Ubuntu

この記事はUbuntuについて解説した記事です。会話形式のやさしい文章で「Ubuntu」の用語のイメージを紹介した後に、採用に役立つUbuntuの知識を解説しています。

1分で分かる!Ubuntuの基礎知識

ジャバード先生!ちょっと聞いてもいい??

ことりん君、おはよう。どうしたの??

この前、CentOSがサポート終了するって教えてくれたでしょ?

そうだね。残念ながらCentOSは2021年の12月でサポートが終了しちゃったね。

それそれ。そのCentOSの代わりとなるLinuxってどんなやつがあるの?

そうだね…。一番人気が高いのはUbuntu(ウブントゥ)かな。

う?うぶんとぅ??

そう。Ubuntuね。Ubuntuは、Linuxのシェアでトップを獲得しているんだよ。人気と実績を兼ね備えたLinuxディストリビューションだね。

ふむふむ。でもさ、かなり覚えづらそうな名前なのに、なんでUbuntuはそんなに人気があるの?

Ubuntuはいろんな魅力があるからね。まずUbuntuはイギリスのカノニカル社という企業から、人的支援や金銭的支援を受けているんだ。ほかにもたくさんLinuxのディストリビューションはあるけど、ここまでリソースに恵まれたものはないんだ。

カノニカル社…。また舌を噛みそうな名前だな…。

ちなみにそのカノニカル社は、Ubuntuの創始者であるマーク・シャトルワースという実業家が作ったUbuntuをサポートするためにつくった会社だよ。

あぁ、そういうことなんだ!ちゃんとした企業がサポートしてるってのは安心だね!

そうだね。実際にカノニカル社は、半年ごとにUbuntuの最新版をリリースしているんだ。機能追加はもちろん、セキュリティ的にも安心できるのは大きな魅力といえるよね。

Linuxだからオープンソースソフトウェアだよね?一言でオープンソースソフトウェアっていっても、あんまり更新されないところもあればUbuntuみたいにしっかりとしたサポートがされているものもあるんだね。

そうそう。「オープンソースソフトウェアは無料だからなんでもいい!」っていうのは、ちょっと危ないかもしれないね。商用利用する場合は特にね。

たしかにそうだよね。Ubuntuの人気が高い理由って他にもある??

もちろんあるよ!Ubuntuっていう言葉は南アフリカの言葉で「他者への思いやり」という意味をもつんだ。そんな製品名と同様に、Ubuntuは「誰にでも使いやすいOSを提供する」という目標を掲げているんだ。

ふーん。Linuxってちょっと難しいイメージがあったんだけど、Ubuntuは本当に使いやすいのかな?

使いやすいのは間違いないね。他のLinuxはコマンドベースでインストールするものが多いんだけど、UbuntuはGUIのインストーラーが用意されているんだ。それに、Ubuntuのデスクトップ版には、最初からオフィス相当のソフトやWebブラウザがインストールされていたりするんだよ。だから、Windowsみたいにマウスで操作することもできちゃうんだよ。

そうなんだ。Linuxってコマンド画面での操作がメインだと思ってたけどWindowsみたいにグラフィカルなやつもあるんだね。

そのほかにもUbuntu Japanese Teamっていうグループがきちんとローカライズしている点も嬉しいポイントだよね。

なんか「至れり尽くせりなLinux」って感じだね!

さっきもいったようにインストールも簡単だから、ちょっと触ってみるといいかもね。

ジャバード先生ありがとう!Ubuntuについてよくわかったよ!

はーい!またね!

Ubuntuとは?採用に役立つ基礎知識

Ubuntuとは、Linux系のOSの1つです。オープンソースソフトウェアであるため、誰もが無料で利用できます。また、様々な企業がサポートサービスを有償で行っているため、商用利用目的としても高い人気を集めています。

イギリスのカノニカル社が開発しているため、定期的なアップデートを期待することができる点、Linux系のOSとしては珍しくグラフィカルな操作も可能である点などが特徴です。そのような特徴の影響もあり、W3Techsの発表によれば、Webサイト向けLinuxシェアとして、長年1位の座を守り続けています。

なお、最近ではクラウドサービスの1つである仮想マシンのOSとしても高い人気を集めています。

Ubuntuを使うエンジニア

Ubuntuを最も使うエンジニアとしては、インフラ(サーバー)エンジニアが挙げられます。Ubuntuの環境構築や導入時は、インフラ(サーバー)エンジニアが必須となるでしょう。

また、開発を担当するサーバーサイド(バックエンド)エンジニアなどといった職種については、開発時に対象OSの知識が必要となることがあります。

Ubuntuを使うエンジニアの特徴と在籍業界

UbuntuはLinuxではスタンダードなOSです。そのため、Ubuntuを使うエンジニアに特筆すべき特徴はありません。

なお、Ubuntuの知見を持ったエンジニアがいる業界としては、Web業界やスマートフォンアプリ業界などが挙げられます。これらの業界は、オープンソースソフトウェアを利活用することが多いため、Ubuntuに関してもノウハウを蓄積しているところが多いです。

採用する時に知っておくとよいこと

Ubuntuの知見がないエンジニアはNG?

Linux系はオープンソースソフトウェアであるため、さまざまな組織や企業が独自に開発を進めています。Ubuntuは高い人気を集めていますが、その他にもDebian、CentOS、Red Hatなどがあります。

案件によっては、Ubuntuの知識が条件となっているケースもありますが、どうしてもUbuntuの知見があるエンジニアが見つからない場合は、他のLinux系OSの経験を確認するとよいでしょう。

求人のポイント

求人を作成する時は、下記の内容を求人に入れるとよいです。

1システム(サービス)の詳細
※特にそのシステム(サービス)をなぜ作っているのかを熱量をもって記載する。
2開発環境
3現在のエンジニア組織の体制
4現行システムの課題と募集の背景
5求められる業務と期待値
6エンジニアとしてのスキルアップ支援制度の有無と詳細
7エンジニアチーム内での相互成長のための仕組み(勉強会やLT会など)の有無と詳細
8選考フロー
9待遇
10キャリアパス

Ubuntuの豆知識

Ubuntuを使った有名な企業・サービス

Ubuntuの導入事例としては以下のようなものがあります。

GMOペパボ × Ubuntu

また、様々な企業がUbuntuのサポートサービスを展開しています。

Ubuntu関連の資格

Ubuntuに特化した資格ではありませんが、Linuxに関連した資格としては以下のようなものがあります。

Ubuntu関連のイベント 

こちらもUbuntuに特化したイベントではありませんが、Ubuntuに関連するイベントとしては以下のようなものがあります。※ セッションのテーマとして、Ubuntuが取り上げられることがあります。

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