zabbix

この記事はzabbixについて解説した記事です。会話形式のやさしい文章で「zabbix」の用語のイメージを紹介した後に、採用に役立つzabbixの知識を解説しています。

1分で分かる!zabbixとは?

ジャバード先生、大変!!大変!!

ことりん君おはよう!そんなに急いでどうしたの?

ひまわりミュージックさんが運営しているECサイトがダウンしちゃったみたい!

それは大変だね。一体何があったの?

詳しいことはボクもよく分からないんだけど、サーバーのディスク容量がいっぱいになったことに気付かなかったみたいなんだよね。

なるほど。

でもさ、これを防ぐのってなかなか大変だよね。毎日誰かがチェックするしかないのかな?

それならZabbix (ザビックス)を使うといいんじゃないかな?

Zabbix??

そうそう。Zabbixは統合監視ソフトウェアと呼ばれるものの1つなんだ。サーバーやネットワークなど、さまざまなリソースの状況を監視できるんだよ。

Zabbixってのを使えば、今回のひまわりミュージックさんのトラブルは防げたってこと?

そうだね。Zabbixは死活監視 (サーバーがダウンしていないか)や、ポート監視、さらにはネットワークやサーバーのリソース(CPU、メモリ、ディスクの使用率など)を監視できるんだ。そして、監視の閾値に達するなど、何らかの問題が発生したときは、メールなどでアラートを発報できるんだよ。

そうなんだ!ってことは今回も「ディスク使用率が90%を超えたから気を付けて!」っていうメールが事前に出せたかもしれないってことだね?

そういうイメージだね!

それはとっても便利そうだね!でもそんなに高機能なら、価格も高そうだな…。

いや、そんなことはないよ。Zabbixはオープンソースソフトウェアだからね。

じゃあ無料でつかえるの?

もちろん!ただ、設定が不安だったり、運用するリソースが社内にない場合は、企業が提供しているZabbixのサポートサービスの使用をおすすめするよ!当然こちらは有償での対応となるけどね。

ひまわりミュージックさんもZabbixを導入したほうが良さそうだね。ジャバード先生、ありがとう!ちょっとひまわりミュージックさんのところへ行ってくるよ!

はーい!気を付けてね!

zabbixとは?採用に役立つ基礎知識

Zabbixとは、統合監視ソフトウェアと呼ばれるものの1つです。オープンソースソフトウェアであり、誰もが無料で利用できます。

サーバー、ネットワーク、さらにはアプリケーションというのは、想定しない(想定を超える)トラブルがつきものです。そのようなトラブルが発生すると、最悪の場合はシステムがダウンしてしまうことも珍しくありません。

ただ、アプリケーションによってはダウンが許されないものもあります。また、ECサイトなどのダウンはその企業の収益に悪影響を及ぼすリスクもあります。

Zabbixは、そのような「想定しないトラブル」や「トラブルが発生する予兆」を早期発見すべく、さまざまな情報を収集することができます。また、問題が発生した場合、あるいはトラブルの予兆を見つけた場合に、自動的にアラートを発信可能です。

これにより、システムに関する安定した運用を実現できるようになります。

Zabbixを使うエンジニア

Zabbixを使うエンジニアとしては、インフラ(サーバー)エンジニアインフラ(ネットワーク)エンジニアなどが挙げられます。

なお、実際にZabixを利用して障害発生時に対応を行うのは、運用・保守工程を担当する運用エンジニアなどです。

Zabbixを使うエンジニアの特徴と在籍業界

Zabbixは統合監視ソフトウェアとしては、もっともスタンダードなものです。そのため、Zabbixを使うエンジニアに特筆すべき傾向はありません。また、Zabbixを使うエンジニアが在籍している業界もさまざまです。

採用する時に知っておくとよいこと

Zabbixエンジニアの需要

インターネットが普及した結果、Webアプリケーションでさまざまなものが実現できるようになりました。

ただ、利便性は向上した一方で、ひとたび障害が発生してWebアプリケーションが停止してしまうと、大きな被害や損害が発生するケースが増えています。そのため、「安定してシステムを稼働させるか」というポイントが大きな課題となっています。

その解決策の1つがZabbixです。すでにさまざまな企業、システムがZabbixを導入しています。

今後もさらにZabbixができるエンジニアの需要は高くなっていくことでしょう。

求人のポイント

求人を作成する時は、下記の内容を求人に入れるとよいです。

1.システム(サービス)の詳細
※特にそのシステム(サービス)をなぜ作っているのかを熱量をもって記載する。
2.開発環境
3.現在のエンジニア組織の体制
4.現行システムの課題と募集の背景
5.求められる業務と期待値
6.エンジニアとしてのスキルアップ支援制度の有無と詳細
7.エンジニアチーム内での相互成長のための仕組み(勉強会やLT会など)の有無と詳細
8.選考フロー
9.待遇
10.キャリアパス

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Zabbixに関連するサービス

Zabbixはオープンソースソフトウェアです。そのため、さまざまな企業がZabbixを利用してビジネスを展開しています。ここではいくつかの事例を紹介します。

SCSK Plus サポート for Zabbix (SCSK社) 

独立系の大手SIerであるSCSKは、Zabbix社の認定プレミアムパートナーとして、Zabbixに関する構築・運用のサポートを行っています。また、Zabbixに関する教育事業も展開しています。

参考:SCSK Plus サポート for Zabbix

Zabbixサポートサービス  (NEC社)

NECも、日本に6社しかないZabbix社認定プレミアムパートナーの1社です。同社もSCSKと同様に、Zabbixに関する構築作業や保守サポートサービスを行っています。

参考:Zabbixサポートサービス

Zabbix関連の資格

Zabbix関連の資格としては、Zabbix公式トレーニングプログラム/認定資格があります。この認定資格は、Zabbix LLC社が主催しています。

主なトレーニングコースは以下の通りです。

トレーニング/資格名 Level 概要
Zabbix認定ユーザー Level 1 Zabbixの基礎、各種値の表示などを学ぶ。
Zabbix認定スペシャリスト Level 2 Zabbixの主要機能や構築・運用を学ぶ。

また、内部的な仕組みや動作を理解する。

Zabbix認定プロフェッショナル Level 3 Zabbixのより高度な機能や内部の仕組みを理解する。

大規模アプリケーションなどに最適な構築・運用するスキルを身につける。

Zabbix認定エキスパート Level 4 Zabbixのより高度な機能を学ぶ。

Zabbixのプロフェッショナルを目指す。

参考:Zabbix公式トレーニングプログラム/認定資格

Zabbix関連のイベント

Zabbix関連のイベントとしては以下のようなものがあります。

Zabbix Conference Japan

Zabbix Conference Japanは、Zabbix社が主催している日本最大のイベントです。最近は、新型コロナウイルスの影響もあり、会場とオンラインのハイブリット開催となっています。

このイベントでは、CEOによる基調講演、ユーザーの事例、最新情報などが発表されます。2021年に開催された会では、通常は数万円もするトレーニングが無料で受けられるなど、メリットも大きいイベントです。

参考:Zabbix Conference Japan 2021

 

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