RDS

この記事はRDSについて解説した記事です。会話形式のやさしい文章で「RDS」の用語のイメージを紹介した後に、採用に役立つRDSの知識を解説しています。

1分で分かる!RDSとは?

ふぅ…。くまさん熱く語るのはいいんだけど、ちょっと長すぎて疲れちゃったな…。

ことりん君、こんにちは。何やらお疲れモードかな?

あ、ジャバード先生!なんでボクが疲れているって分かったの??

かなり大きな独り言が聞こえてきたからね。

あぁ聞こえちゃってたか…。実はさっきくまさんにつかまっちゃってさ。RDS (アールディーエス)の話を3時間くらいぶっ通しで聞かされてたんだ…。

3時間!?それでRDSのことは理解できた?

いや、もうなんか途中で心のシャッターが閉じちゃってさ…。右から左への状態だったよ…。

そうなんだね。じゃあ簡単にRDSについて解説しておこうか。

お願いします!

RDSっていうのは、数あるAWSを構成しているサービスの1つなんだ。RDSを使えば、クラウド経由でデータベースを使うことができるようになるよ。

ふむふむ。RDSはデータベースなんだね。どんな特徴があるの?

もっとも特徴的なのは「マネージド型」であることだね。

マネージド型??

そう。簡単に言えばデータベースサーバーの運用作業はすべてAWS側で対応してくれるってことだね。だから、管理の手間が圧倒的に省けるというわけなんだ。

なるほど。インフラの管理って結構大変そうだもんね。

そうだね。それにクラウドサービスの特徴でもあるんだけど、性能が不足している状態になったらすぐに性能アップができるのも嬉しいポイントだね。オンプレミスだと、物理的な機器の交換を伴うから、時間もお金もかかっちゃうからね。

クラウドだとWebの管理画面からポチポチやるだけでいいもんね。

そのとおり!そのほかにもRDSは障害に強かったり、セキュリティ面も強固だから安心して使うことができるデータベースサービスといえるね。

なんかいいことばかりだね!RDSのデメリットはないの?

もちろんあるよ。さっきマネージド型のサービスっていったけど、マネージド型サービスは管理は楽になる一方で、OSやミドルウェアの設定を変更することはできないんだ。

なるほど…。

それに通常のデータベースであれば使える機能が、RDSだと使えないという点もデメリットだね。ただ、それらのデメリットを差し引いても優れたサービスであることには変わりがないよ!

デメリットを理解した上で使うことが大事だね。ジャバード先生ありがとう!RDSについてよくわかったよ!

はーい!また分からないことがあったらいつでもおいで!

RDSとは?採用に役立つ基礎知識

RDSは、AWSが提供するマネージド型のリレーショナルデータベースサービスです。

マネージドとは、その言葉のとおり「管理された」サービスを指します。つまり、OSやソフトウェアなどの運用や保守はクラウドサービス提供者側で管理します。そのため、大幅な運用コストの削減が可能です。

RDSでは、データベースエンジンを以下の6つから選択可能です。そのため、簡単にRDSへの移行が可能です。

  • Amazon Aurora
  • MySQL
  • MariaDB
  • Oracle
  • Microsoft SQL Server
  • PostgreSQL

※ 内部リンク:MySQL、Oracle、Oracle、PostgreSQL

そのほかにもRDSは、スケール(性能アップ)が簡単、障害に強い、強固なセキュリティなどの特徴を有しています。

RDSを使うエンジニア

RDSはデータベースの機能を提供するサービスです。

そのため、サーバーサイド(バックエンド)エンジニアネイティブアプリエンジニアなどのデータベース関連の処理を担当するエンジニアが使います。

なお、設定に関してはインフラ基盤(データベース)エンジニアなどのインフラエンジニアが担当します。

RDSを使うエンジニアの特徴と在籍業界

RDSはすでに多くの業界や企業で採用されています。そのため、RDSを使うエンジニアや在籍業界に傾向はありません。

採用する時に知っておくとよいこと

RDSによってデータベースエンジニアの仕事がなくなる?

前述したとおり、RDSはマネージド型のデータベースサービスです。最近では、アプリケーション開発に、RDSなどをはじめとするクラウドサービスを導入するケースが増加しています。

そのため、これまでデータベースの管理などをおこなってきたデータベースエンジニアや一部のインフラエンジニアは、少しずつではありますが仕事が減少している状況です。

もっとも、世の中のアプリケーションはオンプレミス上に構築されているものも多いため、すぐに仕事がなくなるわけではありません。

ただ、すでにクラウドファーストな時代です。今後、エンジニアを取り巻く環境、仕事の在り方も大きく変わっていくことでしょう。

求人のポイント

求人を作成する時は、下記の内容を求人に入れるとよいです。

1.システム(サービス)の詳細
※特にそのシステム(サービス)をなぜ作っているのかを熱量をもって記載する。
2.開発環境
3.現在のエンジニア組織の体制
4.現行システムの課題と募集の背景
5.求められる業務と期待値
6.エンジニアとしてのスキルアップ支援制度の有無と詳細
7.エンジニアチーム内での相互成長のための仕組み(勉強会やLT会など)の有無と詳細
8.選考フロー
9.待遇
10.キャリアパス

RDSの豆知識

RDS関連の資格

RDS関連の資格としては、AWS認定があります。AWS認定は、「基礎」「アソシエイト」「プロフェッショナル」「専門知識」の4つのカテゴリ、合計11の資格で構成されています。

なお、RDSは数あるAWSサービスの中でも、利用される頻度が高いものです。そのため、下記認定試験でRDSに関する知識などが問われます。

RDS関連のイベント

RDSに関連するイベントとしては以下のようなものがあります。

AWS re:Invent

AWS re:Inventは、年に1回開催されるグローバルなイベントです。AWS関連のカンファレンスとしては世界最大規模のものとなります。

新型コロナが流行する前までは、毎年ラスベガスで開催されていましたが、現在はオンラインでの開催となっています。

AWSに関する最新情報が発表されたり、技術的なハンズオンなどが行われます。

参考:AWS re:Invent

AWS Summit

AWS Summitは、世界各国で年次開催されているイベントです。日本では、アマゾンウェブサービスジャパン株式会社が主催しています。AWSに関するカンファレンスとしては、AWS re:Inventに次ぐ規模を誇ります。なお、ここ数年は新型コロナの影響もあり、オンライン上で開催されています。

このイベントでは、AWSに関する最新情報や事例の紹介、さらには150を超えるセッションが開催されます。その中で、RDSに関する発表やセッションが実施されます。

参考:AWS Summit Online

 

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