1分で分かる!DynamoDBとは?
ジャバード先生!助けて!
こんにちは。ことりん君。今日は何があったの?
四葉ゲームさんのスマホ向けゲームアプリなんだけど、ユーザー数が急激に増加しているみたい!
そうなんだね。とてもいいニュースに聞こえるけど?
たしかにそうなんだけど、そのアプリとっても「重く」なっちゃったみたい…。
パフォーマンスが劣化したってことかな?
そうそう。どうしたらいいのかなぁ?
そうだね。とりあえずサーバーの性能アップなどで回避するしかないかもしれないね。
そっかぁ…。でもその回避策だと限界があるよね?それに、ほかのアプリはどうやってるんだろう?
最近のトレンドとして、そういった大量データを扱ったり、データの読み書きが頻繁に発生するアプリケーションは、DynamoDB (ダイナモディービィー)を使うことが多いね。
DynamoDBってなに??
DynamoDBっていうのは、AWSが提供しているクラウドサービスの1つで、NoSQL型のデータベースなんだ。
※ 内部リンク:データベース
NoSQL??
そうそう。データベースにもいろいろ種類があるんだ。以前ことりん君に教えたことがあるMySQLやOracleは、RDBMSっていわれるタイプのデータベースで、NoSQL型のDynamoDBとは特徴が全く異なるんだよ。
そのDynamoDBってやつを使えば、四葉ゲームさんのアプリも早くなるってことだね。
そうだね。でも、RDBMSとNoSQLってまったく異なるものだから、これから改修するのはかなり大変な作業になるだろうね。
そっかぁ。アプリを開発する前から、そのあたりを考えながらデータベースを選ぶことが大事になりそうだね。
そうそう!ちなみにDynamoDBへの移行に関しては、AWSが移行ガイドやベストプラクティスを紹介しているよ。四葉ゲームさんに教えてあげてね。
おぉ、ジャバード先生ありがとう!四葉ゲームさんの所に行ってきます!
はーい!がんばって!
DynamoDBとは?採用に役立つ基礎知識
DynamoDBは、AWSが提供するマネージド型のNoSQL型データベースサービスです。
マネージドとは、その言葉のとおり「管理された」サービスを指します。つまり、OSやソフトウェアなどの運用や保守はクラウドサービス提供者側で管理します。そのため、大幅な運用コストの削減が可能です。
一般的にNoSQL型のデータベースは、読み書きが早く、大量データを扱うことに長けているといわれています。そのため、DynamoDBも同様の特徴を有しています。
DynamoDBを使うエンジニア
DynamoDBはデータベースの機能を提供するサービスです。
そのため、サーバーサイド(バックエンド)エンジニアやネイティブアプリエンジニアなどのデータベース関連の処理を担当するエンジニアが使います。
なお、設定に関してはインフラ基盤(データベース)エンジニアなどのインフラエンジニアが担当します。
DynamoDBを使うエンジニアの特徴と在籍業界
DynamoDBを使うエンジニアの特徴に傾向はありません。
なお、DynamoDBは、すでに多くの業界や企業で採用されています。その中でも、DynamoDBを使うエンジニアは、スマートフォンアプリ業界など、大規模なデータを扱うアプリケーションを開発する業界に多く在籍しています。
採用する時に知っておくとよいこと
DynamoDBとRDSの違い
採用時の条件として「DynamoDBにおける開発経験」あるいは「RDSにおける開発経験」というものが設定されているケースもあるかと思います。
どちらも同じマネージド型のデータベースなので、違いがよくわからないという方もいらっしゃるでしょう。
細かいところはいろいろと異なるのですが、最も大きな違いはRDSが「RDBMS」というタイプのデータベース、DynamoDBは「NoSQL」というタイプのデータベースであることです。
どちらも同じデータベースではありますが、両者は思想、設計、実装にいたるまでまったく異なるものであることを覚えておきましょう。
求人のポイント
求人を作成する時は、下記の内容を求人に入れるとよいです。
1.システム(サービス)の詳細
※特にそのシステム(サービス)をなぜ作っているのかを熱量をもって記載する。
2.開発環境
3.現在のエンジニア組織の体制
4.現行システムの課題と募集の背景
5.求められる業務と期待値
6.エンジニアとしてのスキルアップ支援制度の有無と詳細
7.エンジニアチーム内での相互成長のための仕組み(勉強会やLT会など)の有無と詳細
8.選考フロー
9.待遇
10.キャリアパス
DynamoDBの豆知識
DynamoDB関連の資格
DynamoDB関連の資格としては、AWS認定があります。AWS認定は、「基礎」「アソシエイト」「プロフェッショナル」「専門知識」の4つのカテゴリ、合計11の資格で構成されています。
なお、DynamoDBが出題範囲となっている認定資格は以下の通りです。
- AWS Certified Cloud Practitioner
- AWS Certified Solutions Architect – Associate
- AWS Certified Solutions Architect – Professional
- AWS Certified SysOps Administrator – Associate
- AWS Certified Developer – Associate
- AWS Certified DevOps Engineer – Professional
- AWS Certified Database – Specialty
- AWS Certified Data Analytics – Specialty
DynamoDB関連のイベント
DynamoDBに関連するイベントとしては以下のようなものがあります。
AWS re:Invent
AWS re:Inventは、年に1回開催されるグローバルなイベントです。AWS関連のカンファレンスとしては世界最大規模のものとなります。
新型コロナが流行する前までは、毎年ラスベガスで開催されていましたが、現在はオンラインでの開催となっています。
AWSに関する最新情報が発表されたり、技術的なハンズオンなどが行われます。
AWS Summit
AWS Summitは、世界各国で年次開催されているイベントです。日本では、アマゾンウェブサービスジャパン株式会社が主催しています。AWSに関するカンファレンスとしては、AWS re:Inventに次ぐ規模を誇ります。なお、ここ数年は新型コロナの影響もあり、オンライン上で開催されています。
このイベントでは、AWSに関する最新情報や事例の紹介、さらには150を超えるセッションが開催されます。その中で、DynamoDBに関する発表やセッションが実施されます。
DynamoDB関連の最新ニュース
DynamoDBは、2012年1月にサービスがスタートしましたが、2022年で10周年となるようです。
わずか10年の間にさまざまな機能が追加され、現在ではAWSを代表するサービスの1つとなっています。
今後も、DynamoDBは、私たちの予想を遥かに超えるスピードで成長していくことでしょう。