WordPress

この記事はWordPressについて解説した記事です。会話形式のやさしい文章で「WordPress」の用語のイメージを紹介した後に、採用に役立つWordPressの知識を解説しています。

1分で分かる!WordPressとは?

ねぇねぇ、ジャバード先生。ボク、とてもいいことを思いついてしまったかもしれない…

一体何を思いついたの?

いまはネット社会じゃん?特に企業は自社のWebサイトがあって当たり前で、Webサイトがないと競争に負けちゃうくらいだよね?

そうだね。ことりん君のいう通りだと思うよ。

だよね!でもさ、すべての企業がWebサイトを作れるかっていうとそういうわけでもないよね?HTMLとかCSSをいじるのって、エンジニアじゃない人にとってはなかなか大変な作業だし。

うん。企業によっては自社にエンジニアがいないこともあるしね。

かといって、Webサイトにちょっとした更新を加えようとしたとき、都度IT企業に頼むのは面倒だしお金もかかると思うんだ。

まぁそうだね。IT企業も利益を出さないといけないしね。

それでさ、別の観点からいうとさ、Webサイトってどこも似たような構成だったりするでしょ?企業のコーポレートサイトをとっても、会社概要、企業理念、拠点の情報、それにニュースリリースとかがあればある程度のものはできるよね?

そう思うよ。特別なことをしない限り、基本的な構成は同じになるよね。

そこでだよ?HTMLとかCSSの知識がなくても、Webサイトを簡単に構築したり、更新できるようなソフトウェアをつくっちゃえばいいんじゃないかな!このソフトウェアを開発して売れば、とんでもないお金持ちになれそうじゃない?

ことりん君、とってもいい案だと思うよ!でもね。実は…

でしょ!もしかしてボク天才かもしれない!ジャバード先生にはいつもお世話になってるから、欲しいものがあれば何かいってね!

ことりん君ありがとう。でも、ちょっと残念なお知らせなんだけど、すでにそういうソフトがあるんだよ。

えぇぇぇぇぇ!もうあるの?

うん。WordPress(ワードプレス)って聞いたことないかな?

あぁ、聞いたことあるかも…。そのWordPressっていうのが、ボクのスペシャルな案をパクったってこと??

WordPressの初期リリースは2003年っていわれているから、ことりん君のほうが随分後に思いついたってことは確かみたいだね。

うぅ…。せっかく大金持ちになれると思ったのに…。で、でもさ、そのWordPressっていうやつより、良い機能のCMSをつくれば、まだボクにも勝ち目はあるよね??

うーん。諦めたほうがいいかもしれないね。WordPressの公式サイトによれば、Webサイトの約43%はWordPressによって作られたものらしいよ。それに機能を拡張できる「プラグイン」と呼ばれるものも5万5千個もあるらしいからね。

そんなにあるの…?

Q-Success社の調査でも、CMS全体のシェアに対して、WordPressは約65%を獲得しているからね。事実上のデファクトスタンダードといっても過言ではないレベルだよね。

WordPressについてはよくわかったよ…。勝ち目がないのでお金儲けは諦めます…。

機会があったらWordPressを使ってみるといいよ。きっと、そのすごさがわかるはずだよ。

はーい!ジャバード先生ありがとう!

WordPressとは?採用に役立つ基礎知識

WordPressとは

WordPressは、Contents Management System (CMS)というカテゴリに分類されるオープンソースソフトウェアです。

WordPressを使えば、HTMLやCSSといった専門的な知識を有していなくても、簡単にWebサイトやブログを作成したり、コンテンツを更新することができます。WordPressはPHPで開発されており、標準機能には存在しない機能を追加したい場合などは、PHPを使ってカスタマイズすることも可能です。

前述したとおり、CMS全体の65%のシェアを獲得していたり、世界の約40%のサイトがWordPressによってつくられているなど、非常にスタンダードな製品であるといえます。

WordPressを使うエンジニア

WordPressは、Webサイトの構築や更新にかかる作業を省力化してくれるものです。そのため、Webサイトを開発する可能性があるエンジニアが良く使うものとなります。具体的にはフロントエンドエンジニアサーバーサイド(バックエンド)エンジニアなどが挙げられます。

また、企業によっては社内SE(情報システム)などが更新を担当するケースもあります。

WordPressを使うエンジニアの特徴と在籍業界

前述したとおり、WordPressはスタンダードなソフトウェアです。そのため、WordPressを使うエンジニアに特筆すべき特徴はありません。ただ、個人でブログを運営している人などは、WordPressに関する知識を有しているケースが多いです。

なお、WordPressの知識があるエンジニアが属している業界としては、Web業界が挙げられます。

採用する時に知っておくとよいこと

 WordPressの競合

CMSはWordPressのほかにも様々なものがあります。ここではWordPressの競合となる製品を紹介しておきます。

  • Shopify…Eコマース機能とPOS機能などをパッケージング化
  • Wix…クラウドベースの Web 制作プラットフォーム
  • Drupal…WordPressと同じく一般的なCMS機能を有する

求人のポイント

求人を作成する時は、下記の内容を求人に入れるとよいです。

1システム(サービス)の詳細
※特にそのシステム(サービス)をなぜ作っているのかを熱量をもって記載する。
2開発環境
3現在のエンジニア組織の体制
4現行システムの課題と募集の背景
5求められる業務と期待値
6エンジニアとしてのスキルアップ支援制度の有無と詳細
7エンジニアチーム内での相互成長のための仕組み(勉強会やLT会など)の有無と詳細
8選考フロー
9待遇
10キャリアパス

WordPressとは?採用に役立つWordPressの基礎知識

WordPressを使った有名な企業・サービス

WordPressは、既に様々な企業で導入されています。以下にいくつかの事例を紹介します。

WordPress関連の資格

WordPressに関する資格としては以下のようなものがあります。

PHP技術者認定機構主催 KUSANAGI for WordPress

WordPress関連のイベント 

WordPress関連のイベントとしては、WordCampが有名です。このイベントは、WordPressの公式イベントとして全世界で開催されています。日本ではWordCamp Japanとして、東京・関西・新潟などといった様々な都市で約30回開催されてきました。

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