1分で分かる!VMWareとは?
ジャバ―ド先生!大変!!大変!!
やぁことりん君!今日も元気いっぱいだね!どうしたの??
AIを活用して「鮮度が良い笹の葉を見分けるシステム」をつくっていたパンダさんのこと覚えている?
そう!そのパンダさん!でね、そのパンダさんが今度エンジニアを100人くらい雇おうとしているんだって!!
100人も??それはなかなか大きなプロジェクトだね。ってことはエンジニアを確保したいっていう話??
いや、エンジニアは大丈夫なんだけど、開発を始める時にメンバーそれぞれが環境を構築するのが時間の無駄だってパンダさんが悩んでてさ!1人が1日かかるとしてエンジニアが100人いると100日分の時間が無駄になるわけだよね?たしかにパンダさんの悩みもよくわかる…。
確かにそうだね。でも、問題は時間だけじゃないよ。開発環境が統一されていない状態で各エンジニアが開発を進めちゃうと、ある人の環境ではうまくいくけど、別の人の環境ではうまくいかない…みたいなことも起きちゃうリスクがあるんだ。
それは嫌な予感…。でもどうすればいいの?防ぐ方法がなさそうなんだけど…。
VMWare(ブイエムウェア)って聞いたことがあるかな?
ないです!
VMWareっていうのは仮想化ソフトウェアの1つだよ。ちなみにVMWareっていうソフトウェアを開発・販売している会社もVMWare社っていうんだ。
ふむふむ…。仮想化ソフトウェア…。そのVMWareをつかうとどうなるの?
ことりん君が使っているPCってWindowsだったよね?
うん!
VMWareを使えば、ことりん君のPCに入っているWindowsの上に、あたかも別のOSが動作しているようになるんだ!別のOSが動作するってことは、もちろんほかのソフトウェアもすべて仮想的なOSの上で動作するよ!
むむむ…。なんだかすごい…。それで具体的にはどうなるの??
エンジニアさんそれぞれのOSに必要なソフトウェアをインストールしようとすると、各自がバラバラにインストールする必要があるんだ。でもVMWareを使えばあらかじめ必要なOSやソフトウェアなどをインストールした状態の「イメージ」を作って、それをみんなに配布すればいいんだ!
え、それだけ??
そう!エンジニアさんはそのイメージを受け取ってVMWareでそのイメージを起動するだけでいいんだ!これで、エンジニアさん全員が同じ環境で開発できるんだよ!
それは簡単だし時間もかからなそうだね!
そうだね!今回はエンジニアさんの開発環境についての話だったけど、実際に商用環境でもVMWareは使われているんだ!これまでは物理的なサーバーを複数用意していたところも、VMWareを使えば1台のサーバーで複数の環境を用意できるからね!当然サーバーにかかっていた費用もだいぶ削減することができるんだよ!
今まで知らなかったけど、VMWareってすごいソフトウェアなんだね…
そうだね!きっとパンダさんも喜んでくれるんじゃないかな?
ありがとう!早速パンダさんのところへいってくるよ!
VMWareとは?採用に役立つVMWareの基礎知識
VMWareとは、仮想化ソフトウェアの1つです。仮想化技術が登場する前は、物理的なサーバーを複数台用意する必要がありました。ただし、一般的にサーバーは高価であることが多いため、企業にとっては大きな負担となっていました。特に使用頻度が高くないサーバーなどは、コストに見合わない投資となることもあったのです。
これを一変させたのがVMWareをはじめとする仮想化技術です。VMWareは1台のサーバー上で複数のサーバーを仮想的に稼働させることができます。サーバーを稼働させるために必要なメモリやストレージは共有するため、コスト的には物理的なサーバー1台分で済むようになったのです。
また、前述したように動作環境を一元化できたり、メモリやストレージが不足した場合はソフトウェア上ですぐに変更できるという点もメリットといえるでしょう。
VMWareを使うエンジニア
VMWareはインフラ(サーバー)エンジニア、インフラ(ネットワーク)エンジニアといったインフラ関連を担当するエンジニアが使います。これらのエンジニアは、仕事として仮想環境でサーバーやネットワークを構築することもあります。
また、前述したように開発環境の整備を目的としてVMWareを使うケースがあります。そのため、フロントエンドエンジニアやサーバーサイド(バックエンド)エンジニアなどがVMWareを使用することもあります。
VMWareを使うエンジニアの特徴と在籍業界
VMWareを使うエンジニアの特徴は特にありません。また、在籍業界についても特定の業界によらず、IT業界全体に広く使用されていると見てよいです。
VMWareを使う目的
インフラエンジニアの場合、VMWareを使って環境を構築するという仕事があります。そのため、VMWareに対する深い知識が必要となります。また、プログラミングなどを担当するエンジニアは、前述したように開発環境などとして利用するケースがあります。この場合、インフラエンジニアのような高度なスキルは必要ありませんが、基本的な知識は身に付けておいたほうがよいでしょう。
エンジニアの種類によって、習得しておくべきレベルは異なるので注意しましょう。
また、最近ではDockerなどのような別の仮想化ソフトウェアを利用するケースも増えています。そのため、特別な場合を除いてはVMWareのスキルが必須となるケースは多くないでしょう。
求人のポイント
求人を作成する時は、下記の内容を求人に入れるとよいです。
1システム(サービス)の詳細
※特にそのシステム(サービス)をなぜ作っているのかを熱量をもって記載する。
2開発環境
3現在のエンジニア組織の体制
4現行システムの課題と募集の背景
5求められる業務と期待値
6エンジニアとしてのスキルアップ支援制度の有無と詳細
7エンジニアチーム内での相互成長のための仕組み(勉強会やLT会など)の有無と詳細
8選考フロー
9待遇
10キャリアパス
VMWareの豆知識
VMWareの競合サービス
VMWareと同じ競合サービスとしては、Oracle社のVirtualBoxというサービスが有名です。ただし、VMWareやVirtualBoxはその仕組み上、どうしても大量のリソースを消費するという点がデメリットです。そのため、昨今では同じ仮想化技術でよりパフォーマンスが向上する仕組みを実現したDokerが人気を集めています。
VMWareとクラウド
VMWareのもう1つの特徴は、AWS、Azure、GCPといった各社のクラウドと協業していることです。仮想化はクラウドサービスとも相性がよいことが分かります。