プロジェクトマネージャー(PM/PL)

プロジェクトマネージャー
この記事はプロジェクトマネージャーについて解説した記事です。会話形式のやさしい文章で「プロジェクトマネージャー」の用語のイメージを紹介した後に,採用に役立つプロジェクトマネージャーの知識を解説しています。

1分で分かる!プロジェクトマネージャー(PM/PL)とは?

A:あ、ジャバ―ド先生だ!おはようございます!

B:ことりん君、おはよう。さて、ここでジャバ―ド先生クイズぅぅぅ!!!!

A:え!?!?!? クイズ????

B:さて、いよいよ最後の1問です!!
「優秀なシステムエンジニアやプログラマーがいれば、プロジェクトマネージャーは必ずしも必要ない」
〇か✕かどっち!? 制限時間は10秒!はい、スタート! チック、タック、チック、タック…

A:え、え、え… ま、まる!!

B:ブッブーーーーーー!! 正解は✕でした!! ことりん君残念!!

A:ジャバ―ド先生、いろいろ聞きたいことがあるんだけどさ、なんで急にクイズなの??あと、プロジェクトマネージャーって何する人なの?? 

B:ことりん君、いい質問だね。ジャバ―ド先生は、最近クイズにはまってるんだよ。あと、プロジェクトマネージャーのことだね。ことりん君はオーケストラとか見たことある?

A:あんまり興味はないけど、テレビでちょっと見たことはあるよ!

B:オーケストラには、いろんな楽器の奏者がいるよね。でも、それぞれの奏者は自分の楽器を演奏することで精一杯だよね。全体のリズムを統率したり、あるパートでは特定の楽器演奏を強調したり…といった指示を出しているのは誰かわかる??

A:え~と、指揮者かな?

B:そう!オーケストラにとって、指揮者はとても大事な存在だよね。プロジェクトマネージャーは開発プロジェクトにとって指揮者のような存在なんだ。

A:指揮者とプロジェクトマネージャーが一緒ってこと??

B:そうだよ!プロジェクトマネージャーは、指揮者みたいに、常にプロジェクト全体に気を配っているんだ。進捗に遅れがないか?遅れているところは何が問題なのか?どのように対策していくのか?といったことを考えるのが、プロジェクトマネージャーの仕事だね。ほかにも、クライアントや社内の関係者と、いろんなことを調整するのも仕事の1つなんだよ。

A:たしかに指揮者がいないと、演奏もバラバラになっちゃいそうだもんね。

B:そうなんだ!プロジェクトマネージャーについて、お分かりいただけたかな?どうだい?すごく役にたつクイズだったでしょ??また、たくさんクイズを出してあげるからね!

A:(ジャバ―ド先生のクイズブーム、早く落ち着いてくれないかな…)

プロジェクトマネージャーとは?プロジェクトマネージャーの基礎知識

プロジェクトマネージャーは、プロジェクトの責任者です。ヒト、モノ、カネ、そして情報などといったリソースを管理し、プロジェクトを成功へと推進するのが役割です。

プロジェクトマネージャーの代表的な業務は下記の通りです。

  • プロジェクトの計画を策定する
  • リソースを管理する
  • 進捗を管理する

プロジェクトマネージャーは、まずシステム化の範囲の検討、人員の計画、スケジュールの計画などといったプロジェクトを円滑に推進するための計画を策定します。実際にプロジェクトがスタートした後は、限りがあるヒト、モノ、カネなどのリソースをうまく活用しつつ、プロジェクトを進めていきます。また、全体の進捗についても管理を行います。万が一、遅延が発生した場合は、遅延原因を確認し、適切な対策を講じます。

ここまでは「教科書的な役割」になります。実際のプロジェクト現場では、メンバーのメンタルケア、ファシリテーション、クライアントと強固な信頼関係を築くことなど、プロジェクトがを推進するために必要なことはすべて行います。

プロジェクトマネージャーとはどんな人か

プロジェクトマネージャーは、プロジェクトの成功を左右する重要な要素です。メンバーに、「このプロジェクトマネージャーは信頼できない」と思われると、プロジェクトはたちまち崩壊してしまいます。とはいえ、プロジェクトを推進するためには、客観的に、厳しく管理することも求められます。

