Flutter

この記事はFlutterについて解説した記事です。会話形式のやさしい文章で「Flutter」の用語のイメージを紹介した後に、採用に役立つFlutterの知識を解説しています。

1分で分かる!Flutterとは?

ジャバード先生、ゾウさんのこと覚えている??

あぁ、たしかアニマルグラムっていうSNSサービスを開発していたよね?

そうそう。ユーザー1億人を超える人気サービスなんだ!

そうだったよね。そのアニマルグラムに何かあったの?

実はゾウさんが開発しているアニマルグラムなんだけどね、iPhone用とAndroid用でプログラムが別々になっているみたいなんだ。

なるほど。

たしか、iPhoneはSwift、AndroidはKotlinっていうプログラミング言語で開発しているっていってたかな。

どちらもスタンダードなプログラミング言語だね。

でも、最近ちょっと開発費が高騰しているみたいなんだよ。ほら、エンジニアさんっていま不足気味でしょ?それにも関わらず、開発体制としてiOSチームとAndroidチームを組んでおかなきゃいけないみたいでさ。

そうだね。単純にエンジニアの数が2倍になっちゃうからね。

そうそう。それにiPhoneアプリとAndroidアプリの機能差も出てきたりして、結構大変みたいなんだよね。

たしかにOSによってできることは変わるからね。

そうだよね。そのあたりをゾウさんは困っているみたいなんだよね。これを解決できるいい案ないかな?あ、ほろ、前にUnityとか教えてもらったでしょ?Unityは複数のOSに対応できるクロスプラットフォームってやつだったとおもうけど、それで解決できるのかな?

Unityはゲームを開発することが得意だからね。ちょっと今回の問題を解決することには向いてないかもしれない。そうだね。ゾウさんにはFlutter (フラッター)をおすすめするといいかもしれないね。

Flutter?初耳だなぁ。

リリースされたのが2017年だからね。割と新しい技術だからことりん君も知らないかも。

そのFlutterってどういうものなの?

FlutterっていうのはGoogle社が開発したモバイルアプリ向けのフレームワークなんだ。クロスプラットフォームに対応しているから、iOSもAndroidもWindowsも1つのプログラムで対応できちゃうんだよ。

それはゾウさんにぴったりだね!あれ、でもフレームワークって言ってたけど、どのプログラミング言語をつかうの?

FlutterはDart (ダート)っていうプログラミング言語のフレームワークなんだ。ちなみにこのDartもGoogle社が開発したんだよ。

Dartっていうプログラミング言語か。何か難しそうだね…。

いやいや、そんなことはないよ。DartはJavaScriptの代わりに作られたんだけど、JavaScriptに似ているし、C#やJavaの影響も受けているんだ。だから学習コストとしては低いといわれているんだ。

そうなんだ!じゃあゾウさんもFlutterの導入を検討してみる価値はありそうだね!ジャバード先生ありがとう!

はーい!ゾウさん気に入ってくれるといいね!

Flutterとは?採用に役立つ基礎知識

Flutterを使うエンジニア

FlutterとはGoogle社が開発したモバイルアプリ開発のフレームワークです。クロスプラットフォームに対応しているため、iOS、Android、Windowsに対するプログラムを1つに集約することが可能です。これにより、開発生産性の向上やUI/UXを含む機能の統一を行うことができます。

Flutterは2017年にリリースされて以降、徐々に注目を集めており、国内でも導入事例が増えています。

なお、FlutterはDartというプログラミング言語のフレームワークであるため、エンジニアはDartを習得する必要があります。

Flutterを使うエンジニア

Flutterはモバイルアプリ開発のフレームワークであるため、モバイルエンジニアが使います。今後もモバイルの2大プラットフォームであるiOSとAndroidの開発生産性は課題となり続けると予想できるため、ネイティブアプリエンジニアがFlutterを学ぶケースも増えているようです。

Flutterを使うエンジニアの特徴と在籍業界

前述したようにFlutterは比較的新しい技術です。国内企業で本格的に導入しているケースは、まだ多くないといえます。そのため最新技術の導入を積極的に行う企業やエンジニア、あるいは古くなったプログラムやアーキテクチャを捨て、新たな技術でつくりなおすという判断ができる企業やエンジニアが、Flutterを試しているという傾向があります。

なお、Flutterをつかうエンジニアはモバイル業界に在籍していますが、まだその数は少ないです。

採用する時に知っておくとよいこと

Flutterの経験

前述したようにFlutterの開発経験があるエンジニアはまだ少ないです。企業側もこのあたりの状況は理解しているため、Flutterの経験を求められることはあまりありません。それよりも、ネイティブアプリの開発経験があったり、任意のプログラミング言語に対する経験があれば、比較的早期にキャッチアップできるようです。

求人のポイント

求人を作成する時は、下記の内容を求人に入れるとよいです。

1システム(サービス)の詳細
※特にそのシステム(サービス)をなぜ作っているのかを熱量をもって記載する。
2開発環境
3現在のエンジニア組織の体制
4現行システムの課題と募集の背景
5求められる業務と期待値
6エンジニアとしてのスキルアップ支援制度の有無と詳細
7エンジニアチーム内での相互成長のための仕組み(勉強会やLT会など)の有無と詳細
8選考フロー
9待遇
10キャリアパス

Flutterとは?採用に役立つFlutterの基礎知識

Flutterを使った有名なサービス

Flutterによって開発されたアプリケーションは以下のとおりです。

株式会社リクルート じゃらん

じゃらんはiPhoneとAndroidに対応した国内最大級の旅行予約サイトです。じゃらんは2020年10月時点でFlutterへの移行中ということです。Flutterは段階的な移行が可能であるため、まずは複数あるメニューの1つに適用するという流れで移行を進めています。まだ国内でFlutterを利用した開発事例は多くない中、Flutterへ移行することで開発効率の向上と開発工数の削減に成功したようです。

GMOペパボ株式会社 SUZURI

SUZURIは画像をアップするだけでオリジナルアイテムやグッズが作成できるサービスです。このSUZURIですが、Android版のアプリをFlutterで開発したそうです。一時期Androidエンジニアがいないなどの理由で開発が停滞していたようですが、学習を目的としてFlutterでアプリを開発していたところ、想像以上にアプリが素早く開発できることがわかり、導入が決まったそうです。

Flutter関連のイベント 

Flutter関連のイベントとしては以下のようなものがあります。

Flutterの開発支援サービス

Flutterが本格的に普及しつつある現在、Flutterの開発を支援するサービスが展開されています。ここではいくつかの開発支援サービスを紹介いたします。

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