1分で分かる!AI(人工知能)とは?
ガクガクブルブル…
ことりん君、震えちゃってどうしたの??たしかに今日はちょっと気温が低いかな??
ジャバード先生…アイツら怖いよぉ…。もうボクたち人間は終わりだよ…。
ことりん君も先生も人間なのか?っていう点はさておき、何に対してそんなに怖がっているの?
人工知能だよ!AIだよ!アイツら、ボクらの仕事を奪い取るつもりだよね!?いや、仕事どころかもう全部奪っちゃうつもりだよ、きっと…。
人工知能?映画かアニメでも見たの??
そう!昨日時間があったから、ウィル・スミスが出てる「アイ,ロボット」って映画を見たんだよ!そしたら人工知能が人類を支配しようとしててさ!それに最近ニュースとかでも「人工知能が仕事を奪う」っていうの見たことあるし!ちょっとヤバいよね!!
まぁ映画はフィクションだからね。でも、確かに、ことりん君までの拒否反応はないにしても「人工知能ってよくわからない」っていう人は多いんだ。人工知能の現状とどんな技術かを理解しておけば、そこまで怖がることはないんだけどね。
え、そうなの??ジャバード先生信じてよい??
大丈夫だよ。今日は人工知能について少しお話ししよう。
お願いします!
さっきから「人工知能」ってワードがでているけど、大きく2つに分けることができるんだ。その2つとは「汎用型」と「特化型」と呼ばれるものだよ。
汎用型と特化型…
そう。たぶんことりん君が頭の中でイメージしているのは「汎用型」だね。汎用型は、どんなことでも自らの判断でこなしてしまう、いわば人間の脳と同じような機能を持った人工知能のことだよ。
あぁ、そうそう!おっそろしいよね!
ちなみに汎用型の人工知能は、まだ実現してないし、いまのところ実現する「目処」も立ってないから安心していいよ。
え、そうなの??
そうなんだ。汎用型を実現するのはかなりハードルが高いからね。ということで、今、世の中に存在している人工知能はすべて「特化型」と呼ばれているやつなんだ。
ふむふむ。特化型ってどういうやつ??
すでに特化型の人工知能はいろんなところに活用されているんだ。イメージしやすいところでいうと、当時の世界チャンピオンを圧倒的な力で破ったDeepMind社のAlphaGoは有名だよね。もっと身近なところでいえば、スマホの画像加工アプリにも人工知能が活用されているよ。
あぁ、なるほど。たしかに思い返してみれば人工知能って言葉、日常でもよく聞くようになった気がする。
そうだね。NetflixやAmazonでもレコメンド(おすすめ機能)に人工知能を活用しているし、各自動車メーカーが力を入れている自動運転も人工知能なしでは実現できないしね。でも、そういった特化型の人工知能は、あくまでも1つの目的を達成するためのものなんだ。
だから特化型っていうんだね。
うん。そういうこと。ことりん君が恐れているような、「人工知能が人間に対して反乱を起こす」とか「人工知能がいつの日か結託して人間を襲う」ってことは、あり得ないことなんだよ。
じゃあさ、人工知能に仕事を奪われるという心配もいらないのかな??
残念ながら、それはまた別の話だね。人工知能の出現によって、仕事の在り方は劇的に変わりつつあるんだ。イノベーションが起きるときに、無くなってしまう仕事がでてくるのは避けられないことなんだよ。でも、その代わりといっていいかはわからないけど、新たな仕事が生まれるからね。あまり悲観することはないんじゃないかな?
なるほどねぇ。とりあえず今日は電子機器に囲まれていても、ゆっくり眠ることができそうだよ!ジャバード先生ありがとう!
AI(人工知能)とは?採用に役立つの基礎知識
実は、人工知能(AI)という言葉に明確な定義はありません。一般社団法人 人工知能学会は人工知能を以下と表現しています。
人工知能は大量の知識データに対して、高度な推論を的確に行うことを目指したものである。
もう少しかみ砕いた言い方をすれば、人間の知性をコンピュータなどで再現したものといえます。ただし、現時点での人工知能は、ある分野や目的に特化したものであり、人間の知性をクローンしたようなものは完成していません。
人工知能に関連するエンジニア
人工知能に関連するエンジニアとしては、AIエンジニアという職種があります。このAIエンジニアについては、機械学習エンジニア、データサイエンティスト、データアナリストといった職種に分けられることもあります。また、最近ではディープラーニングエンジニアなどといった職種も誕生しています。
人工知能に関連するエンジニアの特徴と在籍業界
人工知能と聞くと、人間の脳のしくみを再現するマッドサイエンティストをイメージするかもしれません。ですが、実際は数学や統計学に関する深い知識とプログラミング力を持つエンジニアです。
なお、在籍業界についてですが、現在人工知能は様々な分野で活用されています。そのため、人工知能に関連するエンジニアが活躍するフィールドも拡大しています。
採用する時に知っておくとよいこと
人工知能エンジニアは不足している
すでに採用の第一線で活動されている皆さんにとっては肌で感じているかもしれませんが、人工知能エンジニア (AIエンジニア)は、需要に対して供給がまったく追いついていないのが現状です。
IPAが発行しているIT人材白書2020によれば、全ITエンジニアに対して「データ分析やAI等、新規事業を担う技術者」が占める割合は、なんと1.3%だそうです。この割合をみると、人工知能に関する中途採用市場が激化するのは自然なことでしょう。
今後は即戦力として大学などの教授や講師、あるいは大学院の卒業生などを自社で人工知能エンジニアとして育成していく流れも強くなりそうです。
求人のポイント
求人を作成する時は、下記の内容を求人に入れるとよいです。
1システム(サービス)の詳細
※特にそのシステム(サービス)をなぜ作っているのかを熱量をもって記載する。
2開発環境
3現在のエンジニア組織の体制
4現行システムの課題と募集の背景
5求められる業務と期待値
6エンジニアとしてのスキルアップ支援制度の有無と詳細
7エンジニアチーム内での相互成長のための仕組み(勉強会やLT会など)の有無と詳細
8選考フロー
9待遇
10キャリアパス
AI(人工知能)の豆知識
人工知能関連の資格
人工知能関連の資格には、以下のようなものがあります。
人工知能関連のイベント
人工知能関連のイベントは、以下のようなものがあります。