フロントエンド関連で知っておくべき技術用語のまとめです。フロントエンドに関する言語、必要となるスキルなどを軸に紹介しています。
職種
フロントエンドエンジニア
フロントエンドエンジニアは、その職種名どおりフロントエンドの開発を担当するエンジニアです。
フロントエンドエンジニアの職務領域は企業によって異なり、デザインはWebデザイナーが担当することもあれば、フロントエンジニアがWebデザインからフロントエンド開発まで担当するケースもあります。
開発言語・フレームワークフレームワークとは、必要となる機能を簡単に開発できるようにまとめたプログラム群です。昨今、ビジネスのスピードは急速にあがっています。そのため、サービスを開発する際も、より早く完成させることが求められています。ただ、すべての機能をゼロから開発していると多くの時間を費やしてしまいます。 フレームワークは、システムを開発する際に必要となる機能があらかじめプログラミングされており、簡単に利用することができます。例えば、Webアプリケーションのフレームワークであれば、ログインなどの認証機能、メール送信機能、簡単な画面などといった具合です。 なお、フレームワークはプログラミング言語ごとに異なります。PythonであればDjango、Flask、PHPであればLaravel、CakePHP、RubyであればRuby on Railsなどです。それぞれ特徴があるため、目的や用途などを考慮して採用するフレームワークを決定します。 More
HTML/CSS・JavaScript
HTML/CSSとJavaScriptは、フロントエンドエンジニアになるために必須なスキルです。HTMLとCSSはWebサイトの外観を作成するために、そしてJavaScriptはWebサイト上で動的な処理を実現するために使用します。
TypeScript
TypeScriptとはMicrosoftが開発したフロントエンド向けのプログラミング言語です。この言語は、JavaScriptをベースに開発されているため、そのJavaScriptと互換性を有しています。
特に中〜大規模アプリケーションの開発を得意としています。
jQuery
フロントエンドエンジニアに必須のスキルとしてJavaScriptというプログラミング言語を紹介しました。そのJavaScriptは豊富なフレームワークやライブラリがあることで有名です。
その中でもjQueryは最も代表的なライブラリです。ある調査によれば、既存Webサイトの78%はjQueryが利用されているとのことです。
Vue.js
Vue.jsは、JavaScriptのフレームワークです。その中でも、高い人気を誇っています。
一般的にフレームワークは他のフレームワークと共存できなかったり、生産性が向上する代わりにさまざまな制約が発生するものですが、Vue.jsは部分的に導入できるという特徴があります。
React
Reactは、Meta社(旧Facebook社)が開発したJavaScriptのフレームワークです。
Reactの特徴としては、パフォーマンスに優れており、少量のコードで最新のUIを実現できます。また、再利用性に優れているため、開発生産性を向上できる点もメリットの1つです。
Angular
Angularとは、JavaScriptのWebアプリケーションフロントエンドフレームワークです。このフレームワークは、Google社を中心にエンジニア有志が開発をすすめています。
AngularはVue.jsやReactと並び、高い人気を有しています。
フロントエンドで知っておきたい保守・運用ツール
Git / GitHub
GitやGitHubは、ファイルに対する変更を管理するシステムです。開発関係の資料はもちろん、ソースコードなどをGitで管理することで、「誰が」「いつ」「どのような」変更を加えたのかを管理することができます。昨今の開発現場ではスタンダードなツールとなっています。
Jenkins
Jenkinsとは、開発の構築という工程に関わる作業を自動化・高速化するためのツールです。エンジニアにとってはメジャーなツールであり、スマホゲームを含むスマートフォンアプリ業界、アプリケーション開発にスピードが求められるWeb業界などは、Jenkinsがよく利用されています。
フロントエンドに関連するトレンド用語
UI/UX
UI/UXとは、スマートフォンアプリやWebアプリケーションの画面(ユーザーに見える部分)や、その画面を操作することによってユーザーが得る体験などのことです。どんなに素晴らしい機能を持っていても、UI/UXが悪いとユーザーはアプリに対してネガティブな感情を持ってしまいます。そのため、近年UI/UXは重要視されています。