1分で分かる!Unityとは?
ジャバ―ド先生、大変大変!
どうしたの?ことりん君?
iOSとかAndroidのアプリを作っていたたぬきさんのこと覚えてる?
もちろん!覚えてるよ!
そうそう!そのたぬきさんが、今度はスマートフォンのゲームを開発しているんだって!でもiPhone用のアプリとAndroid用のアプリを別々に作ってるから、開発費用がかなりかさんでいるみたいで…。いい方法があれば教えてあげたいんだけど、ジャバ―ド先生知らない??
ふむふむ。それならUnity(ユニティ)がおすすめだね。
ゆにてぃ??それってプログラミング言語??
そう、Unity!Unityはゲームエンジンの1つで、C#を使ってプログラミングしていくよ!ちなみに、ゲームエンジンっていうのは、ゲームを開発するためによく使われる機能や素材はもちろん、開発環境もセットで用意されたものを指すんだ。少し難しく感じるかもしれないけど、簡単にいうとゲームを簡単に開発するためのプログラムだと理解しておくといいよ!ことりん君が普段遊んでいるゲームも、ゲームエンジンを使って開発されたものが多いんだよ!
なるほど!Unityを使えばゲームを簡単に開発できるから、たぬきさんも助かるってことだね!
ふっ、ふっ、ふっ…。実はUnityのすごいところはそれだけじゃないんだよ。
え!そうなの??それだけでも十分便利そうだけど!
Unityが本当にすごいのは、1つUnityでプログラムをつくるだけでいろんなプラットフォームに対応したアプリを用意できちゃうことなんだよ!
ん…。どういうこと??
たぬきさんは、たぶんこれまでiPhone版のゲームはSwiftで開発、Android用のゲームはKotlinとかJavaで開発していたはずなんだ。同じようなゲームなのにまったく別のプログラムを開発しなきゃいけないのは大変だし、良く考えるとなんか無駄が多いよね。
たしかに…。1つのゲームでもiPhone用とAndroid用を作るだけで、工数も単純に計算すると2倍かかっちゃうもんね。
そうなんだ!Unityを使えば、1つのプログラムを開発するだけで、iOS、Android、Windows、Linux、PlayStation4、XBOX ONE、Nitendo Switchなどなど、全部で25を超えるプラットフォームに対応するアプリを準備できちゃうんだよ!
25以上!?それはすごすぎるね…。たしかにUnityがあればたぬきさんの悩みも解決だね!ジャバ―ド先生ありがとう!たぬきさんに教えてくるよ!
気を付けてね!
Unityとは?Unityの基礎知識
Unityとは、ゲームやアプリを作成するためのゲームエンジンです。現在までにリリースされている多くのゲームがUnityを利用して開発されています。Unityには、ゲーム開発の生産性をアップするゲームエンジンのほかにも、Unityクリエイターを育成するための学習コンテンツ、すぐにゲームを開発することができるように予め素材が用意されたアセットストア、Unityの機能などの理解を助けるドキュメントなど、エンジニアを助ける様々なものが用意されています。
Unityを使うエンジニア
Unityは、これまで説明してきたとおり、ゲーム開発エンジニアがよく使います。また、Unityはゲーム開発のほかにも、映像制作、アニメーション、建築設計のシミュレーションなどを開発することもできます。そのため、そのようなアプリケーションを開発するエンジニアも利用します。
Unityを使うエンジニアの特徴と在籍業界
現在、Unityはゲーム業界以外にも活動領域を広げつつありますが、基本的にはゲームが中心です。そのため、Unityエンジニアはゲーム業界(スマホアプリ含む)に多く在籍しています。
採用する時に知っておくとよいこと
業務範囲
Unityと一言で言っても、2Dゲーム、3Dゲーム、AR/VRといった様々なものを開発することができます。それぞれ開発を行うためのノウハウは異なりますので、Unityによる開発経験がある候補者には、Unityを利用してどのようなものを開発したのか確認するようにしましょう。
求人のポイント
求人を作成する時は、下記の内容を求人に入れるとよいです。
1.システム(サービス)の詳細
※特にそのシステム(サービス)をなぜ作っているのかを熱量をもって記載する。
2.開発環境
3.現在のエンジニア組織の体制
4.現行システムの課題と募集の背景
5.求められる業務と期待値
6.エンジニアとしてのスキルアップ支援制度の有無と詳細
7.エンジニアチーム内での相互成長のための仕組み(勉強会やLT会など)の有無と詳細
8.選考フロー
9.待遇
10.キャリアパス
豆知識
Unityがクラウド化する?
2021年8月、Unityを開発しているUnity Technologies社は、リモートデスクトップツールを手がけるParsec社を約353億円で買収しました。これまで、Unityを利用する場合は、エンジニアのPCにインストールする必要がありました。そのため、インストールの煩わしさやPCの性能面の問題により、十分にパフォーマンスを発揮できないこともありました。
Parsec社の買収は、Unityをクラウド化するための一手と見られており、さらに使いやすいものへと進化する可能性があります。