Hyper-V

この記事はHyper-Vについて解説した記事です。会話形式のやさしい文章で「Hyper-V」の用語のイメージを紹介した後に、採用に役立つHyper-Vの知識を解説しています。

1分で分かる!Hyper-Vとは?

あれ?あれはことりん君かな?おーい!ことりん君ー!!

あ、ジャバ―ド先生!こんにちは!

ここで作業をしているということは、また何か頼まれたのかな??

あ、正解!またコスモス自動車さん困っているみたいでね…。

今日は何をしているの??

実はコスモス自動車さんの会社では、事情があって色々なOSを使っているんだって。

色々なバージョン?具体的にはどんなバージョンを使っているの?

えっとね、Windows Vista、Windows 7、Windows 8、Windows 10でしょ。それにRed Hat Enterprise Linux、Ubuntu、FreeBSDもだね。それからそれから…

ちょっと待って!ありがとう!もう大丈夫だよ!WindowsもLinuxもあるんだね。それでOSがどうしたの?

コスモス自動車さんって社内でいろんなシステムが動いてるんだって。それに、そのシステムたちは、いまも頻繁に機能改修しているらしいんだ。で、機能改修をするってことは当然テストもやらないといけないんだけど、その各種OSが入っている端末を用意したり管理するのがかなり手間になっているらしいんだよ。

それでことりん君がお手伝いしているということかな?

正解!ご存じのとおり、頼まれると断れない性格でさぁ。

なるほど。それはたしかに大変だね。

そうそう。だいたいさっき挙げたOSだけでも7台もPCが必要になるんだよ??こんな狭いオフィスのどこに置くつもりか知らないけどさぁ…。

ことりん君、ちょっと声のボリューム落とした方がいいかもしれないね…。えっと、それならHyper-V(ハイパーブイ)を使ってみればいいんじゃないかな?

Hyper-V??なんか戦隊シリーズのヒーローみたいで、かっこいい名前だね!!

説明を続けるね?Hyper-Vっていうのは、Microsoft社が開発した仮想化機能だよ。

仮想化機能??

そうそう。簡単にいうと仮想化っていうのは、1台のパソコンの中で、別のパソコンを動かすような技術のことなんだ。たとえば、いまことりん君の目の前にはパソコンがあるよね?これはWindows10のパソコンだけど、この1台の中にWindows Vista、Windows7、UbuntuのOSがインストールされたパソコンが動くイメージだね。

ふむふむ…?1台で複数台のパソコンね…。あ、ちょっと待って。ってことは、こんなにたくさんのPCを準備する必要がない??

ことりん君がとってもがんばっているところ申し訳ないけど、そういうことになるね!

うすうすそんな気がしたよ…。

それにHyper-Vには仮想的に起動しているパソコンの状態を保存したり、データを他の仮想マシンにコピーする機能もあるんだよ。この辺の機能を活用すれば、テストでパソコンのデータが破損しても、すぐに再構築することができるんだ。

そんな機能もあるんだね。コスモス自動車さんもHyper-Vを使ったほうがいいかもしれないね!そうすればこの作業も楽になるし…。

そうだね。是非教えてみて!

Hyper-Vとは?Hyper-Vの採用に役立つ基礎知識

Hyper-Vは、Microsoft社が開発した仮想化機能です。仮想化機能とは、物理的な1台のパソコンの中に、仮想的にパソコンを稼働させる機能を指します。このHuper-Vは、同社のOSであるWindows8、Windows10などに搭載されています。

Hyper-Vを使うエンジニア

昨今、仮想化はスタンダードな技術として広く活用されています。そのため、本番環境でもHyper-Vをはじめとする仮想化機能を使って構築するケースが増えています。このような構築を担当するのは、インフラ(サーバー)エンジニアなどを中心としたインフラエンジニアです。

また、開発環境などの構築であれば、サーバーサイド(バックエンド)エンジニアなどが環境を構築する場合もあります。

Hyper-Vを使うエンジニアの特徴と在籍業界

Hyper-Vは、Windows上で使うことができる仮想化機能です。基本的にWeb業界では、Windowsを利用するケースは少ないため、どちらかというとSIer業界などに多く在籍しています。

採用する時に知っておくとよいこと

Hyper-VとVMWare

多くの求人では、採用条件としてHyper-VとVMWareがセットで提示されているケースが多いです。VMWareとは、アメリカのVMWare社が開発・販売している仮想化技術です。仮想化環境を構築する際は、そのプロジェクトによって採用する技術が異なります。特に、仮想化関連の構築エンジニアとして、インフラ(サーバー)エンジニアを採用する際は、Hyper-VとVMWareという双方のスキルを確認すると良いでしょう。

求人のポイント

求人を作成する時は、下記の内容を求人に入れるとよいです。

1システム(サービス)の詳細
※特にそのシステム(サービス)をなぜ作っているのかを熱量をもって記載する。
2開発環境
3現在のエンジニア組織の体制
4現行システムの課題と募集の背景
5求められる業務と期待値
6エンジニアとしてのスキルアップ支援制度の有無と詳細
7エンジニアチーム内での相互成長のための仕組み(勉強会やLT会など)の有無と詳細
8選考フロー
9待遇
10キャリアパス

Hyper-Vの豆知識

Hyper-Vをはじめとする仮想化のメリット

Hyper-Vをはじめとする仮想化技術が普及し始めたことには幾つかの理由があります。

まずはコストです。仮想化技術を使用しない場合、実際に用意する台数分のハードウェアを購入する必要があります。また、サーバーの設置場所や消費電力といった部分も企業にとっては負担となります。

さらに、サーバーやパソコンは構築時に準備して終わりではありません。バージョンアップやセキュリティパッチなど、日々保守や運用を行う必要があります。ただ、何十、何百といった端末に対してこのような作業を行うのはとても大変な作業なのです。仮想化技術を使用することにより、このような作業の手間を大幅に削減することができます。

また、前述のとおり、仮想的に動かしているコンピュータに対して、データの状態を保管できる機能もあります。そのため、障害発生時も素早く復旧することが可能です。

関連記事

  1. Azure

  2. MLOps

  3. Apache

  4. Firestore

  5. OS(オペレーティングシステム)

  6. LAMP