1分で分かる!VirtualBoxとは?
ねぇねぇ、ジャバード先生。この前さ、VMWareっていう仮想化ソフトウェアについて教えてくれたでしょ?
あぁ、覚えているよ。たしかパンダさんが開発メンバーの環境構築を楽にしたいって話だったよね?
さすがジャバード先生!よく覚えているね!その仮想化ソフトウェアなんだけどさ、VirtualBoxっていうやつもあるの?
お、よく知ってるね。ことりん君がいうとおり、VirtualBoxも仮想化ソフトウェアの1つだよ。でも、いきなりどうしたの?
いや、この前インターネットを見てたら、VMWareとVirtualBoxの比較記事を見つけたんだ。でも、そこに書かれていた内容がよくわからなくてさ。
なるほどね。
だからVirtualBoxってどういうものなのかを教えてほしいと思って!
OK!じゃあ今日はVirtualBoxについて説明するね!
お願いします!
では改めて…。VirtualBoxっていうのは、仮想化ソフトウェアの1つなんだ。仮想化ソフトウェアにもいろんな種類があるんだけど、その中でもホスト型とよばれるものなんだよ。
えっと、ホスト型っていうのはどんな特徴があるんだっけ?
ホスト型というのは、実際のOS上に仮想的なOSを構成するイメージなんだ。ことりん君が使ってるパソコンのOSってなに??
ボクのPCはWindows10だよ!
じゃあことりん君のパソコンでいうと、Windows10がホストOSになるんだ。
ホストOS?
そう。そのホストOS上に、ゲストOSとして別のOS (マシン)を構築できるんだ。
ふむふむ…。ホストOSとゲストOSか…。
ゲストOSはWindowsである必要はまったくないから、LinuxやMac OS X Server、さらにはWindowsなども仮想化マシンとして環境構築できるんだよ。
あぁ、少し思い出してきた!だからボクのWindows10のPCの中に、いろんなOSの環境を用意できるってことだよね!
そのとおり!ちなみにホストOSとしては、Windowsはもちろん、Linux、MacOS X、Solarisなどに対応しているんだ。対応OSが多いのも嬉しいポイントだよね!
たしかに!でもさ、そんなたくさんのOSに対応するのって結構大変なんじゃないの??
まぁ楽ではないだろうね。でも開発元はOracleだから、資金も開発力も心配する必要はないんじゃないかな!
あぁ、VirtualBoxってOracleの製品なんだね!
そうだよ。厳密にいうと、もともとVirtualBoxを開発していたのはドイツのInnoTekというソフトウェア会社なんだ。そのInnoTekという企業を2008年に買収したのがサン・マイクロシステムズ社という企業だよ。そして、サン・マイクロシステムズも2010年にOracleに買収され、現在に至るというわけだ。
なるほど、いろんな歴史があったんだね。
オープンソースソフトウェアオープンソースソフトウェアとは、無料で使用・改変できるソフトウェアを指します。無料とはいえ、有償版と比較しても、遜色がないものが非常に多くあります。 オープンソースソフトウェアを採用するメリットとしては、信頼性が高いという点でしょう。日々有志が改修を行っています。脆弱性などが発見された場合も。また、当然ながら無料であるため、他の製品版のソフトウェアとと比較すると、大幅なコスト削減効果も期待できます ちなみにオープンソースソフトウェアの一例としては、Java、Python、PHPといったプログラミング言語、MySQLなどのデータベース、その他さまざまなソフトウェアなどが挙げられます。 More界隈では、いろんなことが劇的に変化していくからね。VitualBoxとVMWareはよく比較されるんだけど、どちらが優れているかっていうのはなかなか難しい問題ではあるね。
ジャバード先生ありがとう!VirtualBoxについてはよくわかったよ!
はーい!またいつでもおいで!
VirtualBoxとは?採用に役立つ基礎知識
VirtualBoxとは、Oracle社が開発している仮想化ソフトウェアであり、オープンソースソフトウェアとして公開されています。VirtualBoxを使えば、ホストOS上にゲストOS環境を構築できる「ホスト型」といわれる種類の仮想化を実現することができます。
OSレベルで仮想化できるため、異なるOS上での動作検証を可能にしたり、スナップショットと呼ばれる機能で簡単に環境を復元(構築)できるなどがメリットです。
一方でDockerなどのようなコンテナ型と呼ばれる仮想化技術よりも、メモリ消費が激しかったり、起動に時間を要する点などはデメリットといえます。
VirtualBoxを使うエンジニア
VirtualBoxは、インフラを構築するための技術です。そのため、インフラ(サーバー)エンジニアやインフラ(ネットワーク)エンジニアなどのエンジニアが使います。これらのエンジニアは、仕事として仮想環境でサーバーやネットワークを構築することもあります。
また、開発時にさまざまなOSの検証環境としてVirtualBoxを使うケースがあります。そのため、フロントエンドエンジニアやサーバーサイド(バックエンド)エンジニアなどがVirtualBoxを使用することもあります。
VirtualBoxを使うエンジニアの特徴と在籍業界
VirtualBoxを使うエンジニアの特徴は特にありません。また、在籍業界についても特定の業界に偏ることなく、IT業界全体に広く使用されています。
採用する時に知っておくとよいこと
VirtualBoxとVMWare
仮想化は、現在IT業界で注目されている技術の1つです。その中でもホスト型(ハイパーバイザー型に分類されることもあり)では、今回説明したVirtualBoxとVMWareが有名です。この2つの製品については、さまざまな比較がされることが多いですが、パフォーマンス的にはVMWare、オプションの豊富さや直観的な操作としてはVirtualBoxに分があるようです。
何れにしても、昨今のインフラエンジニアとしては仮想環境に関する構築経験は欲しいスキルの1つですし、開発側のエンジニアとしても重宝される経験だといえます。
求人のポイント
求人を作成する時は、下記の内容を求人に入れるとよいです。
1システム(サービス)の詳細
※特にそのシステム(サービス)をなぜ作っているのかを熱量をもって記載する。
2開発環境
3現在のエンジニア組織の体制
4現行システムの課題と募集の背景
5求められる業務と期待値
6エンジニアとしてのスキルアップ支援制度の有無と詳細
7エンジニアチーム内での相互成長のための仕組み(勉強会やLT会など)の有無と詳細
8選考フロー
9待遇
10キャリアパス
VirtualBoxの豆知識
VirtualBox関連の資格
VirtualBoxに関連する資格としては以下のようなものがあります。
・Oracle VM 3.0 for x86 Certified Implementation Specialist
Oracleが主催している認定資格です。Oracle VMに関する知識と経験が求められます。
LPI-Japanが主催している認定資格です。Linuxに関するスキルが求められます。この資格試験では、仮想化ソリューションの1つとしてVitualBoxの基本的な知識が求められます。
VirtualBox関連のイベント
VirtualBoxに関連するイベントとしては以下のようなものがあります。
オープンソースに関するカンファレンスです。VitualBoxに関連するセッションが開催されることがあります。