1分で分かる!HTMLとは?
A:ジャバ―ド先生!ちょっと聞いてもいい?
B:どうしたのー?ことりん君。
A:うさぎさんがJavaScriptの勉強をしたいって話してたの覚えてる?
※内部リンク:JavaScript
B:覚えてるよ!たしか、うさぎさんはフロントエンドエンジニアになりたいって言ってたよね。
A:それそれ!うさぎさん、JavaScriptを勉強して、だいぶできるようになったみたい!で、次は何を学習すればいいかな?
B:うさぎさんがんばったんだね!じゃあ次はHTMLを学習すればいいと思うよ!
A:HTMLってどんなプログラミング言語??
B:HTMLはプログラミング言語じゃないんだよ。マークアップ言語と呼ばれるものなんだ。
A:プログラミング言語じゃないんだ!でも、何に使うものなの?
B:ことりん君は、毎日Webサイトを見てるかな?
A:うん!天気予報とかニュースとかは見てるよ!あと、暇な時とかは好きな芸能人のブログみたりしてる!あとは動画もみてるし、音楽も聞いてるし、料理レシピも見てるし、あとは、あとは…
B:あーもう大丈夫!よくわかったよ!ことりん君がみてるWebサイトは、ぜんぶHTMLでつくられてるんだよ。もう少し具体的にいうと、ことりん君がWebサイトで読んでいるテキスト、見ている画像などは、HTMLで定義されたものなんだよ。
A:僕が知らない間にHTMLのお世話になっていたのか…
B:そのようだね。HTMLは、フロントエンドエンジニアとして働くためには欠かせないスキルだから、うさぎさんにおすすめしてみてね。
A:ジャバ―ド先生ありがとう!うさぎさんに伝えてくる!またね!!
B:ばいばーい!
HTMLとは?HTMLの基礎知識
HTMLとは、Webページをつくるための言語です。ただし、プログラミング言語ではなく、マークアップ言語と呼ばれるものです。
HTMLでは、テキストや画像などを「タグ」というもので囲むことで、ただのテキストに意味を持たせていきます。例えば、ある文字を見出しにしたい場合はこのように書きます。
<h2>見出しのテキスト</h2>
このように、たくさん存在するタグを使って、意味がある形に組み立てていくことで、Webページを作っていきます。
HTMLを使うエンジニア
HTMLは、フロントエンドエンジニア、Webデザイナー、マークアップエンジニア、HTMLコーダーなどといったフロントエンド関連の開発を行うITエンジニアが使用します。
ただし、ちょっとしたWebサイト、社内ツールなどを開発する場合などは、フロントエンド関連以外のITエンジニアも対応することがあります。そのため、ITエンジニアであれば、知っておいて損はないスキルです。
HTMLを使うエンジニアの特徴と在籍業界
HTMLを使うエンジニアは、Web業界に多くいます。また、SIer業界など、Webアプリケーションを開発する業界にも存在します。
HTML自体は、あまり難しいスキルではありません。HTMLタグの意味を理解していれば、簡単にWebページを組み立てていくことができます。そのため、新人や若手が担当することも多くあります。
HTMLをマスターしただけでは、ITエンジニアとして活躍することは難しいです。CSS、JavaScriptとセットでマスターすれば、フロントエンドエンジニアとして活躍することができるでしょう。
採用する時に知っておくとよいこと
業務範囲について
前述したとおり、HTMLを扱うエンジニアは幾つかの種類があります。マークアップエンジニアは自らがSEOやUI等を考慮しながらHTMLを組み立てます。また、HTMLコーダーは、Webデザイナーなどがデザインしたものを、HTMLやCSSを用いて再現します。
このようにHTMLの開発1つをとっても、職種によって関わり方が異なります。
HTMLだけに特化したことではありませんが「○○できます」だけでは、どのような開発経験があるのかを把握することは難しくなります。そのため、候補者に対して掘り下げて確認する(具体的な経験内容など)ようにしましょう。
求人のポイント
求人を作成する時は、下記の内容を求人に入れるとよいです。
1.システム(サービス)の詳細
※特にそのシステム(サービス)をなぜ作っているのかを熱量をもって記載する。
2.開発環境
3.現在のエンジニア組織の体制
4.現行システムの課題と募集の背景
5.求められる業務と期待値
6.エンジニアとしてのスキルアップ支援制度の有無と詳細
7.エンジニアチーム内での相互成長のための仕組み(勉強会やLT会など)の有無と詳細
8.選考フロー
9.待遇
10.キャリアパス
HTMLの豆知識
HTMLを巡る主導権争い
もともとHTMLの標準化は、World Wide Web Consortium(W3C)という標準化団体が行っていました。W3Cはインターネット等に関する技術を標準化する団体であり、国際的にも大きな影響力を持つ団体です。
ですが、W3Cが進めるHTMLの標準化仕様に不満を持つ企業がでてきます。そのような企業であったApple、Mozilla、Operaの3社は、WHATWGという団体を設立し、W3Cに圧力をかけるようになります。
その結果、現在ではW3Cが策定してきたHTMLの企画は全て廃止され、WHATWGが策定した仕様が最新版として扱われています。
HTML関連のイベント
HTML関連のイベントとしては、html5jというコミュニティがHTML5 Conferenceを開催しています。
※ 近年は新型コロナウイルスの影響により、延期になっています。
HTMLHTML関連の資格
HTML関連の資格には以下のようなものがあります。
- Web利用・技術認定委員会 主催:Webクリエイター能力認定試験
- インターネットスキル認定普及協会 主催:ウェブデザイン技能検定
- 特定非営利活動法人エルピーアイジャパン 主催:HTML5プロフェッショナル認定