

ASP.NETを使うエンジニアの特徴と在籍業界

これまでもお伝えしてきたとおり、ASP.NETを使えばWebアプリケーションの開発が可能です。ただし、残念ながらASP.NETはWebアプリケーションやWebサイトを開発する際のメインストリームではありません。

現在、Webアプリケーション開発といえば、Java、Python、PHP、Rubyといったプログラミング言語が主流となっています。ASP.NETが選択されるケースとしては、自身の企業あるいはクライアントがMicrosoftのテクノロジーを積極採用しているような場合です。

そのため、ASP.NETを使うエンジニアはWeb業界よりもSIer業界などの方が多いです。

採用する時に知っておくとよいこと

ASP.NETはフレームワークですが、これだけを知っていれば良いという訳ではありません。.ASP.NETに加えて、.NET FrameworkというMicrosoft独自の実行環境やEntity Frameworkといったものもセットで必要となるケースが多いです。

このあたりの関連情報を知っているか否かで開発生産性が異なってくるので、事前に確認を行うようにしましょう。

求人のポイント

求人を作成する時は、下記の内容を求人に入れるとよいです。

1システム(サービス)の詳細
※特にそのシステム(サービス)をなぜ作っているのかを熱量をもって記載する。
2開発環境
3現在のエンジニア組織の体制
4現行システムの課題と募集の背景
5求められる業務と期待値
6エンジニアとしてのスキルアップ支援制度の有無と詳細
7エンジニアチーム内での相互成長のための仕組み(勉強会やLT会など)の有無と詳細
8選考フロー
9待遇
10キャリアパス

ASP.NETの豆知識

.NET FrameworkとASP.NETの関係

.NET Frameworkの時代はそろそろ終わりを告げようとしています。今後は.NET Frameworkの後継である.NET Coreという新しいテクノロジーに移行していくことが予想されています。その.NET Frameworkのサポート終了期間に基づき、ASP.NETはASP.NET Core MVCBlazorといった最先端技術への移行が推奨されています。

今後ASP.NETで開発を行うのか、上記のようなASP.NET Core MVCやBlazorを用いて開発するかについては、引き続きウォッチするようにしましょう。

ASP.NET関連のイベント 

ASP.NET限定のイベントではありませんが、.NET関連のイベントとしては以下のようなものがあります。

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