IBM Cloud

この記事はIBM Cloudについて解説した記事です。会話形式のやさしい文章で「IBM Cloud」の用語のイメージを紹介した後に、採用に役立つIBM Cloudの知識を解説しています。

1分で分かる!IBM Cloudとは?

ねぇねぇ、ジャバード先生。クラウドについて聞いてもいい?

もちろんいいよ。どうしたの?

クラウドサービスって、これまでAmazon社のAWS、Microsoft社のAzure、Google社のGCPとかを教えてもらったよね?

そうだね。

他にクラウドサービスで有名なやつってないの?

シェアは高くないけど、IBMっていう企業もクラウドサービスを提供しているよ。

IBMは聞いたことがある!

IBMが提供しているクラウドサービスは、「IBM Cloud」っていうサービスだよ。

IBM Cloudってどんな特徴があるの?

IBM Cloudの特徴はいろいろあるんだけど、オンプレミスの環境をそのままクラウド環境へ移行できるんだ。まぁ簡単にいうとクラウドへの移行が簡単っていうことだね。

そうなんだ〜。まぁ大変よりは簡単なほうがいいよね。他には?

あとはIBMのAIソリューションであるWatson (ワトソン)との相性がよかったり、セキュリティが強固であるところも、IBM Cloudの特徴だね。

ふむふむ。AIはこれからも必要になる技術だもんね。それに企業が使うのならセキュリティはより強固な方がいいよね。

そうだね。だからTOP3には及ばないけど、IBM Cloudもたくさんの企業に導入されているんだよ。

どんな企業に導入されているの??

有名な企業としては、日本航空株式会社ヤフー株式会社、ほかには株式会社みずほ銀行などがIBM Cloudのユーザーだよ。

全部知っている企業だ!大企業ばかりだね!

そうそう。エンタープライズ向けに強いっていうのもIBM Cloudの特徴と言えるね。

ジャバード先生ありがとう!Amazon、Microsoft、Google以外にもクラウドベンダーがいることがわかったよ!

はーい!またいつでも聞いてね!

IBM Cloudとは?採用に役立つ基礎知識

IBM Cloudとは、IBM社が開発したクラウドサービスです。元々はIBM Bluemix (IBM ブルーミックス)というサービス名で展開されていましたが、2017年11月にIBM Cloudという名称へ変更されました。

IBM Cloudの特徴としてはオープンテクノロジーであること、セキュリティが強固であること、エンタープライズ向けに強いことなどが挙げられます。

IBM Cloudを使うエンジニア

IBM Cloudを使うエンジニアは、2種類います。

1つ目は、インフラ(サーバー)エンジニアインフラ(ネットワーク)エンジニアなどといったインフラ関連の作業を担当するエンジニアです。

最近の開発現場では、オンプレミス環境ではなくクラウド環境にアプリケーションを構築するケースが増えています。そのため、インフラエンジニアもクラウドに対する知識が求められるようになっています。

もう1つは、サーバーサイド(バックエンド)エンジニアなどアプリケーションを開発するエンジニアです。アプリケーションを開発するエンジニアも、IBM Cloudの仕様を理解しておく必要があります。

IBM Cloudを使うエンジニアの在籍業界

前述したように、IBM Cloudのセキュリティは非常に強固です。そのため、業界の規制が厳しい金融業界、医療業界などに対するシェアが高いです。そのため、IT業界の中でも、金融業界や医療業界に顧客が多いSIerなどに、IBM Cloudを使うエンジニアが多く在籍しています。

採用する時に知っておくとよいこと

IBM Cloudのシェア

クラウドを専門としたアメリカの調査会社であるSynergy Research Groupによれば、IBM Cloudのシェアは、Amazon、Microsoft、Google、Alibabaに次ぐ第5位となっています。

引用元:Synergy Research Group As Quarterly Cloud Spending Jumps to Over $50B, Microsoft Looms Larger in Amazon’s Rear Mirror

ただし、ご覧いただくとわかるように、他の上位4社とは異なり、年々市場のシェアが下降している状況が続いています。

今後、IBM Cloudがシェアを獲得するためには、上位陣との差別化、すみ分けが必要になってくるでしょう。

求人のポイント

求人を作成する時は、下記の内容を求人に入れるとよいです。

1.システム(サービス)の詳細
※特にそのシステム(サービス)をなぜ作っているのかを熱量をもって記載する。
2.開発環境
3.現在のエンジニア組織の体制
4.現行システムの課題と募集の背景
5.求められる業務と期待値
6.エンジニアとしてのスキルアップ支援制度の有無と詳細
7.エンジニアチーム内での相互成長のための仕組み(勉強会やLT会など)の有無と詳細
8.選考フロー
9.待遇
10.キャリアパス

IBM Cloudの豆知識

IBM Cloud関連の資格

IBM Cloud関連の資格としては以下のようなものがあります。

IBM Cloud Architect クラウドアーキテクト向け。

大規模で安全なクラウド環境の定義や設計などを学ぶ。

IBM Cloud Developer クラウド開発者向け。

クラウド環境で実行されるクラウドサービスやアプリケーションの構築方法などを学ぶ。

IBM Cloud
Site Reliability Engineer
(SRE)
サイト信頼性エンジニア向け。

システムの信頼性を向上させ、永続的なクラウドソリューションを作成する方法などを学ぶ。

IBM Cloud
Satellite Specialty
IBM Cloud Satelliteを使用したクラウド環境でのデプロイや実行を学ぶ。
IBM Cloud
for Financial Services Specialty
IBM Cloud for Financial Servicesを使用して、運用基準などを学ぶ。
IBM Cloud
Security Engineer Specialty
セキュリティエンジニア向け。

IBMクラウドのセキュリティやコンプライアンスソリューションの構成を学ぶ。

参考:IBM Cloud Training Role-Based Certifications

IBM Cloud関連のイベント

IBM Cloudに関連するイベントとしては以下のようなものがあります。

think Summit Japan

Think Summit Japanは、日本IBM社が主催する最大のデジタルイベントです。このイベントは法人向けであり、特に法人からの関心が高いテーマに関するセッションが実施されます。

参考:think Summit Japan

IBM Cloud Festa

IBM Cloud Festaは、IBM Cloud ambassadarという団体が主催するカンファレンスです。このイベントでは、IBM製品の最新情報、テクノロジー、事例などが発表されます。

2021年はオンライン上で開催され、600名を超える方(そのうち約半数はIBM関係者)が参加した大規模なイベントです。

参考:IBM Cloud Festa Online 2021

 

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