クライアントとメンバーの板挟みになることもしばしばあります。

プロジェクトマネージャーの特徴は以下のようなものがあります。

  • 全体を俯瞰的に見渡すことができる
  • 責任感が強い
  • クライアントやメンバーに嫌われる覚悟を持っている(プロジェクトの推進が目的)

採用にあたって知っておいた方がよいポイント

業務範囲

他の職種同様に、プロジェクトマネージャも厳密な定義はありません。基本的には前述したような役割となりますが、売上責任を持っているケース、メンバーの調達なども担当するケースなど、企業によって異なります。

候補者には、プロジェクトマネージャーとしてプロジェクトやチームの規模なども含めどのような業務を行っていたのか確認するようにしましょう。

キャリアパス

ITエンジニアの中には、プロジェクトマネージャーを目指している方が多くいます。実際の開発作業に関連する職種としては、最上位といえるでしょう。

プロジェクトマネージャーからの他の職種へのキャリアパスとしては、ビジネス関連の知識を深めて、ITコンサルタントへ進む方もいます。

資格

プロジェクトマネージャー関連の資格としては下記のようなものがあります。

応募資格に上記のような資格が必要か、現場に必ず確認するようにしましょう。

候補者によく聞かれる質問

募集背景

プロジェクトマネージャーは、プロジェクトの行く末を左右する重要なポジションです。そのため、社内で経験を積んだ方、プロジェクトマネージャーとして実績がある方がアサインされるケースが多いです。

プロジェクトマネージャー、あるいはプロジェクトリーダーの候補者も、基本的には上記も認識しているはずです。そのため、「なぜ、そのような重要なポジションを社外から募集するのか」という疑問を持つ方も少なくありません。

ご参考までに一例をあげると、下記のようなケースが考えられます。

・業務拡大につき、プロジェクトマネージャーやプロジェクトリーダーを積極採用している。

・社内にプロジェクトマネージャーやプロジェクトリーダーが不足している

※ 理由は退職等のネガティブなケースである可能性もあります。

候補者は、このあたりの募集背景を気にされる方が少なくないため、あらかじめ現場に確認しておくとよいでしょう。

業務範囲

プロジェクトマネージャーとプロジェクトリーダーの違いについては後述しますが、企業によっても業務範囲は異なります。

ある企業では、プロジェクトマネージャーがプロジェクトリーダーを兼任することもありますし、それぞれ明確に業務範囲が線引きされているところもあります。

また、あまり人数が多くない企業やプロジェクトでは、プロジェクトマネージャーがシステムエンジニアやプログラマーを兼任しているケースもあります。

候補者も、入社後はどこまでが業務範囲となるのかを気にされることが多いため、これも事前に現場に確認しておきましょう。

プロジェクトマネージャーの豆知識

プロジェクトマネージャー(PM)とプロジェクトリーダー(PL)の違い

プロジェクトリーダーという職種があります。プロジェクトマネージャーと非常に類似した職種名であるため、違いがよくわからないという方も多いのではないでしょうか。

一般的にプロジェクトマネージャーは、前述したようにプロジェクトの予算、人員、進捗の管理等を担当しますが、実際の開発作業にはあまりタッチしません。一方、プロジェクトリーダーは、仕様の調整やとりまとめ、メンバーの成果物をチェックするなど、より開発現場に近い業務が中心となります。

ただし、プロジェクトによっては、プロジェクトマネージャーがプロジェクトリーダーを兼務することもよくあります。

よりよいプロジェクトマネージャーのための予備知識

プロジェクトマネージャーに必要な知識

プロジェクトマネージャーに必要な知識は以下の通りです。

プロジェクトマネジメントのスキル 

プロジェクトマネジメントとは、プロジェクトを円滑に進めるためのスキルです。経験から学ぶ部分も大きいのですが、先人たちの数々の失敗から生み出されたプロジェクトマネジメントのノウハウを体系的に学ぶことが重要です。

開発に関する幅広いスキル

プロジェクトマネージャーは、プロジェクトの推進を阻害する要素をクリアにする必要があります。それは、時に技術的な問題であることもあります。そのため、開発に関する幅広いスキルを身に付けておく必要があります。

コミュニケーションスキル

プロジェクトマネージャーは、様々な人とコミュニケーションを取ります。プロジェクトメンバー、社内の品質管理部門、クライアント、場合によっては別の開発会社など…。プロジェクトに関する人々と積極的にコミュニケーションをとり、プロジェクト全体を前へ進めるアクションをとる必要があります。

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